2014年7月30日水曜日

レターから抜粋(逆時系列)  社旗と日の丸  



トヨタ本社の社旗と日の丸  
            



以下のVOXによると、ベイナー本人は、オバマを弾劾するとは言ってない模様。ただし
 彼はその煽動をコントロールできないという状況。

http://www.vox.com/2014/7/29/5948713/will-obama-be-impeached?utm_medium=social&utm_source=twitter&utm_campaign=ezraklein&utm_content=tuesday


From: Osafumi Takizawa
Sent: Tuesday, July 29, 2014 2:41 PM
Subject: FW: TAKIZAWAレター ファイナル 重要 < 大統領令の顛末  >

TAX Inversionでオバマが大統領令の強攻策に出た場合、ベイナー(下院議長)は、オバマに対し、弾劾裁判を用意していると脅しているらしい。ただこれも、90年代後半に見た光景だ。

98年、ギングリッチは、破廉恥大統領のクリントンを弾劾裁判に持ち込んだ。下院は成立。だが上院は、民主党がマジョリティを抑えていたので否決された。

今オバマの弾劾裁判が起これば同じことだろう。

だが中間選挙で共和党が上院を奪い返すと、弾劾成立の可能性はゼロではなくなる。
(ただし、2/3のスーパーマジョリティーが必要)

大統領の弾劾裁判の実例は過去2回。クリントンと、リンカーンの後を受けたAジョンソン。ともに成立しなかった。

その意味で、弾劾で成立(大統領の罷免)の可能性は過去一回だけ。ニクソンだ。たから彼は弾劾が成立するまえに辞任した。辞任した大統領は彼だけである。

でもニクソンがいなければ、米国は

1 もっと大勢の若者がベトナムで死に、
2 鉄のカーテンの向こうのブレジネフが対話のテーブルに着くことも無く、
3 中国よりも台湾を大事にするナンセンスを続け、

そして、なんといっても、
4 FEDが「打ち出の小槌」で金融危機を救うことが出来ただろうか・・
 
今の中央銀行のQEブームは、ニクソンが金本位制を終わりにしていなければ道義的に困難。
もともと中央銀行が政治から独立しているなど、歴史では平時だけの妄想だが、フランスの脅しもあった苦し紛れとはいえ、70年代に断行したのは結果的に先見性・・ 
                                            
一方オバマも、仕事はちゃんとしている。

1 イラク戦争を終わらせ、
2 宿敵ビンラデインを倒し、
3 国民皆保険の道筋をつけ、
4 なんといっても、金融危機からを米国をここまで戻した・・


今の米国が、90年代の再現に成功すれば、オバマはいずれはクリントンになれるかもしれない。
しかし中間選挙で民主党が負けると、オバマはニクソンになってしまう可能性もある。ちなみにニクソンショックは、民主党から抜粋したコナリー財務長官の意向を受けたニクソンの大統領令


ところで、今日株は下がったが、Vola,プレーヤーは動いていない。
本来ならこれは明日は買われるパターン。

ただし、時より彼らの思惑は外れる。彼らがペイントレードを強いられると、インデックスは2%前後の下げを演じることがある。

仮に明日そうなるとして、その理由が国際情勢のヘッドラインなら、債券は買い。
一方でFOMCの結果なら、今の段階ではどちらともいえない・・



From: Osafumi Takizawa
Sent: Tuesday, July 29, 2014 9:45 AM
Subject: FW: TAKIZAWAレター < アメリカは国じゃねえ、 アメリカはビジネスだ・・ブラットピット>

今日の株は、後半だれる可能性が高い。(このコメントを書いている間にダレてしまった)
国際情勢のヘッドラインもある。だがFOMCへの警戒が重要。

タカ派にとってこのFOMCは、イエレンがジャクソンホールで勝手なこと言わないようにするための
最後のダメ押しの場。個人的には、いつもような無風であるはずはないとみている。

さらに今のアメリカの最大の政治マターは、プーチンでもイスラエルでもない。法人税をめぐるアメリカの分裂だ。

凄いペースで、外国企業との合併で、法人税を逃れようとしている米企業。別格のアップルはともかく、ハイテクや大企業は、既に平均10%台の法人税しか落としていない。今対象なのは無数の中堅企業・・。

