2014年2月28日金曜日

国家の背骨 春山氏をしのんで




http://www.youtube.com/watch?v=SUZkBX6jjSg


NHKのニュースで、春山満氏が亡くなったことを知った。

最近は春山氏のYOUTUBEを見る機会がなかった。

そこで今年になってからの3回分を見た。(51回、52回 53回)

最終回は、氏の誕生日前日に収録されたものだった。

次第に体力を失っていく様子がありありだった。

最終回は、明らかに限界を悟った口調。

ソレでもメッセージを送り続けた春山氏に敬意を表したい。



1年ほど前、NHKのニュースに出た春山氏のメッセージは鮮烈だった。

日本にこんな人がいたのかと驚いた。

口調は厳しい。表現も遠慮しない。中には嫌いな人もいるだろう。

今回ネットでマスコミがどんな評価しているのか確かめた。

驚くほど、淡白で簡単なものしかなかった。

いつもマスコミをマッチポンプと批判していたので、マスコミも冷たい。

その意味では、春山氏をNHKが取り上げたのは賞賛したい。


個人的には、多くの点で同意できたが、すべてが同じだったわけではない。

ただ一番尊敬したのは、はっきりと、批判を恐れず、言うべきことを言う姿勢。

これは勇気がいる。有名人であればあるほどそうなる。 

FACEBOOKで「いいね」がほしい専門家が、自分の商売のために、世の中や、中には相場まで語っている時代、こういう人は今の日本にほとんどいなくなっていた・・。



最後の3回のどこかで、春山氏は背骨の話をしていた。

背骨の機能を失った春山氏は、最後まで、「国家の背骨」を心配していた・・



2014年2月26日水曜日

誰か引き取って


シカゴブラックホークスは、昨年のNHLのチャンピオン。ソチでは15人が代表選手となった。中でもアメリカ代表のパトリック ケインと、カナダ代表のジョナサン テウは母国でも中核選手だ。   

アメリカのカナダの決戦前、二人をはさんで、真ん中にジャスティンビーバーが入ったポスターがシカゴの高速道路に掲げられた。負けた方が、ジャスティンビーバーを引き取る・・

ジャスティンビーバーはカナダ人。彼に限らず、通常カナダ人は米国社会に完全に溶け込んでいる。自分でカナダ人であると言わなければ、米国人と区別がつかない。ある意味、カナダ人はずるがしこい・・

アメリカはカナダに負けた。ならアメリカが彼を引き取るしかない。
でも最近アメリカでは急に「ジャスティン ビーバー的」なものを否定するような雰囲気だ。

彼が引っ越してくると聞いたアトランタでは、反対運動が起こっているらしい・・

http://news.livedoor.com/topics/detail/8570643/

2014年2月25日火曜日

北の夜・・




そういえば東京の図書館でアンネフランクの本を破る出来事があった。事実はともかく、これも、北のせいになるのだろうか・・・・・・・・・                           

2014年2月24日月曜日

貧富の差の産物



 週末になると、10人前後の若者が銃撃で死ぬシカゴ。ギャングたちの溜まり場は、我々が暮らす郊外から車で20分程度南へ降ったところだ。                      
                    
ほとんどが麻薬がらみ。麻薬はメキシコから来る。Chicago Crime Commissionは、昨年アルカポネ以来となるパブリックエネミーNO1に、麻薬カルテルの総帥、グズマンを指名した。                       
13年前にメキシコの刑務所を脱走したグズマンは、その後メキシコの山中にこもり、カルテルを支配した。この間膨大な数のライバルのカルテルメンバーや警察官が、首なし死体となって道路にころがった。                                     

アメリカのFBI捜査官や、メディアで麻薬カルテルを糾弾した勇気ある女性ジャーナリストも複数が同じ運命になった。                                

そんな中でフォーブス紙は、世界に影響を与える金持ち100人に、近年メキシコからずっと同じ二人を選んでいた。一人はビルゲイツやバフェットよりも大金持のカルロススリム。そしてもう一人は麻薬王グズマンだった。                                  
                             
今回の逮捕は、オランダで拘束されたカルテルのメンバーの情報をきっかけに、次々に側近が逮捕され、ついに昨日、山から降りてきたグズマンは、街場のホテルに潜伏しているところを米国とメキシコ当局に逮捕された。                               

