2015年1月22日木曜日

QEマネーがただ?ならば、、その2 マネー原理プロの場合(部分抜粋)

          

人道やヒューマニズムは個の人間として基本的要素。しかし、世界を駆け巡る政治やビジネス。もちろん金融マーケットでも現実的な対応がすべて。

もっといえば、(日本以外の)現実世界では、愛という理想で統治するより、欲望や恐怖で統治するほうが、低ボラの意味の平和には近い。(限界点までは。それを繰り返すのが世界史)

そんな中、民主主義はカネで買える・・(バーニーサンダース上院議員)の肌感覚を感じるには、いよいよラストシーズンが始まるハウス・オブ・カーズがいい。
http://www.huffingtonpost.com/rep-bernie-sanders/five-years-after-citizens_b_6516246.html

名優ケビンスペーシーが演じるあそこまでの主人公は実際には想像できないが、彼以外のキャラはそのままワシントンにいるだろう。

そういう米国では、ISISに身代金を払うことはテロに屈する・・・ことになる

米英は表向きはテロに屈しないという姿勢。しかし、身代金は払わないが、全く妥協しないかといえばそれはノーだ。大きな意味では常に相対的に判断している。(実際に証拠はある)

またそもそもあのフランスが、なぜ身代金を払うのだろう。パリの事件の後でも国内向けのポリシーを変えない姿勢と矛盾しないか?

脅しに屈するように見えても、身代金を払えば「取引」は成立する。「取引」が成立すれば、なんらかのパイプが出来る。

国際情勢の先は判らない。今日の敵が明日の味方。なんらかのパイプが出来れば、次の別の局面では使えるかもしれない・・。

NHKのニュースでは、後藤氏の立派なヒストリーが紹介されていた。なにやら湯川氏には少し違った反応も感じられる。

アメリカは、過去の実績も尊重するが、未来の可能性も無視しない。自分の失敗を本にすれば誰かが読む。テレビで恥を晒しても、其処から学ぶ姿勢をみせれば評価される。

この国は過去だけで判断しない・・

いずれにしても、フランスも払った身代金以上のリターンをどこかで考えている。これが負けない先進国の外交だろう。

QEをやっている国は、所詮マネーはただ?なんだから、マイナス金利の債券を買わなければならない境遇と、テロに身代金を払わなければならないばかばかしさは同じ。どちらも良いことではない。

大事なことは、なぜこんなばかばかしい事態になったのか。ちゃんと、頭のいい人たちが考えているかが重要だと思う。ここは臥薪嘗胆。

払った身代金以上の対価を、国際情勢の次の重要ポイントで生かせるか。マイナス金利の債券を、隣のトレーダーより安く買った喜びに浸るか。

安倍さんは、よくよく頭を使った対応をしたほうがいいと思う・・

0 件のコメント: