2012年11月6日火曜日

米国の黒田官兵衛


           オバマを大統領にした立役者Dエクセルロッド氏
  
        いわずと知れた共和党のオズの魔法使い。カールローブ氏


フロリダでは共和党の選挙管理委員会が、事前投票の時間を打ち切ったため、民主党の地盤のマイアミで抗議行動がおきた。一方オハイオでは、民主党選官がスムーズな選挙を画策したところ、共和党の選官メンバーが投票の際の個人証明の義務付けを主張した。

当然ながら投票権は米国市民にしかない。だがそれ以外の人もこの国には大勢住んでいる。もしこれまであまり例がなかった本人確認で時間が取られると、時間切れで投票できないケースも考えられる。(NYタイムス)このように訴訟合戦は既に始まっている。

選挙がズムーズに行われればオバマが優位なのはずっとマネーが示していた(INTRADE)。ただこの時点でも45%の確立でロムニーが大統領になる可能性がある。2004年、日本人の自分に「投票に行かないか」と突然電話があった。それ以来、米国の選挙は「策謀対対策」の結果と考えている。

共和党はクリントン政権の8年を、第三次、第四次レーガン政権と呼ぶ。しかしレーガン以降の大統領選挙で共和党が勝ったのはカールローブがかかわった3回だけ。(92年のブッシュの再選に彼はかかわっていない)

これは世界史の観点で、世界は格差を広げた資本主義の修正過程にあるからだと考える。戦後先進国を支配したのは冷戦。米国ではその重しが適度な自制心となった。その頃は、民主党と共和党のどちらの大統領も、政策に今ほど大きな違いは無かった。

日本はその隙間で経済発展を遂げた。しかしその副作用で今ではアメリカなし外交を考える力が退化している。それどころか、激変するアメリカの本質を見ようとさえしていないようだ。

スーパーPAC法が通った今回、匿名の800ミリオンのマネーが選挙広告に向かった。この巨額マネーを取り合うメデイアには接戦が不可欠だったわけだ。一方とどまるところ知らないネガテイブ広告。このネガティブキャンペーンを最初に始めたのが88年のカールローブである。

レーガン政権後、冷静勝利にメドが立ったアメリカはここからずれていった。ローブは重石が取れた米国が次に何に反応するかを知っていた。パンと見せ物の「見せ物」を変えたのだ。

今回ロムニー陣営にカールローブは加わっていない。一方オバマにはデービッドエクセルロッドがいる。彼はオバマがヒラリーを破った時の立役者。彼はオバマの勝利に自信を示すが、カールローブと比べ非常なエグさは感じない。そこにロムニーもまだチャンスがある。

そういえば再来年の大河ドラマは黒田官兵衛だという。福島正則のような猛将でもなく、石田三成のような官僚でもないが、秀吉は黒田官兵衛を最も評価し恐れた。カールローブやデービッドアクセルロッドはまさに現代の黒田官兵衛。

昔から日本のメデイアはジャーナリズムの鋭さは三流、トレンドの把握は一流だと考えてきた。今年の大河ドラマも、日中関係の基本の再確認と、草食武士の衰退(平氏)。肉食武士の復活(源氏)という構成はよかった。

今時代は黒田官兵衛を必要としている。ならこのテーマの選択も面白そう。しかし清盛の視聴率は最低だった。今の視聴者をクリックできなかったのだ。(個人的にはソレでいいと思うが・・)

 そんな中で朝のニュースで、この30年で最もヒットした曲はSMAPの「世界に一つだけの花」だといっていた。なるほど。ここに現代日本の本質が凝縮されている。今マクロで必要なのは水前寺清子の365歩のマーチ。しかし個々のミクロでは、国家も企業も牧原敬之の作詞した、「NO.1 にならなくてもいい、もともと特別な Only one・・」という時代の策略が必要になる・・。


世界に一つだけの花

NO.1 にならなくてもいい
もともと特別な Only one

花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
爭う事もしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を笑かせることだけに
一生懸命になればいい

困ったように笑いながら
轉載來自 ※ Mojim.com 魔鏡歌詞網
ずっと迷ってる人がいる
頑張って笑いた花はどれも
きれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた
その人が抱えていた
色とりどりの花束と
うれしそうな?顏

名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顏をくれた
誰も氣づかないような場所で
笑いてた花のように

そうさ 僕らも
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を笑かせることだけに
一生懸命になればいい

小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから


       365歩のマーチ

ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー




しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
人生は ワン・ツー・パンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け ソレ
ワン・ツー ワン・ツー
NO.1 にならなくてもいい
もともと特別な Only one

La La La La La...