彼が街に降りてくる時は、ホテルとつながった6本の地下道を通ってくるとの情報をもとに、当局は待ち伏せをしていたという。                            

彼の逮捕は朗報。ただこれでメキシコの首なし死体が減る保証はない。ならシカゴの若い黒人が、バスケットボール選手になる前に、道端で遊ぶ小さい子供を巻き込んで無駄に死ぬこともなくならないということだ。                               

なぜなら、メキシコが世界NO1の金持ちのカルロスすスリムと、あのビンラデインを凌ぐパブリックエネミーNO1を抱えるのは、根本は同じ理由だと思う。それは度を越えた貧富の差。     
     
テキサス大学の試算では、メキシコのGDPの80%は、何らかの非合法ビジネスに関係しているという。CBS60ミニッツ)ならば、個人的にはカルロススリムとグズマンの違いが解らない。 

今ネットでは、メキシコで首を切られるカルテルのメンバーの動画が氾濫している。仕事がらその種の動画もチェックする。世界の現状を自分の目で確認するためだ。                             
その時一番驚くのは、残虐性よりも、殺されるのを観念したメンバーの静かな表情。多くが見た目は普通の老若男女。こんな連中に関わらなければ、こんなことにはならなかったはず。       
彼らの悲しい目からは、それができなかったメキシコの絶望を感じる。                           
バフェットやビルゲイツが豊になった時、アメリカも豊になった。でもカルロススリムが世界一の金持ちになった時、メキシコはそれまでより幸福になったか。                  

答えはノーだと思う。ただ米国在住のメキシコ人の友人は、この点を明確に語りたがらない。               
いずれにしても、究極の貧富の差。グズマンが逮捕されても、そこが変わらなければ、次のグズマンが支配する・・                                  

                                  

                        
                    

                     

                       

                        

                  

                     


                              
                            

                                 

              

                                 

2014年2月21日金曜日

女たちのドラマ






金メダルは、直ぐ其処にあった。

第三ピリオド残り3分まで、オリンピック3連覇中の宿敵カナダを完璧に抑えた米国。

1点を返したカナダは、残り1分半でゴーリーを引っ込め、アタッカーを入れて6人攻撃出た。

守りを固める米国。

フェイスオフからパックを奪った米国は、誰もいないカナダのゴールへロングショットを放った。

追いかけるカメラ。決まれば3点目。軌道の先を見たNBCの解説者は勝利を確信したはずだ。

しかしパックは数センチのポールに弾かれた・・

http://www.businessinsider.com/team-usa-gold-womens-hockey-canada-2014-2


2対1、米国リードのまま残り30秒。カナダの執念のショットが決まった。

オーバータイムも死闘。両チームが反則を繰り返す。ゴーリーを除いて3対3まで行った。

激しくぶつかる男とは違うが、女の執念には迫力があった。

そして逆襲から相手の反則で、パワープレーを決めたのは、またしてもカナダだった・・。

崩れ落ちるヤンキー娘・・


ソチでは日本の女性も活躍した。でもどこか日本的だった。

「スマイルジャパン」のショットをオウンゴールにしたロシアのゴーリー。本来なら日本がリード。試合の流れは変わったはずだ。しかしなぜかカウントはされず、抗議しなかった日本に驚く米国の解説者。第3ピリオド、ロシアに決勝点を決められた。

彼女たちにスマイルはなかった。

そしてカーリング女子は、1勝しかできなかった米国に、その1勝をプレゼント。大会を通してふがいない米国女子代表に、NBCの解説者は怒りをあらわにしていた。

「調子悪いスキッパーを変えないのは、最高のランニングバックがいるのに、へたくそなQBにパスプレイをさせているようなものだ。それでも日本はその米国にドアをオープンにしてくれている」と言っていたのが耳にのこる。

もしここで最弱の米国に勝っておけば、日本は決勝に進めたはず。ここでも律儀な日米関係・・

そして最後は真央。

この大会は異常だった。皆が真央の実力を知っている。しかしプーチンの思惑に加え、キムヨナVS米国の3人ばかりを取り上げる米国のNBC。

ここでもこの国での、今の日本人と韓国人の勢いの差を感じた。

そんな中「真央を忘れてはいけないわ」諭したのは解説のリプキンスキー。90年代、メデイアが圧倒的にミッシェル クアンに肩入れする中、金メダルを取ったのは彼女だった。

