ロシアで開催された2014年世界柔道は、ソチ五輪同様に、ロシアに買収されたようなジャッジが続いた。それでも個人戦で金メダルが取れなかったロシアは、団体戦に金メダルをかけていた。
日本男子は強敵グルジアを準決勝で倒し、決勝はロシア。「時の人」プーチンが見守る中、会場の熱気は、ロシアの団体金メダルを想定していた。
先鋒の絶対エース海老沼は不可解な審判で負け。次鋒大野も逆転負け。日本はこの絶体絶命から重量級の3人が勝利。敵地で、それもプーチンが見守る中、おかしな判定を覆し、団体で金メダルを勝ち取った。
これは価値ある勝利だ、なぜ日本のスポーツニュースは大々的に取り上げないのだろう。柔道はお家芸だから、どこかに勝って当たり前という感覚があるのだろう。
そもそも柔道は偉大なスポーツだと思う。試合の中に、立ち技 寝技 絞め技の3要素がある。近年の柔道は、立ち技から寝技 寝技から絞め技への連動の中で一瞬の隙が命取りになる。
立ち技の切れで美しい一本をとってきた日本には大きなチャレンジ。腕力の強い外人の関節技は脅威だ。だがこれも柔道のすばらしいところ。日本選手も対応しなければならない。
ただその一方で、コーチや監督に語学力や交渉力が必要な場面が多々あった。このままでは選手がかわいそう。今後は経験者の外からその種の専門家を確保する必要があるとおもう。
柔道は、日本人や日本の社会が、外国勢とどう渡り合うか。重要なサンプルになる・・
それとは別に、女子63キロ級のフランスのアグベグニューとイスラエルのゲルビの因縁の対決は今年も見ごたえがあった。
参考 http://marukano-gb.blogspot.com/2013_08_01_archive.html
< 猛女の戦い2014 >
< 猛女の戦い2013 >
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