           
ワン・ツー ワン・ツー




しあわせの 扉はせまい
だからしゃがんで 通るのね
百日百歩 千日千歩
ままになる日も ならぬ日も
人生は ワン・ツー・パンチ
あしたのあしたは またあした
あなたはいつも 新しい
希望の虹を だいている
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け ソレ
ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー




しあわせの 隣にいても
わからない日も あるんだね
一年三百六十五日
一歩違いで にがしても
人生は ワン・ツー・パンチ
歩みを止めずに 夢みよう
千里の道も 一歩から
はじまることを 信じよう
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け ソレ
ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー

2012年11月3日土曜日

特別号 大統領選の真実 (真マネー原理プロから)

 
 
               オバマ6.25


               
ロムニー 3.25



上のチャートはオバマとロムニーのどちらが勝つかにお金をかけたINTRADE市場のプレミアムである。途中オバマが優勢だ、ロムニーが逆転した、ハリケーンでオバマがよかった・・などなど、マスコミは勝手に盛り上がっていた。
しかしメディアが主観的であるのに対し、お金は嘘をつかない。INTRADEではずっとオバマが優勢だった。そこで、日本の読者にも、知っているようで実は知らない米国の大統領選の真実をマネー原理プロから抜粋した・・。

< 269対269の考察 >

ところで大統領選が共和党の言う通りの接戦なら、オバマ・ロムニーの獲得代議員が269対269で並ぶ可能性もある。その場合にどうなるかのか。そこは米国を勉強するにちょうどいい材料。そこで大統領選の基本をお浚いする。

まず各州の代議員の数。これはその州の国会議員と同数。(下院435、上院100)しかし国会で議席を持たないワシントンDCに3票が与えられる。(DCは議員を出すが法案への投票権を持たない)よってトータル538。過半数の270を取れば勝ちだが、組み合わせによっては269対269の可能性があり、NBCの予想では今回その可能性が十分あるという。(過去下院が大統領を決めたのは1800年代に2回ある)そして各州の代議員数は州を勝った候補者が総取りするが。勝者を決める州法はどこもバラバラ。(例外はメインとネブラスカ、この二州は総取り方式ではない)

では同点になった場合はどうなる。まず憲法で大統領を決めるのは下院に権限がある。一方副大統領を決めるのは上院。共に投票である。ならば大統領と副大統領が別の党から出ることもありうる。下院の現勢力は共和党が優勢、だだし下院も改選される。だがそれでも同点の場合はロムニーが有利だ。なぜなら、大統領を決める下院投票では各州が1票。つまり下院議員が55人いるカリフォルニアと、下院議員が一人しかいないワイオミング、ノースダコダ サウスダコダ アラスカの一票は同じである。いうまでもなくこの4州の下院議員は全員が共和党。地域性からいっても民主党に負ける可能性は殆ど無い。

こうみると米国の民主主義のシステム、つまり選挙がいかに歪で不平等かがよくわかる。前述の4州では人口対比の下院定数は一人だが、合衆国を構成する州として上院の定数は二人。つまり下院議員が55人いるカリフォルニアと上院定数二人は同じである。上院議員は上級公務員の任命。条約の批准等の下院にない権限に加え、なんといってもフィルバスター(牛歩)で法案をつぶすことが可能だ。上院では人口50万人のサウスダコダと5000万人のカリフォルニアの上院の一票の格差など話にならない。これは当初東海岸の13州で始まったこの国の歴史の産物だが、何度も改正の動きを経ながら、そんな不完全を受け入れて米国の民主主義は成熟してきた。

