2012年11月29日木曜日

一燈照隅 について


 「昨日の嘘つきが明日の責任を語るな!  なぜ日本はこんな弱くヘナチョコになったのか!」                              
                                 春山満さん

20代から筋ジストロフィーの難病と戦いながら、年商6億円のビジネスを育てた春山氏。どこかで観た程度の人だったが、NHKのインタビューでの氏の言葉には迫力があった。以下インタビューの抜粋。


「 若い人が生き抜く力をつけて欲しい。本当に、若い人が生き抜く知恵をつけて欲しい。それがなぜかみんな変な方向を向いている。だから僕はそれを大政治家や 大企業や 大経済人に任すには、もうこの国はダメだと思う。そう判断しました。そうでなく、私たちが国家なんだと、それぞれが持っている、小さくても、志のある、憧れを持ったともし火が輝きだし、自分の役割を果たしていく。片隅かもしれないけどしっかりと照らす。こういう人が語ることによって、結果、日本が照りかえっていく。僕はそのメッセージをどうしても形にしたいと思い出した・・。


井上さん、 (NHKのキャスター)生きた学びをしないとダメよ。マニュアル本ばっかりよんで 目の前の答えをHOWTO本で探して 、 20代 30代、一番大事なのは、学んで真似ること。それは就職活動のための勉強、大学受験のための勉強のような、既にあるパターンの学びではなく、仕事や社会を通して学んで自分で加工していく僕はそういう幹の太らせ方を、若い人に伝えたいんです。


僕はたまたま病気をきっかけに、宿命としていろんなものを奪われていきました。足が動かなくなり、手が利かなくなり、そして首から下が麻痺して、考えれば絶望しかありませんでしたよ。ただ僕はどうやって生きていくかを考えた。無くしたものを100回嘆いても、そこに道は見つからなかった。それよりも、あと何が残っているかを考えた。こうしてしゃべれる。見える。聞こえる。何よりも、自分で考える。もうなくなったものは数えない。それよりも、残されたものを誰よりも磨いて、とにかく、生き抜くことを考えた。僕はたまたまそうやって20代 30代を歩いて生きた。


今就職難だといわれていますよね。大うそですよ。ソレは一部の大企業の新卒の求人倍率であって、中小は人がほしくてしかない。だってね、今の大企業はいつから大企業だったの。僕は大企業をいっぱいしっていますよ。30~40年前、怪しい金融だったり、怪しい薬やだったり、怪しいガードしたの工作機械家が、気がついたら大企業になっている。20代は大いなる練習時間として、楽しむような選択。僕はそういう風潮を世の中に伝えたいですね。」


春山さんが凄い人であることは間違いない。だが彼の強さを全員には期待するのは無理。また、今大企業に身を置く人には大して響かないかもしれない。だが赤字のところは肝に命じたい。そして相場観としていうなら、確かに50年前は多くの大企業は中小企業だった。今その組織の人が春山氏の主張を聞いても冷ややかなら、確かにソレは売りシグナルなのだろう・・。

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