プライベートでは人間誰しも誰かの悪口を言う。仮にソレを録音され、公表されたらどうなる。世間は怒涛の怒り。でも被害者はどちらだろうか・・。
クリッパーズのオーナーは、常日から人種差別発言を繰り返していた。また若い愛人との感情のもつれなど、日本的に言えば彼の不徳のいたすところだ。
しかしこれでNBAから永久追放。さらにチームを強引に売却させるような圧力は、ペナルティーとして異常な厳しさだと思う。
個人的には、単純に人種差別に対する制裁だけでなく、そこまでしなければならない今の米国の別の雰囲気を感じる。それは庶民に蔓延する漠然とした貧富の差への不満。
今回の迅速で厳しい処置は、それが、他の大金持ちや、その金持ちに支えられる為政者たちがとばっちりを食わないようにするガス抜きの思惑もある。
日本はまだ金持ちを攻撃するような雰囲気はないが、もしアベノミクスのインフレ政策が裏目に出ると、早晩同じようなことになる可能性もある。
お隣の韓国では、大勢の高校生が亡くなったフェリー事故の報道は、大金持ちだという船のオーナーの責任が問われるような雰囲気になっている。
第二次世界大戦前と同じパターン。これも予想通り。そんな中でやっぱりNHKは相場観がいい。今回の朝ドラでも、主人公の父親が当時を微妙にインプットしている。
ただし今回は戦争をしないなら、負けるのは、役割を終えた資本主義かもしれない・。
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