2012年9月26日水曜日

究極の誤審


http://www.businessinsider.com/why-seahawks-packers-call-was-wrong-2012-9#ooid=k0cXJ5NTrlv-7BFGgBCSgTq1qG2ExnQ1



アメリカから正義を学んだ立場として、この国で最初に直面したビザー(奇異))はOJシンプソンの判決だった、次があの権威ある大統領執務室でアシスタントと性行為に及んだことがばれたクリントンが大統領職を全うしたこと。そしてブッシュがゴアから大統領を掠め取ったこと。さらに、第二世界世界大戦後も様々な無駄な戦争を繰り返したこの国が、あのデタラメなイラクの大量殺戮説を前提に、ほぼ満場一致で議会はブッシュに戦争宣言を許したこ事など。

重要性では比較にならないが、昨日ラストプレイで、シアトルがグリーンベイから勝利を奪い取ったあのジャッジも同じくらいビザーだった。審判のミスは多々ある。しかし早くにビデオ判定を取り入れ、抗議を認め、恐らく世界中のあらゆるスポーツの中で、民主的でフェアであるべき姿を追い求めたアメリカンプロフットボールでこんな判定が下るのは驚き。一体どうしたのか。

結果、ラスベガスでは$1.5ビリオンの変動があったという。CNBCによれば、パッカーズ勝利にかけた個人が150ミリオンを失い、NFLを訴える準備に入ったという。これは昔なら命に関わる話。ここで何度か取り上げた1920年代の狂乱を描いたHBOのブロードウォークエンパイアが最終シリーズを迎えたが、癒着する共和党支配のなか、実在したNJのトレジャラー ナッキートンプソンがつかまるまでが描かれる。これは1920年代を学ぶ上で必見(日本でもWOWWOWでみれる)。

トレジャラーという公職の立場でありながら、東海岸の密造酒を支配し、事実上後に米国のギャングの元締めになっていくルチアーノやカポネを小僧のように使う彼には様々な有力者が集まる。殺人など朝飯前。彼は最後は有罪になるが、パートナーだったのがブラックソックス事件のロスタインである。事件は、ロスタインが実力的に優位にあったホワイトソックスの選手に八百長させ、わざと負けさせることで巨額の利益を得た事件。(フィールドオブドリームがいい)ロスタインはその後殺される。この事件の主役、シューレスジョージャクソンは世間から去るが、結果彼のサインは今あまりにも希少なため、サインの価値はベーブルースも及ばないメジャーリーグで最高である・・。

今はこの国では国民の半分が年収3万ドル以下で暮らし。そして彼らはの銀行預金は100ドルにもみたない。(参考添付資料)その一方でこれだけ派手な話が存在する。何から何まで徹底的にアメリカらしい・・。

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