アリババ上場の本日、わざわざ取引所の会長もフロアーに来て、資本市場には米中の壁は無いことを証明した。主役は、アリババのジャック・マー氏と孫さんだった。
個人的には懐疑的だったが、マー氏の話しぶりで、彼のロードショーがなぜ成功したか判った。
彼は孫さんの子分という雰囲気はなかった。むしろ、子分になるなら、京セラの稲盛会長。
マー氏が実際に稲盛会長を尊敬しているのは有名。ただアメリカの機関投資家は、稲盛さんの経営哲学はしらない。そこでそのイメージをアメリカ人にも伝えるため、フォレストガンプを持ち出したあたりは周到。
「皆で喜びを共有する」と熱く語るマー氏は、新鮮で、人間として信頼できる男に写ったと思う。
そして、この歴史的な日に、メインゲストとして、CNBCで堂々と明るい未来を語った孫さん。
ゆるぎない自信だった。元々孫さんは米・中の成長力は疑っていないが、懸念される政治問題も一蹴した。
「世界中、どこに行っても政治問題はある。それに挑戦するのがビジネスマン・・」インタビューのなかで、孫さんは「アンダーダッグ精神」を協調していた。
そういえば昨日、スコットランドの開票を見ながら「ブレーブハート」をまた観てしまったが、(5回以上観ている)歴史を変えたヒーローは皆アンダードッグだと思う。
ただし敵が多すぎると、いくらかっこよくてロマンにあふれても最後は死ぬ。投資するなら、そのモデルは、坂本竜馬より、岩崎弥太郎にしたい・・。
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