2012年10月6日土曜日

ヘミングウェイとベースボール 



            (ブラックソックス事件の黒幕 ロスタインの実物 数々のギャング映画や、華麗なるギャツビにも登場)
 
 
 
(経済指標を捻じ曲げて選挙戦を有利にしようとしていると批判されるオバマ大統領)
 
 
 
今日はこの後ダルビッシュがプレーオフに登場する。一昨日はヤンキースの優勝決定戦に黒田が登板した。黒田・イチロ・ー松坂のそれぞれの人生の瞬間をトップニュースに持ってきたNHKの9時のニュース。

野球において日本人もこのレベルまで来たということを日本国民に知らしめる意味で粋なはからいだった。
ところでそのベースボールをヘミングウェイは、「一度もスポーツだと考えたことはない」という皮肉な表現をしている。
 
若い頃にはブラックソックス事件があり、シカゴ出身のヘミングウェイとしては、地元のチームの前代未聞の八百長に衝撃を受けたのかもしれない。
 
(ブラックソックス事件。 ホワイトソックスがニューヨークのギャングAロスタインの買収でわざと負けた事件。ロスタインはホワイトソックスの負けに賭けて大もうけ。一方でシューレスジャクソンなどホワイトソックスの選手は追放になった・・。)
 
実は個人的に今日の雇用統計の大騒動(オバマ政権が仕組んだデタラメ論)で、このヘミングウェイの皮肉さを思い出した。
そもそも英国スポーツが教育の一環として始まったに比べ、米国スポーツが労働者のエンターテイメントとして発展したことは何度も紹介した。
 
エンターテイメントに必要なのはスーパースター。また見て楽しければ許されるという大まかさもあり(プロレスがいい例)、相撲の厳格さや駅伝の自己犠牲を尊ぶ日本人とは根本的にスポーツに対する価値観が違う。
そしてスポーツにエンターテインメント性を求める事で、米国のスポーツは産業として比類なき発展を遂げた。結果、現在は世界のスポーツビジネスは殆どが米国モデルを追随している。
 
しかし80年代にスタインブレナーのヤンキースが起こした革命は、政治経済でレーガンが起こした大変化と同じく、華々しい世界へ飛躍すると同時に、ステロイドの横行や、勝利を逆算で考え、途中は違法でなければ何でも許されるといった「やったモノもの勝ち」の風潮を蔓延させた。
 

更に巨額マネーは欲を生み、今年はNFLのストライキがミスジャッジの大騒動を起こした。先週はアイスホッケーも選手とオーナーの折り合いがつかず前半の試合が全てキャンセルとなった。

 
このような4大プロスポーツのストライキは、ミリオネィラーとビリオネィラーの喧嘩と揶揄される。しかし彼らを潤しているのは貧しい庶民だ。ここにこの国の格差の本質がある。
 
建国の父は国家経営に格差は必要と考え、米国の国づくりにローマ帝国から多くを取り入れた。よってコロシアムで庶民がウサを晴らしたのと同じ効果がある米国スポーツに違和感はない。
 
同じ意味で、マニピュレートされた経済指標があったとしても違和感はない。結果的に国がよい方向に向かえばよい。だが、今の米国が向かっている方向がいいかどうかは別問題である・・。


2012年10月4日木曜日

ダブルダウン。 オルフェーブルからロムニーへ


さて、今晩からオバマとロムニーの討論が始まる。支持率の世論調査では、オバマ49% 対 ロムニー46%である。

選挙の専門家によると、この3ポイント差は同じ3ポイントでも、例えば45%対42%より圧倒的にオバマの優位性を現しているという。

個人的にはその説明にクリックしなかったので詳細は書かない。それでもロンドンのブックメーカーによると、オバマの優位性は明白である。

オバマへの賭け率は現在「460対100」これは、460をかけてオバマが勝っても560ドルしか戻ってこないという意味。もし負ければ当然460ドルを失う。

一方ロムニーは「100対360」。ロムニーの勝利は今なら100でブックメーカーは引き受ける。もし彼が勝てば460が戻ってくる・・。

ここで面白いのは、ロンドンは米国大統領選の賭けをやっているのに、ラスベガスはやっていないこと。

ラスベガスでは、グリーンベイ対シアトルのフットボールに1.5ビリオンの金が乱れ飛ぶ一方で大統領選への賭けをやらない。これは理解できるような出来ないような・・。

凱旋門では日本のオルフェーブルが一番人気らしいが、オルフェーブルで勝ったら、そのままロムニーにかけてみるか・・。

<読者の皆様へ>

今後、有料版 <マネー原理プロ>拡充のため、こちらの記事も徐々に移行します。何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