オバマは法律を変えず、行政の権限でこれらの米企業を縛るつもり。選挙を控えた民主党議員はほとんどがサポート体制。(所得税ではないので、選挙でも攻めやすい)

そんななかで、JPモルガンのジェイミーダイモンは、私はアメリカを愛しているといっている。
でもどうだろう。本社前に、社旗とともに日の丸を掲げるトヨタの豊田社長が言うならともかく、
JPは、ゴールドマンと並び、米企業に法人税逃れの外国企業との合併を斡旋している筆頭。
(両者の稼ぎ頭のM&A部門はそれでメシを食っている・・。)

ではサッカーの試合で、星条旗をふり、一生懸命米国を応戦するアメリカ人と (民主党や新マジョリティ)何とかして税金を逃れたい1%の金持ち(共和党)のどちらが米国を支え、どちらに愛国心があるのか。ここは、日本人には一番判りにくいこの国の仕組みだ。

本質は以前紹介したブラッドピットのセリフ 「 アメリカは国じゃねえ ビジネスだ・・」
http://marukano-gb.blogspot.com/2014/06/blog-post_18.html

ただこのまま放っておくと、この4Th ターニングは前回1929年~1945年の再現ではなく、
その前の4THターン、南北戦争型の再来になるかもしれない(殺し合いはないが、国内の分裂)

2014年7月26日土曜日

新しい愛人? (7・22日レターから抜粋)

         
          暴露本で最新の愛人と噂されるジュリーマクホーンさん
         

         
                          
  
                                                          過去の愛人騒動

ウクライナで株を下げようとしても限界がある。それよりもスポラディックにドバイ株が下るのは、金融緩和時代の終わりへ一部で準備が始まっているからだ。この方が本当は危ないが、ソレもスマートマネーの戦略の一つ。

冷静に見ると今年はプーチンが主役。オリピック前後から、ここでは彼の野望とその特集を組んできた。米国の金融政策に絡んで、90年代後半の再現をイメージするスマートマネーにとって、彼からのボラ発信は規定路線だった。(90年代はロシア危機)

ただ欧州が困窮すれば、ECBの緩和は続く。それで潤う連中と、ウクライナ問題を煽る連中は恐らく繋がっている。何度も言うが、ウクライナ問題を仕掛けたのは西側・・。

オバマは表向きコミットしている。ただいつものことだが、ホワイトハウスと国務省はすべてが同じというわけではない。そこにコテコテのマケインのようなタイプと、他国への干渉に消極的なリバタリアンの共和党が加わっている。

こうみると、中間選挙と2016年が視界に入ってきたアメリカは、決して一枚岩ではない・・。

整理すると、

民主党は、

A )オバマ本人とホワイトハウスのシカゴ派はロシア・中東に慎重。 ( 地盤はカソリック ヒスパニック 黒人等、新マジョリティー)
 
B )ヒラリーを担ぐ予定の連中は、英国などと反ロシア・イラン共同戦線  (金融、シェールなどのユダヤ系白人ビジネス層)

共和党

C )マケインのようなアメリカの威信重視に、戦争大好きビックビジネス・・

D )ランデイーポールなどのリバタリアンに、金融保守派のTEA PARTYなど、

主流のBCの戦略は、ビルダーズバーグ系や外交審議会などの影響を受けるとみるべきだろう。よって彼らから次の大統領が出る展開なら、金融市場に大きな波乱はないはずだ。

いずれにしても、キーパソンはヒラリー。ところが、ビルの悪い癖が再び話題になってきた。
これまでENERGIZERというコードネームで呼ばれ、13年間のビルの愛人だったとされる女性の存在が暴露本によって明らかになるという。

恐らく、2016年の本命ヒラリーを揺さぶる政敵の思惑・・。これでヒラリーがどうでるか・・

もし彼女が出馬を辞め、エリザベスウオーレン(民主党)やランデイーポールに可能性がでると、そのとき株は大暴落だろう・・ 



2014年7月25日金曜日

7・18レター抜粋 Armor : 命とマネーの防衛

        


世界は協調から対立の時代に入った・・(本日のNC9) 

