昔のことをほじくりだされると、実直なドイツ人にも限界が・・
反日プロパギャンダ。ブレマーも、共和党を非難するために利用・・
2015年2Qは、戦後70年の記念式典があちこちで始まる。勝った連合国側、負けた同盟国側が、それぞれの今の立場を正当化する。
終戦直後、戦勝国のギリシャの敗戦国ドイツへの経済援助は、現在の価値で、今は救済される側のギリシャの負債の11%~17%になるという。だからドイツがギリシャに柔軟性を示すのは当然と主張するギリシャ。
それだけでなはない。ヒトラーの欧州支配において、ナチスの正教国への残虐性は、カソリック国より酷かった。その意味で今のECB圏でドイツに強く出れるのはギリシャだけ(フィンランドは同盟国)
このギリシャとドイツのゲーム。どうみてもドイツに勝ち目はない・・
そして日本がらみでは、サンフランシスコ条約が、米国の都合のもと(日本にはラッキー)だった事実がぶり返す可能性。今の若い世代のアメリカ人は、このあたりのことをあまり知らない。
日本の首相が米国議会で堂々とスピーチをすることは喜ばしいが、スピーチの予定が昭和天皇の誕生日であることが既に一部で波紋を呼んでいる。
先のネタニヤフのスピーチをしかり。オバマ政権の意向と無関係に、共和党議会が主導する流れを米国の総意だと勘違いしてはならない。
そして最後にプーチン。5月の反ナチス戦勝式典は、ロシアがクリミアを併合したこと。またウクライナへの影響力維持が、プーチンからすればなぜ正当性を持つかを証明する場となる。
この地域まで攻め込んできたナチスを、1000万人以上とされる犠牲のもと、総力戦で打ち返したのは、スターリンの恐ろしい豪腕だ。
全体として2000万の自国民を殺し、必要ならさらに国民を犠牲にするとテヘラン会議で自慢したスターリン。民主国家のチャーチルとルーズベルトは、スターリンの豪腕を認めるしかなかった。
ウクライナからバクーにかけてナチスの敗戦が、太平洋側での日米海戦の趨勢を含め、第二次世界大戦全体の転換点になった事実は動かない。
このような過去を忘れた頃、4thターニングの振動が始まる・・(もう始まっているが)