そして全力を出し切った真央のフリーが終わった時、歳がいもなく、涙が出てきた。

森元総理は「真央は必ず転ぶ」と思っていたそうだ。思っていただけでなく、世間に向かって口にした。

怒れ真央。これからは「いい人」でなくていい。五輪で勝つために足りないのは、そんな情念だと思う。

  参考:情念の力 http://marukano-gb.blogspot.com/2011/05/blog-post.html (横に添付)

アメリカのホッケー女子は、4度目の挑戦もカナダの壁に跳ね返された。

森さんを見返すために、真央は引退を撤回し、キムヨナの国に金メダルを打ち立てよ・・


2014年2月20日木曜日

皆がショック・・ (マネー原理プロから)


ソチから800マイルのウクライナの首都

                    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やはり、全会一致には、ミニッツの文面だけではわからない別の理由があると思う・・・・。


ところで、浅田真央が滑り終わった後、
NBCで解説をしたタラ リプキンスキー(長野の金メダリスト)は、
浅田の実力からすれば、トリプル・トリプルにしていれば、
それだけで13点は上だったといいながら、それにしても、あの採点(15位)はひどいと言っていた・・

アイスホッケーが負けてプーチンは大ショック。
日本はミゼラブルナな真央にショック・・・
株はラッカーにショック・・

2014年2月18日火曜日

長期投資の幻想

   When people say "I am investing for the long term", it means they are losing money.

                ナシーブ ニコラス タレブ (2・17・2014のTWITTERより)


< 不幸な国の幸せな投資家 >

その国では、株を上げるのは国策。
だから、そのために、その時々で、いろんな人が、いろんなことを考える。
でも副作用として、貧富の差は広がる。

一口に貧富の差といっても、所得の差、資産の差など様々。
資本主義では格差は必然。ただし(金持ちになる、投資家になる)機会に過度な差がうまれると、その国は崩れる・・(学費の異常な高騰など)


< 幸せな国の不幸な投資家 > 

その国では、株が上がるのは正しい政策の結果だとされる。
だからそのために、正しいとされる政策に拘る・・

一方で、政策の結果、格差が拡がりすぎることは許されない雰囲気が強い。
金持ちをもっと金持ちする政策への抵抗。
何が何でも株を上げたいのか、それとも下がってもしかたがないと思っているのか。

途中で迷う国に置き去りされる投資家たち・・


個人的にはどちらでもいい。
自分の目指すところや自分の価値観と場所が違わなければ・・。


一方で「長期投資は正しい」という考えがある。
自分なら、前者の国でしか長期の投資はありえない。

なぜなら、自分にとっての投資は、たとえ長期でも、生きている間に実を結んでほしい。
しかし自分の生きている間を長期などいうのは、本当は歴史に対する冒涜。うぬぼれだ。
だからこそ、国策として株を上げる国でしか長期の投資もありえない・・

本当は、生きている間の投資に長期も短期もないと思う。
生きている間にあるのは、儲かるか、儲からないかだけだ・・

今は成長(DEMAND)が乏しい。
パニックが終われば、残るのは流動性のじゃぶつき。
そこに生まれるのは成長ではなく変動(ボラテイリテイ)・・

幸せな国の不幸な投資家は、ここでも不利。
なぜなら、幸せな国の市場は、性善説で覆われている。
「悪者」扱いの「変動」へのツールや精神的な備えは乏しい。

にもかかわらず、性善説の語り屋は、グローバル化は正しいと主張している・・

そういえば、アベノミクスを過去の経済学や金融論で語った人も大勢いた。
職業なので仕方がないが、相場ではどうでもいい。

起こったことを後から素人に解説し、中には、株が上がっている間は、
自分は正しかったようなことを言う・・。

アベノミクスは学問ではない。アベノミクスは政治的決断だったはず。

あまり知られていないが、安倍さんは政治家になる前は証券マン。
ここで安倍PUTを出せるかどうか。政治家としての安倍さんに注目している・・。