2008年5月18日日曜日

老人の負の遺産

16日付の日経新聞にサブプライムの損失上位が出ていた。そこで気づいた事がある。米系ではCITI メリル AIGが突出している。実は、この3社には共通項があった。それはあのエリオットスピッザーである。

お気づきの人もいると思う。この3人は何十年にも渡り、会社に君臨してきた70歳代の経営者。彼等は会社で中興の祖と言われた。しかし2003年の不祥事を受け、全員スピッザーによって強制的引退を強いられた。

競争の厳しいWSで、70歳にまで近隣するのは異常。しかし「中興の祖」ゆえに社内の突き上げはなく、結局スピッザーによって仕方なく去るまでは皆が強権を維持していた。彼らの強制的引退は突然だっただけに、会社は慌ただしく代わりのトップを決めた。

そして唐突にトップになった経営者がプレッシャーの中で取った手段。それがサブプライムだった・・。

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