http://pro.cnbc.com/cnbc_player.asp?sid=9&pid=23&id=3000255275
(上ビデオクリップから)
僕はバブルの頃にビジネスを立ち上げた。最初のピークで時価総額は20兆円までいった。
その瞬間、3日間だけあのビルゲイツを抜いて、僕が世界一の金持ちだった。3日間だけ・・
でもバブルが崩壊。あっという間に時価総額は1/100まで下落した。(2000億円)
その時価総額のなか、ブロードバンドビジネスを始めた。(YAHOOBB)。
どん底なのに、政府が株を持っていた巨人、NTTに勝負を挑んだ。
周りは、あいつはクレージーだといった。
そして、初年度、時価総額の半分の1000億の赤字を出した。
その後も4年間赤字を出し続けた。ソフトバンクはいつ倒産するのか。噂になっていた・・。
でも4年後、ついに黒字になった。その勢いで、今度は2兆円でボーダフォンの買収を決断した。
周りはまたあいつはクレージーだといった。今は、クレージーはほめ言葉だと思っている・・
http://pro.cnbc.com/cnbc_player.asp?sid=246&pid=23&id=3000253689
(上のビデオクリップ2から)
アメリカ人は、いまだに一秒間に5MHの遅い携帯電話を使っている。
日本は平均で20MH.。僕たちはアメリカで200MHのサービスを計画しているが、
東京では700MHのシグナルに着手している。
東京では700MHのシグナルに着手している。
アメリカの携帯電話はATTとべライゾンの寡占状態。この2社の利益率は高い。
株主はハッピーだろう。でもこんな遅い携帯電話を、価格転嫁で毎年値上がりするしかないアメリカはおかしい。
アメリカは、(先進国で)一番遅いブローバンドを、一番高い料金を払っている。
テクノロジーが進歩すれば、価格は下がらなければおかしい。下がらないのは世界でアメリカだけだ。
僕はこのアメリカに一石を投じた。でも最後はアメリカ人が決めることだ・・。
上のビデオクリップからは、アメリカにここまで堂々とモノをいう日本人に、
CNBCのマークファイバーも、度肝を抜かれたのがよくわかる。
いぜんここで紹介した 「人生にヨロコビを」。英雄伝説・・やっぱり孫さんは凄い。
http://marukano-gb.blogspot.com/2012/10/blog-post_13.html
ただアメリカは変幻自在。
特にオバマ政権の今は城山三郎が「勇者は語らず」で描いた国ではない。
そんな中で、アメリカの政治経済からの金融市場の分析を生業にしているプライドで言うと、
今回の孫さんの野望は、オバマ政権が潰すだろう。
日本では、先週ドイツテレコムが、孫さんの(スプリント)に買収に応じるか判らないという記事があった。
だが、米国当局が孫さんの買収に待ったをかけるだろうという記事は、一ヶ月前のNYTIMESにあった。
ヘッジファンドはそのときに既に動いたはずだ。
そして、今日のwポストに、2005年~2007年にかけて、GMの欠陥車が13人の命を奪ったが、
ブッシュの末期とオバマ政権は、(倒産したGMを立ち直らせるため?)黙認した記事がある。
http://www.washingtonpost.com/business/economy/us-regulators-under-fire-for-inactivity-on-gm-recall/2014/03/10/727df738-a866-11e3-8599-ce7295b6851c_story.html?wpisrc=nl_headlines
この欠陥を今になって報告したGM。
同じ頃、ターゲットになったのはトヨタだった。
すこし前、ここでトヨタの豊田社長が、
アメリカにビジネスで殴りこみをかけた孫さんをどう見ているか・・としたのはその意味だ。
いずれにしても、困難が大きければ大きいほど、
それに挑戦するのが孫さんにとっての「人生のヨロコビ」なのだろう。
英雄とはそういうものか。
でもアメリカは日本とは違う。ATTやべライゾンは日本のNTTとも違うだろう。
オバマ政権でなく、次の共和党政権まで待てなかったのだろうか。
孫さんが敗れた場合の日経225の乱高下を覚悟しつつ、
個として、堂々とアメリカに挑戦した「日本人」の勇気と度胸が報われることを祈りたい・・
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