ここが几帳面で単一国家、単一民族の日本が勘違いしやすいところだろう。それよりも、そもそも人口のGDPも米国の1/3がちょうどいいと考えている日本がなぜ国会議員の数だけは米国より多いのか。(米国の535に対して日本は722人、ちなみに給料は日本は米国の3倍)そこが一番不思議なところ・・。。






< フィスカルクリフは民主主義の産物 >

雇用統計は予想通りいい数字だった。だが今失業している人にとっては失業率の改善はGOODニュースではない。オバマ政権もそんなことは判っている。それでもいい経済指標の数字が欲しいのは、まだ決められない人にイメージを植え付けるためだ。

ただ日頃アメリカ人の多くはワシントンと無関係な生活をしている。日常では州で違う交通規則やバラバラの消費税の方が重要であり。これから家を買う人は、ノンリコースの州ならローンが払えなくなっても安心だ。そして万が一人を殺すようなことがあっても、テキサスで一人殺せば十分死刑だが、マサチューセッツなら30人殺しても死刑にならない(被害者に連邦職関係者がいない場合)。(注、イリノイはノンリコースでないので住宅ローン債務は他の資産とリンクされる)

つまり米国の大統領選とは、不平等で不完全な州ごとの決まりを容認しながら、ボトムアップで合衆国のリーダーという国家公務員を選出するプロセスだ。まさにこれこそ大同小異という民主主義の本質。だが逆に本来スムーズにいかないのが当然である。事実、建国当初から二大政党制が固まる頃の大統領選はスムーズではなかった。

選挙で代議員数が同点になるケースが大統領と副大統領で3回あった。1800年はトマス ジェファーソン(2ドル札)とアーロン バーが同点になり、議会を牛耳ったアレキサンダー ハミルトン(10ドル札)がジェファーソンに決めたことが、後にアロンバーが決闘でハミルトンを殺す遠因にもなっている。

その後徐々に制度も整うものの、テレビの無かった時代までの大統領選は事実上ミシガン湖より東のエリアの内輪の争い。1920年代、8年間もリベラル進歩主義者のウイルソンに牛耳られた共和党では、業を煮やした資本家やギャングが結託してハーデイングを選出した。

その際のマネーの暗躍はすざましいものがあった。知りたい人はケーブルTVのブロードウォークエンパイアを参考になるだろう。しかしそんなことは西部の牧歌的有権者は知る由も無かったはずだ。

同じように、金融危機後急速に社会主義化したこの国が、歴史上初めて黒人の大統領を迎えたこの4年間に対する様々な思いが米国人の心の底にある。それは単一民族で潔癖が当たり前の日本人の想像を超えたもの。

個人的にはハリケーンや経済指標を織り込んだ今もイメージは同じ。不正が少なくスムーズに選挙が進めば、INTRADEが示唆してきたオバマ優勢のイメージ。しかし重要州が接戦になった場合に共和党が簡単に諦めるとは思えない。ロムニーが潔くても周りは諦めないだろう。

また万が一同点なら、紹介したようにロムニーが圧倒的有利である。州よって選挙のルールは違う。最重要州のオハイオでは郵送による投票の受付は選挙が終わっても2週間有効。リカウントするかしないのか。最後は連邦裁判所にまで持ち込めば、泥仕合はどこまでも続く・・。

その場合の「フィスカルクリフ」が相場には一番恐ろしい展開だろう・・。

 

2012年11月2日金曜日


 

感動より食べ物をの時代へ・・

この写真もオバマにとっては一つの
2012-11-02 01:06:19 -

<アメフトラグビー> と <GMと松下>

市場関係者には雇用統計が予定通り出るかが大問題。一方オバマにとっては東海岸で予定通り投票が行われるのかが大問題・・・


2012-10-31 22:45:52 -

金融の人の証券オペ

SANDYの被害ははっきりしないが、オバマは今日明日と災害地に入って陣頭指揮を執る。このあたりややオバマには神風。しかし非常事態宣言がブルーステイトにとどまればたいしたことは無い・・。

