2012年10月11日木曜日

5兆円のボーナス

http://youtu.be/_WrMWK-FJzU

添付はあの「 The Creature from Jekyll Island 」の作者 エドワードグリフィン氏。あまり人前に出る人ではないので貴重なビデオである。

この本はこのブログで紹介した。今も閲覧者が多く、横のランキングでは堂堂の2位である。個人的にこの本にであったのは2000年ごろ共和党レターの紹介だった。

1994年発表当初、アカデミアからは「陰謀好きな素人の空想」と批判された。しかしQE2を断行する直前、FEDは誕生100周年の会議をジェイキル島で開いた際、アトランタFEDのホームページでエドワードグリフィン氏の本が概ね事実に則していることを認めている。

さて、昨日NY州の会計監査局は、2011年のウォール街のボーナスの総額が60ビリオンダラー(5兆円弱)だったことを発表した。一人当たり平均36万ドル(2200万円)。これはボーナスだけであって年収ではない。給料を含めた年収は更に上をいく。

そんな中でNY州のシューマー上院議員は、昨日突然高額所得者への増税支持を打ち出した。彼は金融危機からの救済において、クリスドットやバニーフランクなどの並んで銀行救済法案の中心人物だった人。つまり本来は高給取りのウォール街の友達である。

違和感だったがこれでわかった。この会計監査員の報道が彼のスタンスを変えさせたのだろう。いくらウォール街がお膝元で献金があるとはいえ、NY庶民にとって、このボーナスがどう映るかは明白である。

いずれにしても、これでもFEDはQEを続けるということはどういうことかよく考えるべき。2008年の救済ではオバマを頼り、今は増税しないロムニーを応援する金融をコントロールできないこの国が最後どうなるか。

グリフィンのスピーチは、米国の未来象をついてるだろう・・。


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