2014年9月30日火曜日

ウイナーズサークル マネー原理プロ再開のご連絡、

ご連絡、休止中だった「マネー原理プロ」を10月1日より再開します。
紆余曲折の結果、プロバイダーは以前と同じレジマグです。
従って、原則こちらへのマネー原理プロの掲載は今後はありません。

前回よりも、読者とのメールのやりとりを重視するため、料金は高めに設定しました。
(月・8500円 基本平日は毎日配信、 メールでの質問回答も同じく)
また希望者には、WEBのUPDATEの前に、ご指定のメールアドレスへEメールで
レターとして送信します。 

相場に関する内容は、基本的に前と同じです。
ただ債券から、株とVIXへ軸が変わっています。

トップステップのダニーライリー主催のライブチャットのUPDATE。
もしゴールドに再び妙味が出れば、ゴールドの情報もアップします。
(1470割れで終了宣言したままなので)

過去トラブルはありませんが、コメントの内容やメールは、免責条項を添付します。

いずれにしても、不特定大多数を対象にした内容ではありません。
ウイナーズサークルを目指す、セミプロ以上向けの内容です。
もしマネー原理の読者のかたで、ご興味のある方は、
以下をご参考に。


 < 本日のマネー原理プロ 4Q はベータ・チェースへ >


「The markets are clearly not being driven by the fundamentals but by the whims of hedge fund managers trying to make sense of the of the world's topsy-turvy economies,  」 
全体が topsy-turvyなので、ヘッジファンドの気まぐれでマーケットが乱高下している・・

まず、上に添付した今日のCNBCのジムクレーマーのコメントに賛同。
今日の株先の動きは、2010年から2012年のQE3の前の値動きを彷彿させた。

QE3が始まった2012年秋以降、VIXは上がってもせいぜい16~17。
しかしQEの終了を念頭に、VIXは、2012年ごろはあった、
何かあれば、26程度までは上がる相場へ準備体操をしていると考えるべき。

一方で今日のように、現物VIXが17、VIX10月が16台で始まると、
VIXプレーヤーは一旦現物VIXを売り(SPXオプション)、
10月か11月のVIX先物を買う「裁定」をすることが多い。
(10月より11月のCALLが買われている)

そのときインデックスは、逆ザヤが解消するまでショートカバーになることが殆ど。
いずれにしても、株は方向性ではなく、ボラで儲けられかどうか。

こちらでVIXマネジメントの第一人者といわれ、
Armorの同僚で、CNBCコントリビューター のBRIAN STUTLANDによれば、
現物VIXが16のとき、プレーヤーはSPインデックスは概ね1日の値動きは最大で1%を想定しているという。
ならば、仮に20を超えてくると、2%弱の変動。つまり概ねダウで300ドル前後の値幅が出るイメージ・・。
2012年までは珍しくは無かった。尚、GSは、大引けでSPを大量に売っていた。・・

http://www.cnbc.com/id/102030406

添付は、4Qはヘッジファンドはβをチェイスするので株は上がるという解説。
確かにこの2年は、すべての押し目買いは成功した。
だが、失敗したときにはその逆になる可能性に注意・・


From: Osafumi Takizawa
Sent: Monday, September 29, 2014 7:17 AM
Subject: FW: Takizawa レター < 上院マジョリティまで共和党はあと一議席の情勢 >

エバンスは公式の場より先にCNBCで喋っている。
「FEDは日銀の失敗はしない・・」

SPのサポートとして、先物で1962 1957 1948 1922、
1922からは反転を予想。


最新のWポストの分析では、上院のマジョリティまで6議席が必要な共和党は、
5席は概ね抑えたとしている。

残りの激戦5州のなかで、2州が有利に進めている状況・・

株はかならず共和党優位に好感する。
本格的に下がるのは、それで金利上昇の前倒しを認識、
サプリメントが無くなって、はじめて自分の体力を自覚したとき・・

http://www.washingtonpost.com/blogs/the-fix/wp/2014/09/26/these-five-races-will-decide-control-of-the-senate/

2014年9月29日月曜日

アベノミクスの風向き

         

