2010年12月9日木曜日

野球とベースボール

日本の野球では、何処かのチームで選手が球団からの1億円の提示を「高すぎる」として自ら辞退した記事が出ていた。仮に同じ事が米国で起こったらどうなるか。恐らくベースボールをデフレという暗黒の世界に引きすり込むとして、この選手にはバッシングが集中するだろう。

そんな中、日本人には理解しがたいベースボールの強欲システムに巻き込まれた楽天の岩隈。彼は「サバサバした」と応えていた。その通りだ。野球でもこれだけ違う日米の感覚。米国のベースボールはスポーツとしては日本人が考える健全で最高の場ではないのかもしれない。ただその様な社会の価値観と人間性の違いを利用し、当然のごとく日本の資金が米国債に流れ込む仕組みを構築した米国。日本が世界の中で賢く生き残る上で、今回の米国金利の上昇は貴重な経験だろう。


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