2012年10月19日金曜日

横井さんと蓮池さん


<真マネー原理プロから>

グーグルショックと道徳

いろいろ手違もあったようなGOOGLEの決算発表。ただ数字は間違いようだ。添付の表をみてもアップルとGOOGLEの下落はヘッジファンドには痛打。

2012-10-19 03:44:13 -

人の信用とシステムの信用

中国の指標発表を受け、米国では習近平政権で首相職が見込まれる李克強が昔言った・・・


2012-10-18 23:00:15

グレンハバード氏という矛盾

住宅の売り態勢に入っている身として、4月同様10月に入れば住宅の数字は失速するのではないかと恐れた。だがこの数字は嬉しい誤算


(写真はWIKIPEDIAから)

今再びブームだという横井庄一さんと、NHKのクローズアップ現代に出た蓮池薫さんがダブった。
もともとどことなく風貌が似ている。そこに何十年におよぶ望郷の念。二人からは、母国を客観的に観る眼を感じた。そして、蓮池さんはこれまでしゃべってこなかったことをはじめて話した。其の中に驚くべき分析力を感じだ。

本当は2週間で北朝鮮に帰ることを条件に帰国したという。にもかかわらず、子供が人質になることを承知で日本にとどまる決断。あの時点で北朝鮮が拉致を認めた重みと、金正日が日本に期待するものをはかりにかけ、北朝鮮は子供は必ず返すという結論に達したという。

拉致され、子供が出来てからは、子供が北朝鮮で安全に生きることだけを生きがいに考えてきたという蓮池さんの決断を、奥さんのゆきこさんは信じられなかったという。自分のおなかを痛めた母親には出来ない決断。だが蓮池さんが子供を誰よりも愛していることを一番知っているのもゆきこさんだった。ゆきこさんは蓮池さんの決断に従った。これも凄い決断だと思う。

蓮池さんは、食糧危機の90年代後半、必死で生きる北朝鮮の庶民に「人間の素の力」とすがすがしさを観たという。そういえば横井さんのサバイバル術本の中では、ジャングルで素足で暮らすうちに、靴底のように固く進化した足裏の皮膚は、帰国して7年後には完全にふやけてもとに戻ったとあった。

横井さんも 蓮池さんも望んだわけではない。だが与えられた環境で、人間の本能の力を試した経験を持つ人々だ。インベストに必要な客観性もまずは素を知ることから始まると考える。したがって薬づけ容認する人々が語る客観性は、本物というより、トレードの材料に過ぎないだろう。

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