         

http://www.nytimes.com/2014/09/27/upshot/the-benefits-of-economic-expansions-are-increasingly-going-to-the-richest-americans.html?rref=upshot&_r=2&abt=0002&abg=1


NHKのニュースは写さなかったが、国連総会での安倍さんのスピーチはガラガラ。せっかく良い英語だったのに、今の世界のテーマと、安倍さんのエネルギーのミスマッチを感じた。

その後の日本向けスピーチも、ヤンキースの田中や錦織選手の活躍を交え軽妙だったが、ライターの手詰まり感は隠せなかった。どうやら安倍政権はターニングポイントに来ている。

そんな中で安倍政権は女性が活躍する社会を目標に掲げている。世界ではヒラリーやラガード、イエレン議長等の主要なポストが女性になった。でも女性の活躍する社会の意味はもっと深い。

そもそも以前からリーダーになる女性は日本にも存在した。国連で活躍された緒方さん。亡くなった土井さんもそうだった。外資系企業でバリバリ活躍する女性も以前から大勢いたではないか。

ならばここで殊更女性が活躍する社会を掲げるのは違和感。リベラル化した外国のマスコミが言うほど、日本人女性は本当に不幸だったのだろうか? 


個人的には、国益に直結する女性が活躍する社会とは、移民を認めない以上、まずは人口減を食い止めるため、女性が仕事をしながら子供を沢山生むことができる環境だと思う。

保育園が足りないのは人口集中と関わる問題だが、老人の介護問題ばかりが取りざたされる中、子育て世代がネットで怪しいベビーシッターに頼らざを得ない状況はもっと由々しき問題。

極論すれば、未来のために老人には遠慮してもらい、3人以上子供生んだ若い世帯への優遇策(税金や公営住宅などの優先)、母子家庭への援助などを断行することで、真の意味で女性が活躍できる社会になると思う。


そうはいっても、安倍政権はアナウンス効果から始まった。あの「日銀総裁のクビを切ってでも」は、日本人よりも、日本の倦怠期をバカにしていた外国人を驚かせた。

でもそこまで海外の目を気にするなら、なぜ2度目の消費増税をしたいのか。増税は半数以上の米国人投資家には自殺行為に写る。

円安が急で、国内のマイナス効果が騒がれているので、米国の一部は日本全体の勢いに再び懐疑的になっている。そんなこんなで、今回こちらの報道で、安倍さんのNYでの動向をカバーしたものは無かった・・。


とにかく、アベノミクス2.0では、庶民の生活に直結する効果を優先してほしい。特に子供の貧困問題は、老人の医療サポートより優先されるべき課題だと思う。

そして添付の記事からは、アメリカの二極化もそろそろ限界を示している。富の再配分に向け、社会主義化の台頭は避けられないだろう。

周回遅れでアメリカの後を追う日本は、これから二極化のピークを迎える可能性が高い。安倍政権がソレを助長するなら、海外の短期資金が入り、しばらくは株は上がるかもしれない。

ただそれで日本人の幸福度が上がり、政権が安定するかは別。アベノミクスの風向きは、世の中の風向きとともにあっていいはず。そのために、国内の声をもっと聞く時が来た。さもないと、アベノミクス2.0は失敗の予感・・



2014年9月26日金曜日

緊急事態 (株の話ではない)

http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/198013.html




              

    失業率が低く、教育水準も高く、犯罪率も低い日本で、

なぜこんな貧困が起こるのか。

アメリカで貧富の差はエネルギー。
     
でも日本人はアメリカ人にはなれない。

その必要は絶対無い。
  
  だから日本をアメリカにしてはいけない。 

               

2014年9月25日木曜日

FEDの勝利の危険な香り   マネー原理プロから

 




最近「FEDは勝利した」と言う言葉を耳にする。リーマンショック以来、FEDの政策に批判的な保守派がゴ-ルドを推奨してきたが、結果的にゴールドは下がり、金融市場では、ドル高・株高・債券高になっている。

まさに90年代後半の再現が完成したことで、潤った一部の(反ゴールド)金融関係者が、保守派に対して勝利宣言をしているのだ。

一ついえるのは、90年代後半は、日本を除く先進国全体が右肩上がりだった。牽引したアメリカはクリントン政権。あの時は国民全員が潤った。ところが今は、先進国は右肩下がり。その中で相対的にアメリカの優位性が誇示された状態。