いまごろ何を言っているの?だが、騒がしかった今週が終わり、(連休には)命とマネーの防御ついて、考えるのもいいのではないか。

以前ある識者から、「國」と「国」の違いを教えてもらった。

國」は、囲いを造り、侵入者の攻撃を盾と矛で守る。囲いの外には出る必要は無いが、中の国民の命は守る。まさに自衛隊の仕事。

一方「国」は、囲の中の玉(マネー)を守る。日本の富を狙うやからはいくらでもいる。国富を守るのは、金融機関の仕事。

その識者は言った。


「國」のことは安倍さんに任せるとして、対立の時代、金融市場で心配されるのはボラティリティの上昇。しかし実際にはその現象はまだ無い。

最大の理由は、金融危機の結果、膨大なマネーが世界を覆ったこと。ただしそれで平和ボケになったら、本当の顛末はきっとこの後に控えている。

そしてボラが低い要因はもう一つある。今の金融市場には。様々なヘッジ商品が張り巡らされている。特に、2012年ごろからボラティリティそのものをマネジするVIXの関連商品が増えた。

これが、結果的にボラを下げているのだ。

そこで、VIXを持つCBOEが、7月に上場させた新しいインデックスを紹介しながら、その本質に迫りたい。まずインデックスは、ARMORインデックス (Ticker: ARMOR)という。

このインデックスは、VIXの先物、そのオプション SPXのオプションを売買し、VIXが上がる時にはその70%、下がる時は40%連動する。(CBOEがバックテスト)

モデルの中身は秘密だが、3つのボラ商品は清算値に収斂する。よって日々のフェアバリューを計算し、割高を売って割安を買いながら、常にボラをロングにすると考えればよい。

インデックスの使い道は、旧来のポートフォリオにこのインデックスファンドを加え、新しい時代に対応したポートフォリオインシュアランスを構築すること。

既にミューチャルファンドとしているので、米株を持つ投資家は、ヘッジとしてこのミューチャルファンドを購入することも出来る。

ポイントは、株の上値は理論的には上限がなく、一方ボラティリティはゼロにはならないこと。
先物でポジションを落とさずとも、効果的に市場の下落局面を乗り切ることを目的にしている。

ARMORインデックスに限らず、今はこのような商品が凌ぎを削る時代になった。

結果、そこでのプレーが株式市場に影響を与えている。(実際VIXとSPXのクロストレードが盛んになり、VIX先物オプションがSPXオプションの出来高を上回るのが普通になった)


そもそも1950年代からのポートフォリオ理論は、環境に合わせ、株や債券をアロケートすること。
ただし、ここ数年は、膨大な流動性で株も債券上がった。

それに慣れてしまった後、状況がUNWINDしたらどうなる。中央銀行がそんなことはしなくとも、災害によってインフレは突然やってくることもある。


ポイントは、日頃から盾と矛を持つことで不測の時代に備える。皆がボラ商品に積極的になったことで、しばらくは。むしろ市場の平和(ボラの低下)につながっていくと思われる。

ボラが低いままなら、何もしなくていいというのはどうか。それは日本は平和国家、だから自衛隊の武器は旧式でいいといっているのと同じこと。

参考 CBOE Armor

http://mp163422.cdn.mediaplatform.com/163422/wc/mp/4000/15208/30195/37290/Lobby/default.htm?ref=ProductionTeamEmail

2014年7月23日水曜日

2014年7月22日火曜日

戦争映画から学ぶもの

実話を基にした戦争映画は必ず観ることにしている。

特に、作戦が失敗したものは貴重だ。

なぜなら、彼らがなぜそこに行き、なぜ戦い、なぜ死んだのか。

そこに、誰の、どんな判断があっったのが・・・


アメリカは失敗を絶対に無駄しない。

生き残ったものは、皆その使命を共有している。

平和ボケだった日本に生まれ育った自分には、アメリカを学ぶ上で必須なのだ。


下の二つはともに秀作。

ブッラクホークダウンは組織論。現地の将軍の決断から、末端の若い兵隊の現実。

作戦が予期せぬ方向になった時、それぞれがどういう判断をするのか。

そしてローンサバイバーは、特殊任務のシールズのエリートたちの個々の判断力。

彼らは激烈な任務と戦争のルールの狭間で、どんな判断をしたのか・・。


まだ観ていないなら、黙って観た方がよい・・・








2014年7月20日日曜日

胸騒ぎ

         
            神ががり的な直感? それとも幸運?

