MEETTHEPRESSで旧日本軍の蛮行とCIAの拷問の違いを解説するチェイニー
ところで、自民圧勝後の日本株は「次世代の党」の惨敗に似ている。選挙前、日本のネットでは、反中・反韓の右傾で匿名のコメントが目に付いた。
ならもう少し次世代の党は伸びるのかと思った。ところが実際には惨敗。あれほどいたはずの右傾ネットオタクは選挙にいったのだろうか。
株も、せっかく安倍さんが再選されても、外人が買うか、日銀が買うか、GPIFが買うか。強気なコメントも、それらを前提にした強気。
安倍さんは立場上「自分で自分の国を守る」という言い方はしない。そういう言い方をしたのは次世代の党のみ。でも選挙結果をみると、反韓・反中の人も、次世代ではなく、安倍さんの自民党?なら安全保障同じ、結局はアメリカ頼み・・
妥当だが、ハイパーインフレ以外、日本が自分で成長(インフレ)を作り出す気合は感じない・・
そんななか、日曜のMEET THE PRESSで、旧日本軍の蛮行を持ち出したチェイニー。彼はCIAの拷問の最終責任者として、これまでも何度も批判されてきた。
http://crooksandliars.com/2014/12/dick-cheney-we-prosecuted-japanese-other
(拷問は有益だった)という彼の言い分は間違っていない。
だがそもそも強引にイラク戦争へ行く過程で、共和党のやってきたことは汚すぎる。まあアメリカはこんなものだが、ブッシュ・チェイニーのコンビはとくに凄い。
二人ともベトナム戦争の徴兵を特権を使って回避した組みなのに、(そこはクリントンも同じ)2004年の再選の際は、エリートでありながら、志願してベトナムに行き、本当に戦場で活躍したケリーを退役軍人たちを使って陥れた。あれは酷かった。
あの選挙では、投票権がない外国人の自分のところにも、「ソレはかまわない」といって、前日知らない共和党関係者から投票の誘いがあった。つまり有権者数以上に投票用紙が回っていたということ。
いずれにしても、チェイニーやラムズフェルドはニクソン政権から政権入りしている。ニクソン政権は、ウオーターゲートの前にも、暗殺のリスクが高いといって、兄二人を暗殺されたテッド・ケネデイーに政権からボデイガードを提供。
しかしそのボデイガードには、72年の再選の際に強敵になる可能性があるケネディーを盗聴させた。それどころか、場合によっては、偶発的暗殺を暗に望むニクソンの肉声が昨年公開された。
当事のアメリカはこういう国。ケネデイーシニアが、シカゴのマフィアを使い、ラストベルトからの組織票を買収、それで息子(ジョン)がニクソンを破ったことからすれば、どっちもどっちだろう。
いずれにしても、レーガン政権後、この共和党の周りで私服を肥やしたビッグビジネスには、ものづくりや性善説という日本人のビジネス感覚だけでは、とても太刀打ちできない・・
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