2013年8月16日金曜日

スキンゲームの覇者、 ミスター キャピタリズム





                  

「スキンゲーム」とはバフェットが最初に言った言葉 らしいが、日本に帰った時、TV東京で「何でも鑑定団」がまだやっていることに驚いた。

リーマンショックの前、アメリカにはムーディーズとS&Pという「鑑定士」がいた。彼らは自分で商品を買わず、格付けだけををしていた。世界中の投資家がこの格付けを信じ、ボロ商品を買った。結果はご存知の通り。

彼らがまじめに格付けをしても、結果に責任を取らないなら無責任な仕事。ただ究極的には投資家の責任。では投資家は何を信じたらいい。スキンゲームとは自己資金を投入すること。バフェットは創業の際、自分の資本をプール入れることを投資家に強調した。

日本でも個人投資家を中心に投信の議論が盛んになっている。だがファンドマネージャーが自己資金を入れているかどうか、それをチェックするニーズの話をあまり聞かない。

デフレに悩む日本はまだ鑑定氏のニーズがある。できれば彼らにインフレを起こしてもらい、日銀がお札をすればよい。よってTV東京の番組はまだ有意義かもしれない。

一方アメリカでは、先日、終に本物のミスターキャピタリズムがCNBCに登場した。ヒストリーチャンネルのPAWNSTARは数年前にここでも紹介した。主人行のリックハリソンは鑑定士ではない。彼は自己資金でモノを買いソレを売る。彼はスキンゲームをしている。

高校中退の彼の知識はエコノミストや学者とは別物。歴史から芸術、おもちゃまで全てに通じている。ただ無理はしない。自分の知識を超えたものが持ち込まれると必ず専門家の意見を聞く。そして商売ではフェアなプライスを心がけている。

60年代まで米国ではPAWN SHOP(質屋)は庶民の金融の根幹だった。彼らは銀行のように中央銀行から紙幣を提供されているわけではない。大学で金融学を学んだ人も少ない。自分の肌で価値を感じ値段を決める。自分が負けても言い訳は一切しない。だから本物。

もちろんいつも儲かるわけではない。だが彼はどんな時もマーケットを提供する。だからヒーロー。個人的には彼こそがミスター・キャピタリズムである。

米国に来て20年。TV番組で全てを見たのはこのPAWN STARとソプラノスだけ。CNBCは彼を呼ぶのが遅かった。キャピタリズムの偽者が横行する時バブル再びはじける・・。


http://fw.to/alO87wI

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