ご参考<マネー原理プロ>から

先走り相場の逆襲

今の株や債券の値動きはつまらない。ただ頭を使う意味で、今日の相場はよいサンプルだった・・


 
2012-10-04 08:13:24 - 日記

流動性とボリュームの違い

英語で「FED UP」は「もういらない」の意味だが、・・



 
2012-10-03 23:26:28 - 日記

循環と郷愁

昨日ゴールドの強気を言ったが、

 
2012-10-02 21:46:00 - 日記

米国10年債1%割れまでの過程

QE3は40ビリオンではなく、・・
 
2012-10-02 00:32:23 - 日記

ゴールド主導・・

先週でゴールドのゴールデンクロスは//


 
2012-10-01 22:19:51 - 日記

RATS EAT RATS

RATS EAT RATSとは、アルゴリズムが共食いを・・・
 
2012-09-28 23:18:38 - 日記

使いきったスペインと活かした英国

SPの50日移動平均と大統領選のジンクス・・・

 
スペインを考える時、なぜこれまでワールドカップを勝てなかったのか不思議だ。個人的に出した結論は資本主義経営の稚拙。クラブチームとしてバルセロナやレアルマドリッドが世界最高であることに疑いはない。

だがその経営を見ると英米のプロスポーツチームとかけ離れている。これは大航海時代のスペインと同じではないか。フィリッペ2世の頃のスペインは世界最強だった。だがあっという間に没落してしまった。

世界史上の一般論は、後に覇権を確立した英国との違いとして植民地の経営力を挙げる。スペインは米国大陸から圧倒的な銀を手にしながら、それを散財したら繁栄も終わった。

一方英国は植民地経営に資本主義を導入した。現地の安い労働力を活かし、彼らを一定レベルまで引き上げることで、税を操り、自国の製品を買わせるというシステムを編み出した。まさに資本をどう使いきってしまううかではなくどう活かすか・・。

マンUの経営とレアルの経営にはいまだにこの差が残っているように思えるが、このあたりは日本企業がこれから中国にどう対処していくかを含めてもう一度振り返る必要があるだろう。

いずれにしても、使いきるスペインと活かす英国・・スペインはワールドカップは制したものの、アメリカから眺めていて、そのDNAが変わったかは疑問・・。

2012年9月29日土曜日

ライダーカップという本番(真マネー原理プロから)

ところで、今日のシカゴは晴天。本来ならライダーカップを見に行きたいところ。舞台となるマダイナは中西部を代表する王道コースである。ライダーカップが他の大会と異なるのは、本来は個人競技のゴルフがナショナリズムに包まれる点だ。まさに時流にふさわしい。しかしそう考えと、欧州問題はこのあとはどんな協調があるのか。協調は達成したはずだ

2年前、ギリシャに端を発した危機の本質は、最終的に中央銀行に無制限救済(FED)というPUTを得るため、政治的協調までの紆余曲折だったと考えている。欧州ではドイツの協調をどう引き出すかをずっとやってきたわけで,そのコンセンサスまでの道程が相場だった。そして、前回のドラギでとりあえずの目標に達した。ならばその後で起きる暴動はどうするのか。

政治的処方箋が定まったにもかかわらず、暴動が起こるのは、その処方箋を待てず、我慢できないという暴動である。こうなると、政治ではなく軍隊の出番。そう、世界はいろんなところで実力行使の段階に入りつつある。

人間社会は周期的に破壊が必要かどうか。その答えはまだ早い。ただ平和になれたゲーム感覚世代の先進国がここからの局面にどう行動するのか。(例えばアルゴリズムのなど)

世界史は、理性は感情に負け、そしてその後は実力(武力)が答えだったことを否定しない。平和思想や人間の幸福を説く知恵は紀元前から存在する。だが、その後何が起こってきたかをみれば明らかである。

そんな中、アメリカではオバマはオハイオとフロリダで10%以上のリード広げた。本来ならこれで決まり。ただ直接の討論をきっかけに、似たような劣勢から一ヶ月でカーターを大逆転したのがレーガンだ。

レーガンは決して討論が上手かったわけではない。だが重苦しい雰囲気の当時、米国人に厳格な正論を押し付けたカーターに対し、レーガンは未来への希望をクリックした。そしてそのメッセージ能力(演技力)はその後の世界全体のピクチャまで変えてしまった。

