2013年3月22日金曜日

麻生大臣に賛成

「いくら債券を買っても2%のインフレは簡単には達成できない。学者論とはこの程度か・・」と、日銀副総裁の岩田論を否定した麻生大臣。なかなかやるじゃないか。その通りだ。

デフレを受け入れられない米国で、FEDがここまでやってインフレは2%程度。ならばデフレを耐える貯蓄を持っていた日本をインフレにするのに債券を買ってどうするのか。債券を買えば金利は下がり、インフレ期待値は動かない。

要するに、この期に及んでも目標は「バブルを起こすこと」とはっきりいえないので、債券を買うことが正しいとされる。まあそれはFEDがやっているからだが、今は他の中央銀行がFEDを真似ることが全て。ただFEDが長期債を買うのは住宅がマクロに(消費)に与える役割が日本とは桁違いだからだ。

ところが日本は長期的に住宅(建物)に付加価値をつける習慣はない。低金利の効果があるとすれば、それは神話だった土地バブルを復活すること。だったらそうするぞと言えばいい。或は株を2万円にするぞと日銀が示唆すればいい。本当は簡単な話だ。

学者はやっぱりFEDを真似ているだけで、常識を破る力も、体裁を捨てる度胸もないのか。今の日本には長谷川平蔵のようなところもあった小室直樹のような人もいないのだろう。ただ日本にはアメリカや欧州にはない一方方向の力がある。インフレは岩田論ではなくそこに期待・・。

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