http://www.vox.com/2014/7/29/5948713/will-obama-be-impeached?utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_campaign=ezraklein&utm_content=tuesday
From: Osafumi Takizawa
Sent: Tuesday, July 29, 2014 2:41 PM
Subject: FW: TAKIZAWAレター ファイナル 重要 < 大統領令の顛末 >
Sent: Tuesday, July 29, 2014 2:41 PM
Subject: FW: TAKIZAWAレター ファイナル 重要 < 大統領令の顛末 >
TAX Inversionでオバマが大統領令の強攻策に出た場合、ベイナー(下院議長)は、オバマに対し、弾劾裁判を用意していると脅しているらしい。ただこれも、90年代後半に見た光景だ。
98年、ギングリッチは、破廉恥大統領のクリントンを弾劾裁判に持ち込んだ。下院は成立。だが上院は、民主党がマジョリティを抑えていたので否決された。
今オバマの弾劾裁判が起これば同じことだろう。
だが中間選挙で共和党が上院を奪い返すと、弾劾成立の可能性はゼロではなくなる。
(ただし、2/3のスーパーマジョリティーが必要)
大統領の弾劾裁判の実例は過去2回。クリントンと、リンカーンの後を受けたAジョンソン。ともに成立しなかった。
その意味で、弾劾で成立(大統領の罷免)の可能性は過去一回だけ。ニクソンだ。たから彼は弾劾が成立するまえに辞任した。辞任した大統領は彼だけである。
でもニクソンがいなければ、米国は
1 もっと大勢の若者がベトナムで死に、
2 鉄のカーテンの向こうのブレジネフが対話のテーブルに着くことも無く、
3 中国よりも台湾を大事にするナンセンスを続け、
そして、なんといっても、
4 FEDが「打ち出の小槌」で金融危機を救うことが出来ただろうか・・
今の中央銀行のQEブームは、ニクソンが金本位制を終わりにしていなければ道義的に困難。
もともと中央銀行が政治から独立しているなど、歴史では平時だけの妄想だが、フランスの脅しもあった苦し紛れとはいえ、70年代に断行したのは結果的に先見性・・
一方オバマも、仕事はちゃんとしている。
1 イラク戦争を終わらせ、
2 宿敵ビンラデインを倒し、
3 国民皆保険の道筋をつけ、
4 なんといっても、金融危機からを米国をここまで戻した・・
今の米国が、90年代の再現に成功すれば、オバマはいずれはクリントンになれるかもしれない。
しかし中間選挙で民主党が負けると、オバマはニクソンになってしまう可能性もある。(ちなみにニクソンショックは、民主党から抜粋したコナリー財務長官の意向を受けたニクソンの大統領令)
ところで、今日株は下がったが、Vola,プレーヤーは動いていない。
本来ならこれは明日は買われるパターン。
ただし、時より彼らの思惑は外れる。彼らがペイントレードを強いられると、インデックスは2%前後の下げを演じることがある。
仮に明日そうなるとして、その理由が国際情勢のヘッドラインなら、債券は買い。
一方でFOMCの結果なら、今の段階ではどちらともいえない・・
From: Osafumi Takizawa
Sent: Tuesday, July 29, 2014 9:45 AM
Subject: FW: TAKIZAWAレター < アメリカは国じゃねえ、 アメリカはビジネスだ・・ブラットピット>
Sent: Tuesday, July 29, 2014 9:45 AM
Subject: FW: TAKIZAWAレター < アメリカは国じゃねえ、 アメリカはビジネスだ・・ブラットピット>
今日の株は、後半だれる可能性が高い。(このコメントを書いている間にダレてしまった)
国際情勢のヘッドラインもある。だがFOMCへの警戒が重要。
タカ派にとってこのFOMCは、イエレンがジャクソンホールで勝手なこと言わないようにするための
最後のダメ押しの場。個人的には、いつもような無風であるはずはないとみている。
さらに今のアメリカの最大の政治マターは、プーチンでもイスラエルでもない。法人税をめぐるアメリカの分裂だ。
凄いペースで、外国企業との合併で、法人税を逃れようとしている米企業。別格のアップルはともかく、ハイテクや大企業は、既に平均10%台の法人税しか落としていない。今対象なのは無数の中堅企業・・。
オバマは法律を変えず、行政の権限でこれらの米企業を縛るつもり。選挙を控えた民主党議員はほとんどがサポート体制。(所得税ではないので、選挙でも攻めやすい)
そんななかで、JPモルガンのジェイミーダイモンは、私はアメリカを愛しているといっている。
でもどうだろう。本社前に、社旗とともに日の丸を掲げるトヨタの豊田社長が言うならともかく、
JPは、ゴールドマンと並び、米企業に法人税逃れの外国企業との合併を斡旋している筆頭。
(両者の稼ぎ頭のM&A部門はそれでメシを食っている・・。)
ではサッカーの試合で、星条旗をふり、一生懸命米国を応戦するアメリカ人と (民主党や新マジョリティ)何とかして税金を逃れたい1%の金持ち(共和党)のどちらが米国を支え、どちらに愛国心があるのか。ここは、日本人には一番判りにくいこの国の仕組みだ。
本質は以前紹介したブラッドピットのセリフ 「 アメリカは国じゃねえ ビジネスだ・・」
http://marukano-gb.blogspot.com/2014/06/blog-post_18.html
ただこのまま放っておくと、この4Th ターニングは前回1929年~1945年の再現ではなく、
その前の4THターン、南北戦争型の再来になるかもしれない(殺し合いはないが、国内の分裂)
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