こんな世紀の大逆転を今のロムニーに期待するのは無理。なぜならオバマもロムニーも同じ方向性の能力で、それも互角だからだ。個人的な関心はもはや米国内の反オバマ勢力が、オバマのもう4年が決まったあとでどうなるか。とても平和的とは思えない。

アメリカでも、金持ちも貧乏も我慢の限界が来ている。この点に関し全く織り込みはされていないが、一つ目に浮かぶのは、米国内が分裂したあと、誰も責任持たなくなったこの国のソブリンを最後まで抱えているのが誰かということである・・。

本当の本番へ準備するときか近づいている・・。

2012年9月28日金曜日

商工農士国家の窮地




当然といえば当然。経団連が「領土問題は存在しない」一辺倒では、問題解決にならないといい始めた。これで国民も傾くだろう。やはり尖閣は共同管理か。一方中国は手を緩めない。今日のNYTIMESには、これまで見たこともない大広告が「中国日報」によって打たれた(添付)。

そもそも今週の国連の主役はネタニヤフとアフマネネジャド(イスラエルとイラン)であって野田首相ではない。そして、第二位の資金負担国の日本にいまだに国連では「敵国条項」が適用されるなか、米国本でも中国は先手先手で攻め立てる。

戦後の日本には、おとなしくしていれば時間が解決した「周回遅れの妙」が多々あった。だが平時における駆け引きの鍛錬を怠ったつけは、米国が日本の庇護を躊躇するようになった今日本に重くのしかかる。

昨日のNHKニュースでは、アーミテージに「米国はどちらの味方」なのかと尋ねた記者が、「日米は同盟関係だが、だからといって日本が勝手なことをしていいというわけではない」といわれてしまった。NHKは数年前、アーミテージから「同盟とはお互いに血を流すこと」といわれた事からすれば、青天の霹靂だろう。

それよりも、今の米国を問うのになぜアーミテージなのか。NHKではマイケルグリーンなどという人物が日米関係でしゃべっている。この二人はいつ来るかわからないブッシュ時代のような共和党支配に向けて必死で自己を大げさに見せているだけのレベル。ここではそんな人物より、パックンの話を聞いたほうが言いとずっといってきた。このごに及んで今の米国で無価値の知日派に意見を聞くのはナンセンス・・。

戦争は起きないが、この情勢で日本は目を避けている時ではない。危機対応として、中国に負けずに次次に手を打たなければならない。ただその前に、今の日中間系は、今の日米関係の結果でもあるという本質を考える必要がある。個人的には、日本が独立し米軍が日本から出て行くのが決まれば、オスプレイはいらないし、何よりも中国の日本への態度が変わると考えている。

しかし、米国の庇護に頼り、中国からも利益を得ようとしてきたことに違和感を感じなくなった小作人根性では益々日本は追い込まれる。国家として、ポスト吉田茂 ポスト サンフランシスコ講和条約への指針を示す時が来ている。時代は士農工商へ。それが日本の商が生き残る道。

 

2012年9月27日木曜日

銀行員審判

一昨日NFLで世紀の大誤審をしてしまったランス イーズレイさんの本業は銀行員だった。評判はまじめなクリスチャン。

これまで高校レベルのフットボールとバスケットボールをふいていたという。NFLはストライキに入ったままのオフィシャル審判団の補充に、国内からイーズレイさんのようなセミプロを集め、短期の特訓後公式の試合を吹かせている。

その試合に1.5ビリオンの賭け?。何かがおかしいとして、一番の被害者は実はイーズレイさんかもしれない・・。

2012年9月26日水曜日

究極の誤審


http://www.businessinsider.com/why-seahawks-packers-call-was-wrong-2012-9#ooid=k0cXJ5NTrlv-7BFGgBCSgTq1qG2ExnQ1



アメリカから正義を学んだ立場として、この国で最初に直面したビザー(奇異))はOJシンプソンの判決だった、次があの権威ある大統領執務室でアシスタントと性行為に及んだことがばれたクリントンが大統領職を全うしたこと。そしてブッシュがゴアから大統領を掠め取ったこと。さらに、第二世界世界大戦後も様々な無駄な戦争を繰り返したこの国が、あのデタラメなイラクの大量殺戮説を前提に、ほぼ満場一致で議会はブッシュに戦争宣言を許したこ事など。

