2013年4月7日日曜日

契約バブル

 
 
バーランダー投手
クレイトンカーショー投手
 
 
先日のダルビッシュの投球は圧巻だった。これで実力ナンバー1のデトロイトタイガースのジャスティンバーランダーも、ダルビッシュをライバルと考えるはず。

そのバーランダーが2月に結んだ長期契約は7年180ミリオン。この金額をもっても、いまだに前回のバブルの頂点、2007年にヤンキースがAロッドと結んだ10年275ミリオンを上回らない。そしてAロッドの契約が異常だったのは、全体に加え保障部分が多い事。昨年、あの程度の活躍だった彼の給料は30ミリオンである。

ではなぜヤンキースがこんな契約をしたのか。まず健在だったオーナーのスタインブレナーと当時の米国の雰囲気が挙げられる。そして最近明らかになった事実は、ゴールドマンサックス。通常スポーツ選手の個人契約にウォール街の証券会社がビジネスとして絡むことはないらしい。

ところが、この時はAロッドの代理人が、知り合いのGS関係者を通し、スタインブレナーに近く、球団としてのヤンキースにアドバイスをしていた別のGS関係者に話を振ったという。結局この3人が契約全体に影響を与えたというのだ。

今から思えば米国でもバブルが崩壊する前夜はいろんなところに兆候があったのかもしれない。なら今年契約が切れるLAドジャースの左腕クレイトンカーショーに、バーランダーを上回る金額を提示すると息巻いている新オーナーのマジックジョンソンは、何かの兆候かもしれない・・。




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