2012年12月21日金曜日

<倫理と知識の順番> 真マネー原理プロから


資本主義のフェアウエイ

アベマリアトレード・・こちらではアベノミクスをクリスマスの時期にちなんでアベ マリアと読んでいる・・

2012-12-21 00:22:11 -

今年の暗い顔

TIMES誌もせっかく「今年の顔」選ぶなら、もう少し明るいオバマにしたらどうだったのか。一部の市場関係者は、来年をクリントンが再選を決めた1996年とダブらせているのがわかる。

2012-12-20 01:14:15 -

年末相場の特徴

結局アップルが下がるなかでRIMが買われる。GOOGLEが止まる中でFACEBOOKが買われる・・

2012-12-19 23:31:57 -

今日のフィスカルクリフINTRADE

添付のチャート、これに連動するsp指数は予想不可能・・尚、それ以下はこちらの企業向けコメント「CIAの本当の名前の抜粋」(ご参考)


<倫理と知識の順番>

ニコニコしながら「株高にはいちいちコメントしない」とした安倍さん。なるほど、一度失敗すると、マスコミ対策も勉強の跡がうかがわれる。それにしても、今回の自民党の圧勝は、真面目な野田さんを自爆テロ解散に追い込んだタイミングが全てだった。ならばこの3年間、下野した自民党の代表として粘り強く民主党を追い詰めてきた谷垣さんが報われなかったのは日本人的には残念。そんな損得勘定が働いたのか、細野氏は民主党の代表戦に出ないという。野田さんが相場的駆け引きを持ち込まなかった結果がこうなら仕方が無いか・・。

さて、ナシーブニコラスタレブは本日「世界を安全で素晴らしい処にするためには、Knowledge(知識)をEthics(倫理) の前に置くなと」警鐘している。またJガンロックは、ポリシー(政策)がファンダメンタル(実体経済)を歪めるようになった今、次のダウンサイドはある意味で終局である覚悟が必要。そして、恐らくソレは起こると警鐘をしている。

今の市場でこの二人より客観的にリスクを語れる人は少ない。彼らの警鐘はシンプルで共通している。易しく言うと、株はコモデイテイー(商品相場)になったという感覚だろう。来年の株高説の根拠である10兆ドルの待機資金と12~15倍のPERは、歴史的な賃金格差と中央銀行によるマネー供給、更にこれまで許された海をまたいだ会計処理(減税)という、どちらかというと非オーガニックの側面からの要因である。

そんな中でオバマ政権は株価を維持しながらも賃金格差是正と税制の抜け道は閉じていく。また最近のゴールドの値動きは、金融緩和アナウンスは麻薬としての効果があまり効かなくなってきたことを示唆している。これはいずれ株のインデックストレードにも適応されるルールだ。

個人的に日本は時間を稼ぐためにも、今は哲学(倫理)よりも戦略を優先する時とした。少なくとも日本株の勢いと円安はまだまだ序盤と思える。だが先に倫理を無視して戦略に特化した米国がこれからどうなるかは別の話。そこを分けて考えるのが来年の相場観のカギだろう。

日本はやっと同じテーブルに着いたが、他のプレーヤーとは適度な距離を保つ事が鍵。具体的には、リスクオンの資金移動は相対評価でテキパキと、ただし全体では終局に巻き込まれない大局観。同じ人間がこの二つ情報を発信できないので、投資家は情報ソースのバランスを・・


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