同じトリプル高でも、90年年代とくらべ、国民生活の中身は格差が開き、庶民の不満は予断を許さない状況になっている。

この差がビル・クリントンとバラック・オバマの宿命として、本日、CNBCに登場したカイルバスは、いつもようにFEDの政策を批判し、いつもように、日本市場の崩壊を予言していた。

そしてその彼に、ツイッターでジムクレマーが 噛み付いた。

「 FED HATERは、いつの時代も、どこにでもいる、どうしようもないバカな連中・・」

こんなことをクレーマーは言っていた。

ジャブジャブの金融政策を嫌う、西海岸からテキサスにかけての典型的保守派のカイルバスと、ニューヨークやをウォール街の利権を代弁するクレーマー。今はクレーマーが勝者の代表だ

ただシステムリスクとインフレ助長の大義のもと、中央銀行の政策が、結果的に格差拡大を助長した事実は否定できない。

政策は「負け組み」のためにあるべきではないが、FEDの政策で権益が守られた勝ち組の金融関係者も、たとえカイルバスの予言は間違っているとしても、このままでは、金融市場に災いが起こることぐらいは感じるべきだろう。

添付は世界へ飛火し始めたISISの影響。

添付は中東から離れたフィリピンでゲリラにつかまったドイツ人旅行者。本国が身代金を払わないと、彼らの首を切ると脅している。

アメリカが本格的シリアに空爆を開始したことで起こるべくして起こっているが、世界に様々な不満が充満する中、日本も他人事ではすまされない。

2014年9月23日火曜日

相場の神様の絶対条件

         
              ドラマでのケネディーとナッキー

         
               本物のケネディとナッキー   
          



1920年代の狂乱的好景気。禁酒法下の米国が舞台の「ボードウォークエンパイア」がいよいよ最終シーズンを迎えている。

アトランティックシティーをアメリカを代表するリゾート地へ発展させたナッキー・トンプソン。実話として、白と黒の間で、客は「酒と女と博打を楽しむためにここにやってくる」とゆるぎない信念を貫いた彼は、脱税で10年の刑期を終えると、地元に戻って余生を過ごした。

前シリーズまでは、密売酒の元締めとして、ナッキーがルチアーノやカポネが台頭するギャング社会にも絶大な力を誇示したストーリーが展開された。そして重要な脇役だったアーノルド・ロスタインが殺されたあとに舞台が飛んだ最終章では、代わりにケネディー(シニア)が加わった。

「ロスタインはメジャーのホワイトソックスが八百長をしたブッラクソックス事件の首謀者。華麗なるギャツビーやフィールドオブドリームなどに登場し、現実として、ジェシーリバモアも最大の影響を受けた人物として、相場関係者には伝説の大物・・」

貧しいアイリッシュ移民として財を成したナッキー・トンプソンとケネディ(シニア)はお互いに名前は知っていたという設定。二人の接点の史実記録は見つけられなかったが、ケネディーも、酒に手を出した記録はある。ならそれなりに繋がっていたと想像してもいいだろう。

先週の放送で、その二人が食事をするシーンがあった。


ナッキー 「君も相当なギャンブラーだね」

ケネディー「そうだね。でも僕はリスクは嫌いだ。だから賭けはリスクをとってからやるんだ 」

ナッキー 「どうやってそんなことが出来るんだい」

ケネディー「 簡単さ、もちろんイカサマだよ。株式市場とはそういうものだろ・・」


ケネディは大暴落の前に株を全部売り抜けたことで有名。この時代、真っ白な人と、真っ黒な人と、グレーな人が、それなりに入り乱れてバブル景気を支えたわけだが、大統領になったルーズベルトの凄いところは、このケネディーを初代のSEC長官に任命したこと。

グレーゾーンのケネデイーを、鳴り物入りでスタートしたSECのトップにすることに反対する意見もあった。だがルーズベルトは、証券の悪を捕まえるには、その悪の実態を知るグレーの人間が最適であると言ったとされる・・。(ドラマの舞台は1931年、SECは1934年設立)



そんななか、リーマンショックから6年が経ち、ホルダー司法長官は、ここに来てやっと金融危機を招いた大物の金融関係者の起訴が近いことを表明した。

オバマ政権は、TOO BIG TO FAILの状態で起きてしまったシステム危機を回避するため、まずウオール街を救済した。その不満はいまだ庶民の中にある。

危機後の緊縮財政で、共和党が管轄当局であるSECとCFTCの予算を大幅に削り、随分時間がかかったが、中間選挙の前に、民主党と政権としても大物を起訴しておく必要があるだろう。

加えて、財務省は、米国企業が、法人税逃れのために海外の会社と合併する抜け道を塞ぐ行政指導(法案?)を近々発表する。これらは株にとってマイナス要因だ。

一方でカルパースがヘッジファンド投資を止めると宣言したように、20%の成功報酬をとりながらインデックスに勝てない膨大な2流ヘッジファンドは、焦りからか、アルファを求めてこの夏はアリババとアップルのバンドワゴンに殺到した様相。

ならばその顛末も含め、今年4Qの株式相場は面白そうだ。








2014年9月20日土曜日

 アンダードック精神 



アリババ上場の本日、わざわざ取引所の会長もフロアーに来て、資本市場には米中の壁は無いことを証明した。主役は、アリババのジャック・マー氏と孫さんだった。

個人的には懐疑的だったが、マー氏の話しぶりで、彼のロードショーがなぜ成功したか判った。
彼は孫さんの子分という雰囲気はなかった。むしろ、子分になるなら、京セラの稲盛会長。

マー氏が実際に稲盛会長を尊敬しているのは有名。ただアメリカの機関投資家は、稲盛さんの経営哲学はしらない。そこでそのイメージをアメリカ人にも伝えるため、フォレストガンプを持ち出したあたりは周到。

「皆で喜びを共有する」と熱く語るマー氏は、新鮮で、人間として信頼できる男に写ったと思う。

そして、この歴史的な日に、メインゲストとして、CNBCで堂々と明るい未来を語った孫さん。

ゆるぎない自信だった。元々孫さんは米・中の成長力は疑っていないが、懸念される政治問題も一蹴した。

「世界中、どこに行っても政治問題はある。それに挑戦するのがビジネスマン・・」インタビューのなかで、孫さんは「アンダーダッグ精神」を協調していた。

そういえば昨日、スコットランドの開票を見ながら「ブレーブハート」をまた観てしまったが、(5回以上観ている)歴史を変えたヒーローは皆アンダードッグだと思う。

ただし敵が多すぎると、いくらかっこよくてロマンにあふれても最後は死ぬ。投資するなら、そのモデルは、坂本竜馬より、岩崎弥太郎にしたい・・。

2014年9月18日木曜日

反逆者のテーブルマナー (マネー原理プロから)


         







          



スコットランドの国民投票は、出身国に関係なく、現時点でスコットランドに住む16歳以上全員が対象とのこと・・(CNBC)

ならどんな結果になっても、その後のUKは荒れそう。やっぱり全体として「欧州は売り、米国は買い」になるのはやむ終えない・・


< 反逆者のテーブルマナー >


高尚な公式晩餐会などに縁はないが、NYやシカゴの老舗フレンチの殆どは経験した。そこに正統派フレンチのテーブルマナーでナイフ・フォークが並んでいた覚えはない。その意味で、アメリカに正式なテーブルマナーがあるかは微妙だ。でも旅行者向けガイド本では、アメリカのテーブルマナーが載っている。

フォークは突き刺していけない。右手のナイフで肉を切った後、利き手にフォークを持ちかえ、その肉を口に運ぶとある・・」

周りを不快にさせない基本として、正統派フレンチの流れを汲んでいるようだ。ただウォール街を含め、21年の経験上、厳格な正統派フレンチのルールに拘る米国人は知らない。そもそも殆どのレストランでは鳥肉用と牛豚肉用のナイフの区別はなく、魚と肉のナイフも同じことが多い。

