2013年12月17日火曜日

冬のスポーツ観戦学 

皮肉なキャッチコピー・・・


アメフトで一流のQBと、天才といわれながら、なかなか一流になれないQBの違い。昨日パッカーズに大逆転を食らったダラスカーボーイズのQB トニー・ロモはその典型だろう。

入団以来、ロモは天才といわれてきた。確かにビッグプレーも多い。しかし大事な場面でのインターセプトも多い。それで試合を潰す。彼は入団以来この傾向が変わらない。だからダラスはスーパーボールから遠ざかっている。

そもそもQBの適正は最初から決まっていると思う。これがアメフト観戦歴10年超の個人的結論だ。そしてどこかでアメリカの社会の仕組みにも通じる鉄則。マネジメントは適正者をQBにすえることが最初の仕事だ。

いずれにしても冬のスポーツは面白い。お国柄が出ている。アメフトに熱狂するアメリカ。サッカー・ラグビーの欧州、そして日本は駅伝。走るだけの駅伝にここまで感動できる日本人は凄い。

ただ米国に来て最初の10年はアメフトを殆ど観なかった。理由は二つ。シカゴではすぐそこで現役のマイケルジョーダンが活躍していた。弱いベアーズに興味が沸かなかった。

さらにずっとラグビーとサッカーを見てきた。エリートが戦争の実践訓練としたラグビー。庶民がエキサイトするために自然に生まれたサッカー。どちらも精神論で感動できた。だからゲームが途切れるアメフトがなぜ面白いのか判らなかった。

ところが、日系企業を辞めたころから考えが変わった。この国のマネジメントの世界に放り込まれ、初めてその意味が判った。

英国で生まれたラグビー・サッカーからアメフト考え出した米国に、駅伝の日本が立ち向かっても勝てないだろう。 

日本のサッカーがここまでのレベルになり。フィギアスケートではなんと日本が米国やロシアよりも王国なのは、子供頃からすれば信じがたい事実。では日本がアメフトで強くなる日は来るのか。

個人的にはその必要はないと思う。ただしアメリカを知る上で、なぜアメフトが面白いのかは知る必要がある。

ちょうど1年前の記事、

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