2015年3月28日土曜日

 2015年、蘇る戦後の亡霊

          
              
           昔のことをほじくりだされると、実直なドイツ人にも限界が・・


           
        反日プロパギャンダ。ブレマーも、共和党を非難するために利用・・

2015年2Qは、戦後70年の記念式典があちこちで始まる。勝った連合国側、負けた同盟国側が、それぞれの今の立場を正当化する。

終戦直後、戦勝国のギリシャの敗戦国ドイツへの経済援助は、現在の価値で、今は救済される側のギリシャの負債の11%~17%になるという。だからドイツがギリシャに柔軟性を示すのは当然と主張するギリシャ。

それだけでなはない。ヒトラーの欧州支配において、ナチスの正教国への残虐性は、カソリック国より酷かった。その意味で今のECB圏でドイツに強く出れるのはギリシャだけ(フィンランドは同盟国)

このギリシャとドイツのゲーム。どうみてもドイツに勝ち目はない・・

そして日本がらみでは、サンフランシスコ条約が、米国の都合のもと(日本にはラッキー)だった事実がぶり返す可能性。今の若い世代のアメリカ人は、このあたりのことをあまり知らない。

日本の首相が米国議会で堂々とスピーチをすることは喜ばしいが、スピーチの予定が昭和天皇の誕生日であることが既に一部で波紋を呼んでいる。

先のネタニヤフのスピーチをしかり。オバマ政権の意向と無関係に、共和党議会が主導する流れを米国の総意だと勘違いしてはならない。

そして最後にプーチン。5月の反ナチス戦勝式典は、ロシアがクリミアを併合したこと。またウクライナへの影響力維持が、プーチンからすればなぜ正当性を持つかを証明する場となる。

この地域まで攻め込んできたナチスを、1000万人以上とされる犠牲のもと、総力戦で打ち返したのは、スターリンの恐ろしい豪腕だ。

全体として2000万の自国民を殺し、必要ならさらに国民を犠牲にするとテヘラン会議で自慢したスターリン。民主国家のチャーチルとルーズベルトは、スターリンの豪腕を認めるしかなかった。

ウクライナからバクーにかけてナチスの敗戦が、太平洋側での日米海戦の趨勢を含め、第二次世界大戦全体の転換点になった事実は動かない。


このような過去を忘れた頃、4thターニングの振動が始まる・・(もう始まっているが)


2015年3月20日金曜日

ミツバチの勇気とハトの偽善 


ミツバチハッチは子供向けアニメだったのに、弱い仲間の昆虫が、カマキリに食べられてしまう悲しい現実も描いた。そして最大の敵は大スズメバチ。肉食の大スズメバチが巣を襲うと、ハッチたちミツバチは必死で戦った。

大人になってから観たミツバチの特集で、ミツバチがどうやって巣を守るかを知った。スズメバチが巣に来襲すると大群で囲む。羽を振動させ、その熱でスズメバチを殺すのだ。ただスズメバチが死ぬまでには、かみ殺されたミツバチの死骸の山が出来る・・

そんななか、「シンゾー・アベは日本をアニマルスピリット国家に変えた・・」・・・と、言っている米国人投資家がいた。(添付)

個人的には、日本はまだまだアニマルスピリットには程遠いと思う。親が子供の教育の民事責任を問われるようなハイコンテクスト社会で、アニマルスピリットなど育つはずがない。多くは途中ではじき出されている。

WSの米国人に日本が変わったかのように見えるのは、安倍さんの個性と、株が上がってうれしい中高年が、安倍さんに反対しないというトレンドを勘違いしているだけ。だが日本の小金持ち世代は、人が戦争で死ぬのはごめんだとずっと考えてきた世代・・。

ミツバチと平和を提唱するハトは違う。どれだけ大群になっても、ハトがタカに立ち向かう・・という観察は聞いたことがない。

そして政治・経済ではハトが為替戦争を選ぶか、タカが実際の戦争をやむなしと考えるか。資本主義の形態を取りながら、中間層が崩れた社会のデットエンドにそれほどのちがいは感じない。

相場でのちょうどいいサンプルはオイル。せっかくイエレンのハトは発言で為替がドル安になって買われても、平和的な政策ではいずれイランのオイルがあふれ出す・・

同じような現象がUBERだ.。ゴールドマンが1.6ビリオンを投資し、世の中を席巻するような勢いのUBER。日本ではこの現象が見えにくいが、なんと先週からサウジでも始まったという。

ところがリベラルなはずの独仏では、弾圧の動きが加速している。表向きは安全面でのレギュレーション。確かに成長が早すぎた事実もある。だが本質はユニオンによる反発。(未公開での価値が41ビリオンとされる現状は、6年目としてはグーグル フェイスブックを超えるスピード)

UBERはP TO P (PEER TO PEER)といわれる最も斬新なビジネスモデル。消費者から消費者を結ぶで点で行政の介在が少ない。さすがサンフランシスコだが、UBERへの組合系の反発は、
リベラルの民主党が自由貿易協定を望まないのと同じ。

つまりハトは別のハトが嫌い。人間も真のハト派なら、死ぬ覚悟でタカに立ち向かうか、経済では完全に社会主義社会を達成する勇気がない限り、保守やタカ派からすれば、結局一時しのぎの偽善に見えるのだろう・・。



2015年3月16日月曜日

若い人にお勧め

脳の価値を勘違いする悩

Then he tells a joke about a rich man who wants to be more intelligent and visits a doctor for a brain transplant. The doctor offers the rich man three types of brains: lawyer brains for $5 an ounce, doctor brains at $10 an ounce, and stock-market guru brains for $250 per ounce. The rich man asks, “Why are stock-market guru brains so much more expensive than those of doctors or lawyers?” The doctor replies, “Do you have any idea how many stock-market gurus it takes to get an ounce of brain?”                                                                                           
                                                                            
