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世界を救う女性・・ワシントンポストのすごい見出し。言うまでもなく2016年に向けて動き出したヒラリークリントンを応援する記事。NYTIMESも今日はヒラリーの特集である。
ここまでのオバマ政権は、実質クリントンの3期目4期目だった。この結果に2008年にオバマ本人に希望を感じた人は失望している。そのオバマの再選を可能にしたのはデータだ。フェイスブックとの特別な関係も大いに役に立ったはず。
2012年の選挙でオバマ陣営は選挙のキーマンにデータ管理者を置いた。彼は再選の鍵は40代の白人女性とみていた。その多くは2008年にオバマに投票した。(50代より上の白人女性はヒラリー)しかし再選では最も予想が難しい浮動票になっていた。
彼女たちをターゲットにした選挙選では、オバマ陣営にジョージクルーニーとサラジェシカパーカーが駆けつけた。西海岸の40代の白人女性に最もアピールがあるのがクルーニー。東海岸ではSEX&CITYのサラジェシカパーカーだった。これもデータがはじき出した結果からだった。
「オーシャンズ11」以来、ジョージクルーニーとマットデーモンは似た様なフィロソフィーで映画に関わってきた(二人とも反共和党 反イラクの急先鋒)、二人ともオバマを応援していた。だがここにきてデーモンはオバマへの怒りを隠さない。
ハリウッドはシュワルツネッガーやブルースウイルス等の、いかにもの少数の共和党系を除けば、圧倒的に民主党の世界だ。2012年にロムニーの応援に回ったクリントイーストウッドは本当はリバタリアン。だからスパーボールのCMではデトロイトの応援をしていた。
そんな中、リチャードギアは、代表作の「プリテイーウーマン」への出演を「キャリアの恥」として昨年公開の「アービトラージ」に出たという。
彼はウォール街に支配された米国の現状に怒り、プリティウーマンでコーポレートライダーを演じたことを後悔したというのだ。だから新作ではコーポレートライダーを悪役として描き、プリティウーマンの恥を償うとしていた。だが映画は駄作だった。
そういえばオリバーストーン監督の申し出に「連作モノには出ない」という哲学をまげ、ガンの闘病を押してまで「ウォール街Ⅱ」に出演したマイケルダグラス。彼を動かしたのはストーン監督の熱意とウォール街への怒りだった。だが努力も空しく、映画はストーン監督としては珍しい駄作だった。
80年代の米国では、マネーに溺れる人を描くとヒットした。ところが今はどれも駄作になってしまう。ここが重要。アイカーンのアップル株買いに反応する株式市場。仕込んでからツイッターで発表、すると若いトレーダーは飛びつく・・。馬鹿げているが、アイカーンの「我が世の春」は続く・・。
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