2014年2月12日水曜日

重力より重いもの


やはり日本には重力より重いモノがある。
強いて言えば、自然と、皆が同じ方向に向かう空気だろうか。

スポーツ競技に対する期待もしかり。
ここでは高梨の金メダルは無理だと予想した。(有料マーケットコメント)、
ただ4位という結果は、まじめな彼女の性格を考えると、気の毒でならない。

欧州が強いのは、多分にサポートや、場合によっては薬?
何よりも、プーチンの国での五輪の意味をよく知っているのが窺える。
オリンピックの年には、手の内を明かさないためにワールドカップを控えるのは常識だと聞いた。

アメリカも選挙の年はモードが変わり、いろんなところで駆け引きが活発になる。
そして、アメリカ人スポーツ選手が本番に強いのは、まずは層が厚い。
美女のリンゼイボンがいなくても、別の美女が来て、金メダルを取っていく。

さらに、期待の選手でも、diversified された社会では、さほど注目されない。
そして何よりも、選手は国め名誉のためなどとは考えていない。(チームスポーツは別)
覇権国家アメリカの選手にそんな必要はないのだ。あくまでも自分のために突っ張ればよい。
これは有利だと思う・・

NBCの、米国人解説者は一回目が終わった段階で、
高梨の実力からすれば、金メダルには絶好の位置と言っていた。

そして高梨の2回目。飛び出した瞬間、彼は「いいぞ」と声を上げた。
だが、100メートル手前で降りた彼女をみて、どこも悪いところはなかった。なぜだろうと言った。

天才的才能で、重力さえも跳ね除けてきた高梨が、悪いジャンプでなかったのに、あっさりと地面に引き寄せられる力。

そういえば、日本には「日の丸飛行隊」という言葉があった。
札幌や長野で日本が勝ったときは、明らかに飛行隊だった。

ソチでは、まじめでけなげ17歳は、重力より重いものを一人で背負っていた・・。

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