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2012年10月26日金曜日
10年目の命日、
若い人がやらないから、80歳の自分がやらなければならない・・。 やはり石原さんには迫力がある。ところで、昨日10月25日はあの石井紘基民主党議員の10年目の命日だった。もう忘れさられてしまったのか。マスコミは取り上げない。ならここで取り上げる。
石井議員は10年前自宅で刺殺された。当初怨恨とされた事件は、犯人が獄中から、頼まれてやったことを白状した。この事件を追った古いドキュメンタリーを見て興味深いのは、石井議員が若い頃留学したソ連で、巨大組織の硬直がもたらす帝国の崩壊を感じ取っていたいた事。
国会議員に当選したのもちょうど冷戦が終わった1993年。民主党として官僚支配を打破し、真の市場原理を日本にもたらすと何度も口にしている姿は、どこの政党に属するかの次元ではなく、国のために何をしなければならないかということを命を賭けてやった姿は強烈な印象を残す。
もし暗殺の原因が黒幕のスキャンダルからの保身のためだったとするのなら、石井議員の目的がもっと壮大なものだっただけに残念。そしてドキュメンタリーの一番の衝撃は、暗殺後、ナターシャ夫人が、犯人への恨みの前に、(議員が目的を達成できず)日本国民に申し訳ないと謝っていたこと。ここは凄い。
日本がこれだけいろいろあっても平和ボケから抜け出せないなら、ナターシャ夫人の日本国民への謝罪は物悲しいだけだ。
これまでは「この国民にしてこの政治あり」だったことを、石井議員の10年目の命日に改めて自覚したい・・。
http://www.youtube.com/watch?v=dtIdmuVxkd8(このFNSのドキュメンタリーは秀逸)
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