2014年7月16日水曜日

シリーズ、日本のリスク感覚  トウキョウバンドワゴン 



<仮想シナリオ>

2019年、X月Y日、 国民が期待した東京五輪を直前に、関東に大地震が発生。

施設はダメージを受け、東京の首都機能を失った日本は東京五輪を辞退・・・・・。

長くアメリカに住み、ふと日本を眺めたとき感じるのは、日本のリスク管理の発想の限界。

日本は世界に誇る規律正しい秩序がある。

だから最高の機能都市、東京を造ることが出来たと思う。

ただ逆に、そのリスク管理の発想は、その長所の領域に収まっている印象。

なんとか狭いスペースで、最高の答えを探し出そうとする。

ソレはソレで凄い。しかし東京の成功が、逆に仇となる可能性はないのだろうか。

マザーネイチャーは、日本のそんな器用さを、もしかしたらあざけ笑っているかもしれない。

あの東北大震災がシリーズの前哨戦だったらどうする。

そんななか、NHKでは、政府は企業に本社機能を地方に移すことを応援していることを強調。

どうやら国も東京集中のリスクに本腰をいれる様子。

ただし、背景は地方の人口減少を食い止めるためだ。

地方の人口が減り、実際に住めなくなると、ますます都市への人口集中が加速する。

このバンドワゴン現象に自然災害は致命的。個人的にはその方が心配だ。

ならば、まずは国家が行動すべき。政府は本気で首都機能を移すことを検討すべきだろう。

(ここではずっと首都機能移転の重要性に触れている)

個人的にはMEAN CENTERの岐阜あたりがいいと思うが、

自分(国)が率先せず、他人(企業)に期待しているようでは、真のリスク管理とはいえない・・

0 件のコメント: