2014年12月2日火曜日

安倍さんを救った実直な失敗

したの添付ビデオは、今日のWポストのWEBから、





http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/in-japan-opposition-is-caught-off-guard-after-shinzo-abe-calls-snap-election/2014/11/30/42e9a5ce-73f1-11e4-95a8-fe0b46e8751a_story.html?Post+generic=%3Ftid%3Dsm_twitter_washingtonpost

アベノミクスはロケットサイエンスではない。

その政策は昔からある考えの一つ。

ただアベノミクスの前の円高は酷かった。

リーマン後、アメリカから仕掛けられた(通貨)戦争だった。

だから、まず時間を稼ぐためにも、

日銀がジャブジャブにするのは必要だったと思う


そんな中、野田さんは政策の優先順位で間違っていた。

このブログでも、財政再建を優先する野田さんと、癌を押してがんばる

与謝野さんををずっと批判していた。


それでもアベノミクスの生みの親は、

安倍さんではなく、野田さんだと考えている。

首相にだけある解散権。

解散したら、民主党のぼろ負けが明らかだったのに、

解散の約束を守ったのは、総理がこの人だったからだと思う。

他の人なら、日本の電気産業を道連れにしても、(効果の薄い介入か)

解散を引き伸ばしたのではないだろうか・・


アメリカを変えたのはレーガン。

でもレーガン政権を生み出したのは、

カーターへの失望だったという見方が今は一般的だ。 

当事のレーガンは、70歳の高齢者。

知事時代の大学の弾圧で、リベラルに人気は無かった。

だがあまりにもカーター(時代)が酷く、彼は勝ってしまった。

4年で大統領選挙があり、2年で中間選挙がある二大政党制の賜物。

そしてアメリカは変わった。


今、カーターの評価は静かに復活している。

アメリカに余裕ができたからだろう。

そして、そもそも日本はアメリカよりも失敗者に冷たいが、

ビデオでは、立ち止まり、反論や罵声を浴びせるわけでもなく、

無視してまるで避けるように立ち去る歩行者の姿。


恐らく、サラリーマンにとっては朝の通勤の最も忙しい時間帯。

それでも、野田さんは2年前まで総理大臣だった人だ。

ワシントンポストの記者も、草食動物的な冷たさに驚いている。


もし野田さんを評価する人がいるなら、

きっとそれは安倍さん本人ではないか。

安倍さんは、野田さんが約束を守ったので、あのタイミングで復活した。


一度失敗した安倍さんが復活したなら、野田さんも復活しても良いはず、

その土壌がないなら、日本に二大政党制はいらない・・


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