                                                                                                                   Net Davis

いろんな情報が氾濫しているが、ドットコムバブルの頃の名著、Being right or Making  money  のネットデービス氏の視点を、商売のため?間違った解釈で拡大する市場関係者がいるようだ。

こうなるとどっちもどっち。サイクルの終わりでは、見抜けない人が大勢でるのは宿命でもあるが、そもそもネットデービス自身はとっくに株を売り払い引退しているのに、かつて彼の名声を利用した会社のレポートの質へはノーメント・・。(同レポートを批判しているのはではない)

客観的にこの流れがどこまで続くか。それをを見極めるのが、この先の勝負の分かれ道・・

2015年3月11日水曜日

ドルが安くてもよかった時代



ドルが安くてもよかった時代の終わり





6年前、市場のボトムを当てたマークハインツはその後不可解な自殺。

亡くなったことで、彼は伝説になった・・

2015年3月7日土曜日

食物ピラミッドの宿命  マネー原理プロから



                                 
               (安倍政権の政策を糾弾するIPS)

some people consider peace and stability as an existential  thread

Javad Zarif  (Iran Foreign Minister ) 

オバマ政権の外交の根幹は2012年に発表された Engagement and Containment。

台頭する中国を念頭に置いたものだが、ロシアやイランとも、まずはEngagementをし、結果的にContainmentを達成するという理想。

敵と味方を峻別し、恫喝し、追い込んでいったブッシュ政権からすれば、真逆の典型的リベラル思想。だがどこか中途半端。周りは、オバマのアメリカは、覇権を自ら放棄しているかのような錯覚も受ける。

もちろんそんなつもりはない。しかしこの「緩み」が、今の現象の背景だろう。ではこのスタンスの大統領の最後の2年のレームダックは一体どうなるのか。実は戦後の社会は経験していない。なぜなら、これまでのレームダックは、アメリカの覇権が完成する過程だった。

安倍政権に関しては、日本の軍国化は負担の共有というコンセプトでは歓迎。しかし、現実の中韓との摩擦には巻き込まれたくないという二重対応。

この対応では、日米関係を、伝統的な共和党と自民党の関係(ロン・ヤス ブッシュ・小泉)のつもりでいる安倍自民党にはシグナルが届かない。

その間隙で比較的自由な安倍さん。しかし、オバマ政権の目先の最大の目的はTPP。これが締結したあとは、しっぺ返しの可能性もある。
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・・・・・・・・・・・・・・・韓国は更に厄介で、米国内の移民の勢いを無視できない一方、朝鮮戦争から続く、有事おいて、韓国軍は駐在米軍トップの指揮下に入るという独立国としてあるまじき軍事条約の扱いに手を焼いている。

2009年、オバマ政権はこの権限を韓国(軍)に返還しようとした。ところが、韓国側から延長を求められたのだ。(2019年まで、2015年に再審議)

ここでタカ派的な発言をしても、個人的に自分はリベラルと考えている。だからオバマ政権の考えには賛同するが、しかしタカはハトよりも強い。

これが動物社会の宿命。金利マーケットも、その準備をしなければならないのは、最終的には同じ・・・

2015年3月4日水曜日

敵の敵は敵 ・・ ネタニヤフ





6月の核協議の満期でアメリカがイランと妥協するのは、バトルに勝って戦争に負けるのと同じ。
そんなことは絶対に許されない・・といったネタニヤフ。

このパワフルなスピーチに対し拍手喝采のアメリカ議会。上下両院の全議員535人で、参加しなかったのは事前の確認では49人だけ・・

ユダヤにとって、2014~2015年のブラッドムーンの期間は、1400年代のスペイン追放。(コレで完全に流浪の民に)1948年のイスラエル建国以来の大変なイベントになることは、専門家の間ではずっと示唆されている。

そんななか、アメリカ議会を支配したかのようなネタニヤフ。アメリカ国民の60%以上はこのネタニヤフのイベントに反対している(NBC)。 なぜならその先がイランとの戦争が見えるからだが、タカはハトよりも強い。彼らの声は届かない可能性がたかい。

ここに参加している民主党議員も、ユダヤ系からの献金が無ければ選挙に勝てないのだろう。
これがアメリカの民主主義の現実である。

「敵の敵は敵・・・」と言い放ったネタニヤフ。ISISを共通の敵として、イランと妥協してもいいかのような政策を取るオバマに対し、MIT出身。IQが200以上あるとされる彼の言葉は、計算され、的確で迫力があった。殆どの議員が立ち上がって拍手をしていた・・


2002年ごろ、イラク戦争への環境を整えるブッシュ政権頃より酷い予感。アメリカがここまでユダヤ人の支配になったことを、目の当たりにしているからだろう。

最後の救いはユダヤ人の良識。強硬なネタニヤフは、イスラエル人全員の支持を得ているわけではない。選挙を前提に、彼も国内政治の延長で、アメリカの利用を考えているだけだ。ここはイスラエルのユダヤ人の良識に期待したい。

2500年前、ユダヤ人がバビロンの捕囚から開放されたのはペルシャのおかげ。ペルシャはユダヤ人を解放し、何も要求しなかった。

その意味では、従属関係を強いたローマ。ユダヤ人を弾圧した中世の欧州社会。また近世のナチスやスターリンより、はるかにペルシャはユダヤ人に優しかったはず・・(キリストやモハメッドの前なので)

個人的には、もし彼らの思い通りになるなら、神からの天罰が本当に必要だと思う。いずれにしても、この期に及んで、冷戦後の平和モードで金融市場をみるのは最早ナンセンス・・