写真はマレーシア在住のオランダ人サイクリストのMaarten de Jongeさん

彼は3月、インド洋沖で消えたマレーシア機にのる予定だった。だが直前にスケジュールが変わって別の便に変更。そして今回、オランダからマレーシアに帰るため、一度は撃墜されたマレーシア機を予約した。しかし直前にルフトハンザでもっと安いチケットを発見。そちらに変更したという・・

また、マレーシア航空の搭乗員の中にも、本来撃墜された便に搭乗する予定だったスタッフの何人かは、胸騒ぎがして交代してもらったという。胸騒ぎの理由は、同じアジアのアジアナ航空がウクライナ上空は飛ばないことを決めたのに、マレーシア航空が飛ぶことに不安を感じたからだという・・。

以下が、ウクライナ上空を飛ばないことを決めていた航空会社

British Airways  all US airlines,  Lufthansa,  Air France  and  Qantas,(この顔ぶれはちょっと・・) 

そしてアジアナ航空のコメント
Asiana Airlines, another company avoiding the war zone, said: ‘Although the detour adds to flight time and cost, we have been making the detour for safety


交代を引き受けてしまった搭乗員の方には、心から気の毒としかいいようがない。だが運命を別けるのはこんなところなのだろう。アジアナ航空は胸騒ぎがありマレーシア航空は胸騒ぎがなかったのか。

胸騒ぎがする人としない人用心深い会社とそうでない会社。ここは残酷な知性の差かもしれない。
日本と日本人は、臆病な側面、国際情勢には無用心すぎる面がある。日本が前述のサークルに入っていないなら、自分で胸騒ぎを感じる人になるしかないだろう。(相場も)

ところで、以下のビデオをどうみるか。


内容は、ロシアの関与を証明したとされる将校とレベルの会話記録、その情報を掲載したウクライナ側の?YOUTUBEビデオ。ところがそのビデオ資料はマレーシア機が撃墜される前に作られた証拠があった。(作成時間がビデオに残っていた)ビデオはYOUTUBEから削除された・・。というもの・・

誰が打ち落としたかの真実とは別に、ウクライナ側によるSNSを使った情報フェイクの可能性。あるいは、ロシア側による「フェイク情報のフェイク」の可能性のどちらも否定できない・・。

日本では、昨年11月ごろから米国の国務省関係者が盛んにウクライナ入りし、当時の反政府側(現在の政権側)を活発に支援していた事実はほとんど報道されていない。

つまり、3月からのウクライナ問題を仕掛けのは西側である。これは事実。

個人的には一昨年のシリアの化学兵器問題で、アサド政権側が化学兵器を使ったという報道は全く信用していない。(米国人の20%ぐらいは政府発表を信用していない)今回は、あの時よりは真実に近づけると思うが、それでも民間機撃墜という「酷い事実」以外は、まだミステリー。





2014年7月18日金曜日

マレーシア機墜落で最も重要な事実・・ レター抜粋


          



Take your time. No hurry. RT :  

amazing how a plane crash a zillion miles away creates 

buying opportunities.

これが、株関係者の本音・・。

レコーダーが回収されたようだが、ロシアの手にあるとのこと。
多分公開されないので、オバマとプーチンで、どんな結論に持ってくるか。










昨晩のオバマ政権の対ロシア経済政策強化。
ソレを受けて欧州株はそれなりの下げ。
そこまでは、「カレンダー」に順当だった。(イエレンが終わって、VIXの8月が始まる・・)

そしてVIXが高よりしたところで、12PUTに40000枚の買い。
4万枚買いは殊更大きくは無い。だがいきなりボラを潰す動きはいつもとは違う。

株先は飛び跳ねて、現物とのスプレッドが開いた。(インデックスと単純平均の乖離)
指標には反応なし。そこにウクライナで飛行機が撃ち落とされたニュース。

最初は戦闘機?という認識。しかし、マレーシアの旅客機だったことで株は急落・・
(戦闘機も撃墜された)i 

本当に打ち落とされたのか。なら誰が何のためにやったのか。まだわからない。

しかし、確かなのは、またマレーシア機。
そして前回の行方不明機と決定的に違う最も重要な事実は、

今回アメリカ人が23人含まれているとのこと・・・。(マレーシア政府発表、米国政府は未確認)

