2008年、スイス大手銀行のUBS社は、同行のスイスに口座を持つ米国内の金持ちたち
に、脱税の指導したという理由で米国当局から告発された。
結果的にUBSは700ミリオンの罰金で刑事告発を免れたが、元UBS社員で、脱税のスキームに関わった張本人に、本日IRS(米国税務局)から100ミリオン(78億円)の小切手が渡された。
. この社員は自ら有罪を認め服役したのだが、彼の内部告発でIRSは口座を持つ米国の金持ちから5ビリオンダラー(4000億円弱)の追徴課税をぶんどることができた。元社員への小切手はそのご褒美である。
米国は2006年からから、内部告発者には、本人が罪に関わっていたとしても、ご褒美を回収金の10%を上限に払うことにした。ただこの制度があまり有効でなかったという批判から、今回これほど思い切ったことをしたらしい。
それにしても、日本人の感覚からは内部告発者に対しては、悪事へのご褒美。しかし結果的にIRSの金庫は4.9ビリオンの入超になった上、これで懲りた金持ちはこれからきちんと税金を払うかもしれない。
まあどう思うかは人それぞれだろう・・。
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