2013年5月16日木曜日

現実もディズニーワールド(真マネー原理プロから)

好調なディズニーの決算で95年頃を思いだした。当時CBOTのフロアーで、米国金利のビジネスをしていたが、後ろのアメリカ人が、誇らしげにディズニー株を持っていることを自慢してきた。

そこ頃ディズニーはヒットを連発。極め付きはライオンキングからの収入だった。しかし日本人からすると、あのストーリーはどう見てもジャングル大帝レオのパクリ。著作権に敏感なアメリカがここまで露骨な盗作をしたということは、日本がどれほどなめられているかがあらわなって腹がたった

そこで「これは盗作だ。必ず問題になる」と脅したところ、彼は利食いを出したらしい。丁度その後、グリーンスパンの「根拠なき熱狂」発言が出て株は一時的に下落した。意図せず彼から感謝された・・。

実は今は当時のリーインカーネーションの状態。グリーンスパンのように、本日あのルービニ教授が、ダウが15000を達成したことを受け、「大暴落が近い」宣言した。

さらに週末のアイロンマン3の収益が史上最高を更新。今のディズニー映画は、ミッキーマウスやライオンキングを卒業し、3Dの時代だ。あのアベンジャーズのキャラクターを全部持っている。(アイロンマン スパイダーマン 超人ハルク、サー、キャプテンアメリカなどなど)

映画として、これらの単体キャラクターで数百億円を稼ぎ、そして定期的に彼らを全部出してアベンジャーズシリーズを創ればしばらくは数千億円の収益が稼げる。そして極め付きはそこにスターウォーズが加わること・・。

こう考えると、現実社会で始まっている喧騒とは裏腹に、娯楽のパラレルワールドでは、若年層から大人までディズニーの支配が進んでいる。バブルの世界はディズニーワールド・・

その初期が始まっていた96年当時、ラインキングの盗作論について、手塚事務所の代表(確か息子さん)が「個人的には盗作だと思うが、世界に手塚治虫の世界が広がるのは好ましい・・」との発表があり、日米間の著作権問題にはならなかった記憶がある。

今から思えばなんと日本的だったか。この当時の日米関係と今のTPP交渉ははたして違うのか。淡々と日本からデイズニー株を買うとワークする気がする。(注、これは推奨ではありません。投資は自己責任で)
 

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