株はまだ反応しきってはいない状態。

23人のアメリカ人の死亡は、アメリカにとってどの方向性にも可能性を残す。
この折込が

相場にとって一番厄介・・


2014年7月16日水曜日

シリーズ、日本のリスク感覚  トウキョウバンドワゴン 



<仮想シナリオ>

2019年、X月Y日、 国民が期待した東京五輪を直前に、関東に大地震が発生。

施設はダメージを受け、東京の首都機能を失った日本は東京五輪を辞退・・・・・。

長くアメリカに住み、ふと日本を眺めたとき感じるのは、日本のリスク管理の発想の限界。

日本は世界に誇る規律正しい秩序がある。

だから最高の機能都市、東京を造ることが出来たと思う。

ただ逆に、そのリスク管理の発想は、その長所の領域に収まっている印象。

なんとか狭いスペースで、最高の答えを探し出そうとする。

ソレはソレで凄い。しかし東京の成功が、逆に仇となる可能性はないのだろうか。

マザーネイチャーは、日本のそんな器用さを、もしかしたらあざけ笑っているかもしれない。

あの東北大震災がシリーズの前哨戦だったらどうする。

そんななか、NHKでは、政府は企業に本社機能を地方に移すことを応援していることを強調。

どうやら国も東京集中のリスクに本腰をいれる様子。

ただし、背景は地方の人口減少を食い止めるためだ。

地方の人口が減り、実際に住めなくなると、ますます都市への人口集中が加速する。

このバンドワゴン現象に自然災害は致命的。個人的にはその方が心配だ。

ならば、まずは国家が行動すべき。政府は本気で首都機能を移すことを検討すべきだろう。

(ここではずっと首都機能移転の重要性に触れている)

個人的にはMEAN CENTERの岐阜あたりがいいと思うが、

自分(国)が率先せず、他人(企業)に期待しているようでは、真のリスク管理とはいえない・・

2014年7月15日火曜日

茶坊主と湯沸かし器















FEDの伝令のように、淡々とQEの効果を解説するリースマン。

一方リックは、イエレンがこのまま社会主義的な弱弱しい政策を継続すると、

アメリカは日本のようになってしまうと、感情むき出しでわめき散らしている・・。


この二人は、リースマンがCBOTに来たときも、広場の女神の前で激論をしていた。

NYのゲストに「俺たちは金融危機とは無関係」

「お前たちのように、FEDや政府から救済されていない・・」とリック。

後ろのシカゴのトレーダーは拍手だ・・



CNBCは単なる相場番組ではない。この国の民主主義のしくみを代弁している。

茶坊主のようなリースマンが、瞬間湯沸かし器のリックをあしらうことが多い。

だがリックを馬鹿にしてはいけない。

4年前、リックの激昂は、茶会党の大ブームを引き起こしたではないか。



ただし、リックは一つ間違っている。

何度もリックに伝えているが、彼はいまだに日本のことをわかっていない。

アメリカはどのケースでも、日本のようにはならない。なれないのだ。


イエレンがだらだらと救済を続ければ、貧富の差が広がり、この国は立ち行かない。

規制や社会主義的なバランスが日本化なら、激しいデモクラシーの米国ではそれも無理。

つまり、米国はデフレをダラダラ続けながら、平和的に国家を維持することは出来ない。


この国は、デフレの縮小均衡の篭城ではなく必ず戦に打って出る。

海外なら一つになる可能性もある。でも国内なら昔のように悲惨なことになる。

どの道、アメリカが日本のようになることは無い・・




2014年7月13日日曜日

 アメリカで流行らないドラマ  7月8日レター抜粋 








                

幹事証券がIPO(上場)をアナウンスしながら上場日を引き伸ばし、大勢を巻き込んで盛り上がりを演出することを「PUMP AND DUMP」という。たいていの場合、上場後下がるのでDUMP・・

アリババはなにやら8月に上場になっているようだが、ならば先回りしてモメンタム系に売りがでた雰囲気もある。米国と欧州金融機関の関係がギクシャクしているなかで、アリババの幹事構成はお寒い。

ところで、先週からTVジャパンでも「ルーズベルトゲーム」の放送が始まった。過去、この作者のドラマは下町ロケットと半沢直樹を観た。下町ロケットには素直に感動。また銀行経験はないが、市場を観ている立場から、半沢直樹をそれなりに楽しんだ。

そしてルーズベルト。最初の印象は「奇をてらった」タイトル。この内容に「ルーズベルト」というタイトルをつけるのは軽々しいという印象。この風潮では日本人が世界史の重要性に気づくのはますます遅れるだろう。