2012年11月1日木曜日

商売のコツは統治のコツ

           アイデアや創造性に苦労したデイズニー

日本のニュースでスターウォーズの続編が出来ることが、アメリカ在住の映画評論家のインタビューも交え、あたかも全米でもビッグニュースであるかのような報道がされていた。ざっくりいって今の米国でこの話がそこまでのビッグニュースでアあるはずがないのだが、そのNHKニュースで、ジョージルーカスが30代の頃にあの宮崎緑(もう誰も知らない?)にこんなことを言っていた。

「You have to get audience either to laugh or cry, or very excite or very frightening. Those are element of successful・(映画が成功するのは、観客を笑わすか泣かせるか、さもなくば、凄く興奮させるか、とても怖がらせるかのどれかである・・。」

初めてスターウォーズが出た頃は映画好きの中学生だった。その頃のジョージルーカスは正直で、彼はスターウォーズが黒澤明の「隠し砦の三悪人」をベースした作品であることを隠さなかった。

当時黒澤明全集を見る機会がなかったが、後に同作品を観て、主人公のルークスカイウォーカーが三船敏郎、ヒロインのレイア姫が上原美佐、そしてあのロボット二人は千秋実と藤原釜足であることは明らかだった。

ところが3作目が出た頃からルーカスはこの作品が本来9部作であると言い出した。彼が途中で話を変えたたかどうかはどうでもよい。だがB級映画扱いで大物俳優もいない(ハリソンフォード無名ではなかったが、当時の彼こそB級の証明)スターウォーズは 一作目がヒットしなければ続編は無かったはずだ。

黒澤明は自分でシナリオに参加し、彼の名作からは個人的にも多大な影響を受けた。だが黒澤明が優秀なビジネスマンだったいう話は聞かない。一方でルーカスは3500億でビジネスを売った・・。

この話で思い出すのは、ソニーがIpodに2年も先駆けてデジタルミュージッデバイスを売り出したが、ソニーミュージックのビジネスを侵食する恐れから、ダウンロードを媒介にする同商品の積極展開に躊躇した経緯。

同時期、時代がハード商品を作り出す競争からソフトコンテンツを媒介にしたビジネスモデルへ移行すると予想したスティーブジョブスは、Ipodの前にITUNEで市場を押さえてしまうことを優先した。ここさえ押さえてしまえば、人はipodを買うしかないという戦略だった。

NHK特集では、当時ソニーの出井会長は、このリスクを判っていたが、国内では膨大な雇用を抱えるメーカーとしての責任。また子会社のビジネスが順調に儲かっていただけに、そのビジネスを侵食する決断は難しかったと回顧していた。

基本的に、ルーカスも、スティーブジョブスも、どうしたらビジネスで成功するのかというビジョンが明確だったのだと思う。ただそれはクリエーターや技術者としていろいろ経験したあとのこと。それはルーカスからビジネスを3500億で購入するデイズニーとて同じ。

これは有名な話だが、ウオルトデイズニーは勤めていた新聞社を「lacked imagination and had no good ideas (想像力がない)」を理由でクビになった。そして1921年にの独立してアニメ会社を設立したものの、商売は上手くいかず、ドッグフードを食べる暮らしが続いた。

1927年やっと思いでミッキーマウスをMGMに持ち込んだところ、「映画のスクリーンで巨大なネズミを見たら女性が怖がる・・」と否定されたしまったという・・ (参考添付WEB)。

http://www.hollywoodstories.com/pages/disney/d3.html

そういえば、ローマ人がギリシャをみて反面教師的に学んだことは「国民にはパンと見世物を」だったことを思い出した。

アテナイやスパルタなどのポリス国家は、国民に芽生えた民主主義の平等意識で参政と参戦をした。だが貨幣制度が生まれ、国民に貧富の差が出来ると、衆愚政治が起こって没落した。

アレキサンダー大王の後、そのギリシャに盛衰を観たローマは、国民には「パンと見せ物」を徹底。この国の建国の父もこのローマのコンセプトを取りいれたのが、今の大統領選の不平等な民主主義や、プロスポーツや芸能などの劇場型ビジネスモデルの根底にある・・。

