生殖のためではなく、メスがオスを受け入れたボノボ。そもそもヒト以外でそんな動物がいたのは驚き。ボノボは発情期以外にも交尾が出来るようになり、オスの闘争本能が薄れたという。
すると群れの中でメスの地位が上がり、ボノボ社会は男女対等で平和的になったという専門家の分析。まさに今の日本が目指している社会?
一方強いオスが複数のメスを支配し、闘争心が強く、時に残酷な共食いをするチンパンジーは、首切りも平気な一部の人間を彷彿させるが、チンパンジーとボノボを別けたのはコンゴ川だった。
乾燥期、類人猿の一部が川を渡り、やがて川が復活した。その後は混じりあうことなく、食べ物が豊富な南にはボノボ、環境の厳しい北にはチンパンジーが残ったという。
人間も、戦後、西側先進社会はリベラル化した一方、地球にはまだチンパンジーの群れのような社会もある。そして今はこの二つの社会の軋轢が目立ってきた。
もちろん支配国家アメリカの民主主義は揺らがないが、アメリカ自身、人権以外の価値観では、チンパンジー型とボノボ型が混在している。
個人的には、社会の進化・リベラル化は、固の生命力の退化に繋がるとの考えだ。よって混在と言うより、同化してしまう傾向が強い日本は、いい意味でも、悪い意味でも、最後の楽園になる可能性が一番高いとみている。
嫌なら、そろそろ本気で混じること(移民)を受け入れるべきだろう。
二足歩行するボノボは人間にそっくり
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