通常シカゴでは3月いっぱい雪が降る。
ところが、今日の雪で、今年は一冬の過去の積雪量の最高を更新するらしい。
これはどういうことか・・
シカゴに住んで延べ17年。NYに転勤する前の90年代中旬までと、
帰ってきてからの2000年以降では冬の寒さが違った。
この10年は和らいできた。明らかに温暖化だった。
また過去は、シカゴの寒さと雪は別モノだった。雪が降れば寒くはなかった。
-20度を超えるような寒い日は、ほとんどが快晴だった。
ところが今年はパターンが違う。
まず雪が降り、その後で大寒波がくる・・。
そしてずっと曇っている。
昨年末以来、シカゴは雪と氷に覆われたままだ。
まるで北極圏が下りてきた感じ・・。
このごろ、ローカルTV局は、CHICAGOとは言わず、
CHIBERIA (シベリアをもじった言い方)というようになった。
こんなのはいやだ。
まだアラスカの方がいい。
あそこにはチェナ温泉がある。
-40度の中での露天風呂は意外に乙だ。
天気がよければそこからオーラオが見える・・
そのアラスカでは、先週は暖冬で氷が解けてしまい、道路が泥に埋まった。
危険だということで、学校は臨時休校になった。
同じ日、シカゴは寒さと雪で今年2度目の臨時休校になった・・。
シカゴでこれだけ雪が降るならどこかでは水不足・・
カリフォリニアの水不足は深刻になってきた。
地球の裏側では、南米は暑さと旱魃で穀物が心配だという・・。
地球の水の量は変わらない・・
これは昨年末に確認したこと。
そんななか、今日のCNBCのリースマンによれば、
いよいよFEDも天候を考慮しはじめているという。
今年はマザーネイチャー・・。
これは年初に予想した今年のテーマ。
ならば、海外投資家も、米国の天気予報に注意しなければならない。
この冬を経験したファンドマネージャーは、
これまで以上に弱い数字に素直に反応するだろう
(リスクオフ)
ここで注意すべきは雪だるま。
雪だるまは、大きくなりながら転げ落ちる・・
中央銀行が生み出した超過剰流動性。
流動性の雪だるまのテールリスク・・
それはまだ誰も経験していない・・
いずれにしても、これまでシカゴの天気で愚痴をこぼしたことはない。
しかし今年はもう勘弁してほしい。
今日も寒い中でまた雪かきだ
この冬がいつ終わるかどうか。
これは株と債券にとってとてつもなく重要・・。
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