2012年10月31日水曜日

いちば(市場)の活気

               東証ホームページから引用

             築地市場ホームページから引用

           CBOT WIKIPEDIAから引用

NY証券取引所は、明日平常通り取引を開始する事を表明した。昨日、今の電子取引の時代、ハリケーンでNYがストップしたからといって、他の市場にいろいろ言うのはおかしいと考えた。

しかし9.11の時もそうだったように、この国はどんな苦境でも「株式市場を人間が開く」ということに頑なにこだわっている。

そういえば、今日本に来る外国人観光客は、東証には行かないが築地市場にはいく。あそこは珍しい魚もいるが、何より人の活気がまだある。

自分も2000年代初頭までの、とてつもないシカゴの立会いピットのエネルギーを経験した人間。今の日本の株式市場を復活させるには、日銀の量的緩和ではなく、あの人間の活力が必要かもしれない。

なんでも米国のマネをする日本は、なぜ市場(いちば)の活気を大切するこの部分をマネしないのだろう・・。

2012年10月30日火曜日

真マネー原理プロから・・


マザー ネイチャー

CMEは今晩6時から電子トレードが開く。その決断には批判も出ている。世界の中心はまだNYであり、NYがこんな大変なときに、なぜドル物をやるんだと支離滅裂なこと言うNYの金融関係者が予想外に多いことに驚き・・


2012-10-30 06:06:50 -

269対269の考察

ところで大統領選が共和党の言う通りの接戦なら、オバマ・ロムニーの獲得代議員が269対269で並ぶ可能性もある。その場合にどうなるかのか。そこはこの国を勉強するにちょうどいい材料。そこで日本人が殆ど知らない大統領選の基本をおさらいする。


2012-10-30 00:48:59 -

組織劇一流、本業二流

Mウェーバーの伝記を読んだ時、彼が「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を出す前、欧州にくらべまだ二流扱いあったはずの米国を欧州人の彼が評価していたことに驚いた。彼は正しかった。

一方伝記によると、彼が米国のシステムで評価したのは資本主義だけではなかった。憲法の三権分立上は制限される大統領の権限に、米国は大統領令など補助的法律で柔軟性を持たせたことを評価していた。しかしソレがドイツのアダとなったのは皮肉・・

2012-10-27 01:31:57 -

相応の政治

この時期のハリケーンも珍しいが、名前の「サンデイ」もいい。自分の中ではあの「サンデイ」ワイルに比べれば、ジェイミーダイモンやブランクファインはまだ小さい。このハリケーン迫力は要注意だろう。



 

2012年10月26日金曜日

10年目の命日、


若い人がやらないから、80歳の自分がやらなければならない・・。 やはり石原さんには迫力がある。ところで、昨日10月25日はあの石井紘基民主党議員の10年目の命日だった。もう忘れさられてしまったのか。マスコミは取り上げない。ならここで取り上げる。

石井議員は10年前自宅で刺殺された。当初怨恨とされた事件は、犯人が獄中から、頼まれてやったことを白状した。この事件を追った古いドキュメンタリーを見て興味深いのは、石井議員が若い頃留学したソ連で、巨大組織の硬直がもたらす帝国の崩壊を感じ取っていたいた事。

国会議員に当選したのもちょうど冷戦が終わった1993年。民主党として官僚支配を打破し、真の市場原理を日本にもたらすと何度も口にしている姿は、どこの政党に属するかの次元ではなく、国のために何をしなければならないかということを命を賭けてやった姿は強烈な印象を残す。

もし暗殺の原因が黒幕のスキャンダルからの保身のためだったとするのなら、石井議員の目的がもっと壮大なものだっただけに残念。そしてドキュメンタリーの一番の衝撃は、暗殺後、ナターシャ夫人が、犯人への恨みの前に、(議員が目的を達成できず)日本国民に申し訳ないと謝っていたこと。ここは凄い。

日本がこれだけいろいろあっても平和ボケから抜け出せないなら、ナターシャ夫人の日本国民への謝罪は物悲しいだけだ。

これまでは「この国民にしてこの政治あり」だったことを、石井議員の10年目の命日に改めて自覚したい・・。

http://www.youtube.com/watch?v=dtIdmuVxkd8(このFNSのドキュメンタリーは秀逸)