いずれにせよ、米国では融資を軸に物語が展開する半沢直樹やルーズベルトは経済のツボから外れている。なぜなら米国では銀行(融資)は企業の生殺与奪を決める存在ではない。ドラマの主役としてはインパクトに欠ける・・

いうまでもなく米国経済の根幹は直接金融。消費がGDPの8割になり、中古住宅の上昇が庶民の財布になってからは、銀行の役割は多様化したが、庶民のアメリカンドリームを支えたのは、モーゲージ関連の証券市場の発達。

そして若い企業を育てるのは前述のIPO。つまり半沢直樹ではなく投資家だ。

言い換えると、正義の定義が多様な米国では、銀行マンの正義は世の中の正義としては薄い。結局、これまでアメリカを支えた経済の正義とは、市場原理そのものだったと思う。

IPOなかにはデタラメの会社も混じる。FACEBOOKのように、最初から決議権がない部分IPOの変なガバナンスへ飛躍することもある。だが最終的に不正義は空売りで潰すこれが市場原理という正義

欲望のウオール街は善より悪が似合う。彼らとどう付き合うかは個人投資家の自己責任。まさにこの国の民主政治に自分の裁量で参加する自己責任。だからこそ、長年この国では民主主義と市場原理は車の両輪だった。

だがリーマンショック後のアメリカは変わった。中欧銀行が市場原理を歪め、市場をコントロールしている。そこはFEDへの信頼が前提となっている。これは性悪説が前提のアメリカでは異例。

いずれ米国は市場原理主義のフェアウエイに戻ってくるとして、日本は銀行主義。銀行に社会的責任を負わせる国民感情のまま、証券主義の米国の制度をやたらと取り入れている。

日本の銀行は国民が期待する正義感に縛られ、行動が限定されているのに、ルールはアメリカの圧力でけっこう開放された状態だ。ならばそこで自由に動きまわるのは誰だろうか・・

前向きに考えるなら、かっこいい日本の証券マンが活躍するドラマが日本では必要だろう。

でも半沢直樹の続編は、彼は証券子会社へ出向する物語らしい。証券物語でも銀行マンが主役になるようでは、その効果はあまり期待は出来ない・・

2014年7月11日金曜日

サッカー格付けと欧州支配 レター抜粋


        
         胸に星がついているナデシコ 男子は永遠に無理?


ワールドカップで優勝した国に与えられる星。各国のユニフォームの左胸についている。

ナデシコの胸にはこの栄光のエンブレムがあり、サムライと呼ばれる男にはない・・

まあ日本はどうでもいいが、欧州をみると、欧州支配の歴史を象徴しているようで面白い。

多い順に、

イタリア 4個 あのローマ帝国の偉大さからすれば妥当・・

ドイツ  3個 神聖ローマ後期からのヒトラーまでのドイツ人の影響力からすれば妥当・・

イギリス 1個 七つの海を支配した覇権国家も、大陸欧州への影響力は限定的なので妥当・・

フランス 1個 ナポレオンは偉大だったが期間が短いので妥当・・

スペイン 1個 カソリックへの貢献と大陸発見の影響力は偉大だが、脇が甘いので妥当・・


こうみると、星を持つ国は、皆少なくとも一時欧州の支配的国家なった経験があるようだ。

オランダは、スペインから英国に覇権が移る17世紀後半に経済で欧州をリードした。だが欧州を支配した国家という認識は無い。

その意味で、オランダ人には気の毒だが、昨日の敗北は妥当だったかも・・。

ギリシャも偉大だが、アレキサンダーは未開の地だった欧州に目もくれず東へ向かった。ギリシャが勝つのは難しいだろう。

では今日話題のポルトガルは? 