重要性では比較にならないが、昨日ラストプレイで、シアトルがグリーンベイから勝利を奪い取ったあのジャッジも同じくらいビザーだった。審判のミスは多々ある。しかし早くにビデオ判定を取り入れ、抗議を認め、恐らく世界中のあらゆるスポーツの中で、民主的でフェアであるべき姿を追い求めたアメリカンプロフットボールでこんな判定が下るのは驚き。一体どうしたのか。

結果、ラスベガスでは$1.5ビリオンの変動があったという。CNBCによれば、パッカーズ勝利にかけた個人が150ミリオンを失い、NFLを訴える準備に入ったという。これは昔なら命に関わる話。ここで何度か取り上げた1920年代の狂乱を描いたHBOのブロードウォークエンパイアが最終シリーズを迎えたが、癒着する共和党支配のなか、実在したNJのトレジャラー ナッキートンプソンがつかまるまでが描かれる。これは1920年代を学ぶ上で必見(日本でもWOWWOWでみれる)。

トレジャラーという公職の立場でありながら、東海岸の密造酒を支配し、事実上後に米国のギャングの元締めになっていくルチアーノやカポネを小僧のように使う彼には様々な有力者が集まる。殺人など朝飯前。彼は最後は有罪になるが、パートナーだったのがブラックソックス事件のロスタインである。事件は、ロスタインが実力的に優位にあったホワイトソックスの選手に八百長させ、わざと負けさせることで巨額の利益を得た事件。(フィールドオブドリームがいい)ロスタインはその後殺される。この事件の主役、シューレスジョージャクソンは世間から去るが、結果彼のサインは今あまりにも希少なため、サインの価値はベーブルースも及ばないメジャーリーグで最高である・・。

今はこの国では国民の半分が年収3万ドル以下で暮らし。そして彼らはの銀行預金は100ドルにもみたない。(参考添付資料)その一方でこれだけ派手な話が存在する。何から何まで徹底的にアメリカらしい・・。

2012年9月25日火曜日

日中戦争とアメリカ


さて添付は今週のエコノミスト誌の表紙。タイトルには「Could China and Japan really go to war over these?」とあり、実物の表紙では亀が「sadlly yes」とささやいている。(日中は尖閣で戦争までいくの?残念だがそうなるじゃない・・とカメがささやく)

今は日本人の殆どがそうは思ってはいないだろう。そして頼みの米国では、記事の中で、パネッタ長官が、形式的には尖閣が日米安全保障条約の対象であるといいながら、匿名の米軍高官の話として、「アメリカはあんな岩のために戦争はしない」とワシントンポスト紙に洩らした事を指摘している。中国はそれを承知で日本を攻めたてている。

歴史の浅い米国でも、人間社会は同じ歴史を単純に繰り返すことはないが韻を踏む。という有名な格言がある。今年のテーマにした「4THターニング」で、欧州危機の構図も、基本はドイツ対欧州大陸に米英が絡む戦前と同じ構図ではないかとした。

同じように、極東は米中が協調して、実は日本がプレッシャーを受けるタイミングになっていたのかもしれない。しかしまだ多くの日本人はどんな時も米国は日本の味方だと考えている。自民党の石原幹事長は、この期に及んで日米同盟が基本だといっている。(林氏のことはしらないが、どうやら最も米国の実態を知り、国際情勢を知っている様子)。

もしロムニーが勝てばその通りだが、オバマ政権が続けば、米政権は中国を飛び越えて日本の味方はしない。

これまでもアメリカが国家として国際関係で豹変することは何度も紹介してきた。日本では1930年代の米国には、チャーチルよりもドイツを支持する人がそれなりにいたことは教えない。(ヒトラーを支持したわけではないが、)

また第一次世界大戦後、国際連盟を造った立役者の米国と当時のウイルソン大統領が、米国内の中間選挙の敗北で、米国自身が国際連盟に参加しないという珍事を残したこともあまり知られていない。

ここが常々米国の大統領選挙は血を流さない内戦であり、また大統領選挙より世界に影響を与える事象はないとずっと言ってきた所以だ。

いずれにしても、日本のためにはオバマは再選を果たし欲しい。そうすると、日本が米国に抱く甘えは幻想であり、自立しなければならないことが明確になる。

日本人が覚醒し、更にオバマが再選を果たすことによって、世界は益々社会主義化し、資本主義の終末が明確になる。それにより逆に資本主義の良さが回顧され、そのために必要な規律の回復に繋がる事を個人的には期待している・・。