2013年5月12日日曜日

アメリカでの日韓の国力

アメリカにはミツワ(旧ヤオハン)と呼ばれる大型の日系スーパーが、NY シカゴ LAの3箇所にあり、昔から日系社会の中継点になっていた。しかし近年、シカゴのミツワの主力顧客層は日本人ではない。裕福になった韓国人中国人が、上品な日本食を求めて来店するようになり、逆にこちらでもデフレの影響を受ける日本人は、安さを求めて韓国食材店に行くようになった。

そうはいっても、彼らのハングリー精神に衰えはない。170万といわれる米国に暮らす韓国人の多くが戦後が本国を逃れた移民であるの対し、米国に暮らす日本人50万の中、半分以上がハワイとCAに暮らす戦前からの移民(第一世代のみ。米国人世代を入れると130万前後)のこりは駐在員だ。このあたり精神力の違いは米国ではより顕著になる。

日頃、個人的にも韓国系移民との接点は多い。女性はともかく、男性はほぼ全員日本人が大嫌いだ。正直、彼らの反日感情はどうしようもない。ただし上手くやっていく方法はある。心から仲良くなる必要はない。日本も韓国には過大な希望を持たず、現実路線でいくしかないと思う。(中国には、そういうわけにいかないと思うが・・)

アメリカにきた頃、アイリッシュを英国人と区別せず、とてつもない大顰蹙をかった。この経験はその後、世界史の重要性を学ぶ上で原点になった。アイリッシュと韓国は似ていると思う。しかし英国と日本は似ているようで似ていない。とくにアメリカを客観的に見極める力で・・

そんな中、先日のNHKのNC9は良かった。韓国の反日ロビー活動の実態かよく出ていた。そしてそれに反応する米国も。これでいざという時にアメリカを頼っているのが間違いだと気付いて、日本は精神的な自立へ進むのか。それともまんまと韓国側の思惑通り、日本は更に凹むのか。アベノミクスとアベノリスクを天秤にかけ始めたアメリカが見えた。                                                

あたりまえだが、アメリカはバカではない。政権と議会は違う。いざとなったら、韓国と日本のどちらの国力が米国にとって大切か。そんなことは言うまでもない。ただし日本は精神的に独立するそぶりを見せないと、韓国の戦略に負けるだろうし、アメリカにとっても、真の同盟を考える存在にならず、「アジアでの国益のヘッジ国」の扱いのまま終わる・・。

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