そもそもBESはすでに時価総額3ビリオン程度の銀行。アメリカから観みれば、FEDの緩和策終焉のシナリオが明確になり、バブル状態の南欧のジャンク金利をUNWINDさせる仕掛けだったように見える。

南欧ならスペインでもイタリアでもいい。だが今はワールドカップ期間中。星を持つかつての支配国家には、多少敬意を払ってもいいではないか・・・。(ジムクレーマーは、ブラジルが悲惨な負け方をしたので、旧主国のポルトガルが狙われたのではといったのは笑い)

一方今年の米株調整期間は、決算発表と重なる雇用統計の後からがジンクス。今日の売りは、欧州でQEを期待する筋が、ECBにQEをやらせるために米国のジンクスを狙ったのかもしれない。 

これで米国債へ回避は避けられず、フラットはもう一段すすむしかない。ただVIXを観ても、米株はパニックから程遠い状態。この話題がポルトガルがら最後フランスへでも飛び火しないかぎり、株の調整はイメージの範疇・・。


それよりも、決勝はドイツの4TH REICH(第四帝国)のスタートになるのか。それともメッシがそれを阻止するか・・

第一帝国、ハプスブルグからの神聖ローマ
第二帝国、ビスマルクの頃のドイツ帝国
第三帝国、ヒトラーのナチスドイツ
第四帝国、? 

サッカーも然り、あまりにもドイツが強いと、ドラギもQEに踏み込むのは簡単ではないと思う。
なぜなら、そもそも欧州は米国と違って銀行融資が重要。

個人的にはだからQEより先にマイナス金利を選んだと考えているが、証券重視の米国でさえ、QEは実体経済に利かなかったといわれる。なら強いドイツが、本当にQEに同意するのか疑問。

QEで一番潤うのはマネープレーヤー。彼らと、経済もサッカーも弱くなった南欧は、ドイツの第4四帝国確立を阻止するために、アルゼンチンを応援するしかない


                 この人たちを忘れてはいけない


2014年7月9日水曜日

神話の崩壊 レター抜粋

          



もしかしたら、
今日は歴史に残る日になるかもしれない。

少し前も触れたジャーマンシュプリーマーシー。前回の4THターニングでも起こった現象。ただし今日は、ドイツの強さのまえに、ブラジルのサッカー王国神話はバブルだったという印象。

考えてみれば、ロナウド、ロナウジーニョ リバウド カカ ロベルトカルロス・・などがバリバリだった頃と比べ、ネイマール以外の個人は中の上だ。スコラリ監督は、そのチームに、昔のような自由奔放のサッカーをやらせていた。

そのチームからネイマールが抜け、守備の要のシルバが出場停止。これでは体格に勝り、技術がしっかりしている上に組織が機能しているドイツに歯が立たないのは仕方がなったのだろう。

それにしても、ここまでの国家の侮辱は、アメリカに原爆を落とされた日本。コルテスに占領されたアステカに匹敵する民族の敗北。いくら陽気な国民性とはいえ、ブラジルは大丈夫だろうか。

一方米国では、ニューヨークタイムスの「すべてはバブル・・かもしれない」の衝撃が走った。

内容には多少違和感がある。金融市場はかつてのようなレバレッジでバブルになっているのはではない。流動性がありすぎ、行き場を失って正常な価格機能を失っているのだ。

にもかかわらず、まだ一部の中央銀行はいくらでもマネーをするぞとの構え・・・。

これまで金融市場では中央銀行には逆らえない。逆らうな。が常識だった。だがすべてがバブルだとしたら、それは価格ではなく、中央銀行の神話がバブルだと思う。

そのバブル論に挑戦したのが、衝撃作「アルキミスト」を書いたニールアーウィン。ここでは何度も取り上げている名前だ。

いずれにしても、今日の衝撃はスポーツを超えて、少し嫌な予感がする・・

ニールアーウィンの全文

http://www.nytimes.com/pages/todayspaper/index.html

2014年7月8日火曜日

日米関係の真髄、携帯電話の絆




アメリカは日本人の律儀さに驚嘆している。今の時代、こういうことが外交には重要なのだろう

2014年7月7日月曜日

今そこにある危機






  ずっと集団的自衛権の話をしてきたが、今そこにある危機はやはりマザーネイチャー。

金融危機後に批判されたグリーンスパンの舵取り。要因のひとつはカテリーナだったと思う。

           
           
                (ドイツ銀証券の資料引用)

 今の先進国はインフレの雨乞い。中央銀行という祈禱師が魔術で雨雲を呼び出している。

  そして、やっと雨雲がやってきたと思ったら、きたのはとんでもない台風だった・・

 という展開を、市場は最も警戒すべきだろう・・




          

                  

2014年7月6日日曜日

レター抜粋 独立記念日の基本・高貴な実験 

 (マネー原理プロが再開できないため、引き続きこちらにレターを掲載します。)


