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2012年9月4日火曜日
草食時代
北京で大使の乗った車から日の丸が奪われた事件。その後の中国政府の対応は比較的に日本に対し真摯である。
そもそも竹島と尖閣の問題に対する専門家の解説は概ね同じ。だがあの毒入りギョーザ事件でも反日の世論に遠慮して実行犯をうやむやにした中国政府が、なぜ今回はシリアスなのか。
この事件で思いだしたのは「アロー号事件」。当時は清末期、今の中国人が自国の屈辱と考えているはわからないが、反英国の感情むき出しにした中国人が、イギリス船籍の船から英国国旗を奪ったことに対し、英国は大軍を派遣し北京まで迫った。これで中国の屈辱が完成した。
今の日本人は国旗を奪われたぐらいでは怒らない。だが帝国主義全盛の当時は十分な開戦理由である。中国ではよく「日の丸」は燃やされてる。ただ傍若無人な国民が、相手から直接国旗を奪い取るという行為は別だ。中国政府にすれば、嫌な過去を思い出すには十分。
相手が日本でよかった。
ところで、「平清盛」は最後まで視聴率が上がりそうもない。戦国時代や幕末のような派手な命のやり取りはあまりなく、まったりとしてたあの雰囲気はどこか現代の平和ボケに類似している。だからドラマとしては面白さにかける。
おまけに平家は草食男子。壇ノ浦で滅びるにしても、武士ならもっと勇ましく最後を迎えるべきだった。一族もろとも入水自殺とは。切腹の作法が無かったとはいえ、やや情けないだろう。
考えてみると、当時は中国もめずらしい草食時代?。宋は武力を好まず、敵国に献金して平和を維持した。だが宋は結局モンゴルに滅ぼされた。
結局弱ければ最後は同じ。それは平和維持とは違う次元の話だろう・・。
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