 <高貴な実験>   


          



どうやらこの後も株にシステム利食い入らない模様。やはり、バークレイズのダークプール問題の影響が大きくHFTや売り仕掛けを得意とする人々は夏休み・・

(注)バークレイズのダークプール問題は以下を参考
http://www.nanex.net/aqck2/4656.html


ところで、どこから見てもすばらしい雇用の数字。これでイエレンも妥協するのか。もしこれでも利上げを渋るなら、彼女は「高貴な実験」を再現することになる。

)雇用が彼女の満足いくレベルになるまで緩和策は続ける。
)市場の安定のためにレギュレーション強化で対応する。

これは「禁酒法」と同じ「高貴な実験」だ。もしこの実験をするなら、個人的にはそれは失敗、返って悪を増大させると観る。

20年代は、禁酒という高貴な理想を掲げ失敗。返って悪であるランスキーやカポネの隆盛をもたらした。

イエレンの登場はこれからがあの20年代を示唆?、バブル崩壊は、そのあとかもしれない・・



From: Osafumi Takizawa
Sent: Thursday, July 03, 2014 7:26 AM
Subject: FW: TAKIZAWAレター < 独立記念日の基本 >


 ダウの17000に意味はない。既に昨日からラッセルやナスダックが息切れ示している。

HFT調査や欧州銀行の縛りなどの影響もあり、前回の雇用統計は無風だった。今回は、期が変わった4月どうように、数字に関係なく、発表後、決めうち的なシステムの 売りが株に入るかどうか。
 
 ここまで株を支えたのはFEDのQEとソレに伴うボラの死滅。 堅調な数字よって、QEの終了が ボラを復活させるかどうかがポイント。


 <独立記念日の基本 >

        

 アメリカの独立記念日の本質は、勝てば官軍、負ければ賊軍であること。

日本人が尊敬する今のアメリカは、日本人が大嫌いな反逆者(REBEL)の勝利の結果だ。

フランスの助けもあり勝つことができたので、この反逆者たちは今は建国の父と呼ばれる・・。

そこで、独立記念日の基本ととして、以下のことを触れておきたい・・


1 トマスジェファーソンが書いた独立宣言は、憲法を越えてアメリカの歴史的公文書の中で最も  価値があるとされる。

2 内容は、ロックの思想をベースに個人の自由と尊厳、共和制による民主主義の実現。

3 ジェファーソンが始めた政党が民主共和党。組織としては現在の民主党の源流。

4 州に主権、緩やかな合体として国家があると主張するジェファーソンの民主共和党に対し、
  英国との関係を維持し、州の独立性よりも強い国家形態を主張するAハミルトンが対立。
  これが米国の2大政党の始まり。

5 ジェファーソンの考えはジャクソンに引き継がれ(ジェファーソン、ジャクソニアン思想)
  このときに、大きな政府の否定 中央銀行の拒否 金融カルテルの否定が浸透。
  (現在のTEA PARTY)


6 南部を中心にしたジェファソンージャクソニアン思想(A)と、ハミルトンの流れの東海岸の親  英ビッグビジネスの(B:ホイグ派)の伝統的対立。そこにオハイオ イリノイ ウイスコンシ  ンで盛り上がった奴隷解放を主張するリンカーンなどの新しい共和党の流れC) ・・
 
  (A)と(BC)連合の対立が南北戦争へ・・

7 南北戦争後で敗北したジェファソン・ジャクソンニアンは、テキサスから中西部より西へ広がり  現在  の共和党保守派を形成。一方でホイグや派やリンカーンの流れを汲むエスタブリッ  シュは、共和党の中で保守派とTEA PARTYとは一線を画している・・

8 一方組織的にはジェファーソンを源流とする民主共和党は1870年~1900年の共和党全盛  のギルド時代の反動でウイルソンからの急速にリベラル化。現在の民主党のコア思想が始ま  る。

9 結局独立宣言をした頃の二大政党は現在の共和党に集約(ABCの合体)。ギルト以後、   新移民層、黒人層、都会型リベラル思想の綜合体が現在の民主党を構成している・・



そういえば日本では集団的自衛権の考え方がこの7月から変わった。日本も(米国の庇護から)独立に一歩近づいた。

平和ボケの象徴のような祝日を無理やり造るのは辞めて、いずれはちゃんとした独立記念日を造るほうがよい・・。