ただ自分が知らないだけで、上流階級やワシントンの公式晩餐会では、正式なマナーとルールが浸透している可能性もある。そこで米国流テーブルマナーのオリジンを調べた。

一番納得した解説は、独立時の米国は、英国以外の欧州から入植者がいたが、英軍との戦いで、フランスの援軍を受けた米国は、テーブルマナーでフランス流を採用したと言うもの。

正統派フレンチのテーブルマナーはイタリアのメジチ家が発祥。フランスのブルボン王朝が発展させたと言われる。一方で島国の英国は、ヘンリー8世も、エリザベス一世も簡単なフォークに手づかみでチキンを食べていた。

ならば100~150年後の独立戦争時、右手にナイフ、左手にフォーク持ち、切った肉をそのまま食べたのが英国将校だったとして、彼らと違うマナーを建国の父が好んだとしても納得。逆に言えば、それだけ駐留英軍の影響は、植民地の米国人の生活に浸透していた。

建国の父は他の米国人からはREBEL「反逆者」と呼ばれた。植民地の米国人の中には、英国に忠誠を誓う人も大勢いたのだ。結果的にREBELが独立を勝ちとり、建国の父と呼ばれるようになったが、王党派(英国支持)の米国人も大勢いたことは、今では忘れられている・・。







From: Osafumi Takizawa
Sent: Wednesday, September 17, 2014 6:33 AM
Subject:  Takizawa レター < 独立と成長へのプライド >







WSJのカルパース記事
http://online.wsj.com/articles/calpers-shows-masters-of-hedge-fund-universe-have-no-clothes-heard-on-the-street-1410903036


今 一度ソチ五輪のアメリカ代表のジャケットを紹介する。両ポケットにはこんな刺繍があった。(添付写真参照) 

Land of the Free
Home of the Brave 

この二つ言葉はインディペンデントの証明。自由には勇気が必要だといっている。

金メダルが目的のスポーツ選手には少し的外れだったと思うが、イギリスから独立することから始まったアメリカ人のプライドを喚起する意図があったのだろう。

この点で戦争に負けた後も、アメリカの支配下で心地よかった日本。恐らく、多くはなぜスコットランドは英国から独立したいのか理解するのは難しい。

映画、「ブレーブハート」では、イングランドからの独立を目指した実在の主人公ウイリアム・ウォレスは、ラストシーンで、「フリーダム」と叫んで死刑台の露となった。スコットランド人の仲間から、英国に彼を売った裏切り者が出たストーリーだった。

経済的効果は独立してみないとわからない。だから怖い。だが独立し、自由とプライドを勝ち取ることに過半数のスコットランド人が価値を感じるかどうか・・

そしてこの葛藤は、FOMCの場も同じ。

ゼロ金利とQEの庇護の下、米国さえも徐々にデフレマインドに染まっていくのを恐れる保守派。勇気持って金利にチャレンジするかどうか。危機対応から6年が過ぎ、攻防の本質は、経済理論を越えたプライドだと思う。

そんな今朝、ソニーの決算に絡み、日本ではまだCDが売れていると言う話題から、ジム・クレーマーは、日本は失われたDECADEではなく、失われたCENTURYになるのではないかと、日本をバカにしていた。

まったくもって余計なお世話である。

ただでさえ今ロシアと喧嘩しているアメリカは、日本のコウノトリなくしてどうやって宇宙ステーションを維持するのか。ボーイングとイーロンマスクが新しいシャトルの開発をしているが、日本の宇宙技術が凄いレベルにあることをアメリカは報道しない。

他にも、IPS細胞や水産技術力など、日本の技術力はアメリカでは殆ど報道されず、アップルを頂点に、いまだにソニーとサムソンの攻防で、日本の全体の技術力を語るのがクレマーのようなパンデイット。今彼らはアップルとアリババのバンドワンゴンでぎゅうぎゅう状態。

ただ「日本化」」という侮蔑の真意は無視できない。バブル崩壊ではしごをはずされた後、篭城が当たり前になった日本を、カムバックストリーが好きな米国が馬鹿にしたい気持ちは判る。

TPPを促進したい米国のビックビジネスは、日本が持つ技術力は知っている。でもあまり触れないはず静かに自分のものにするか、さもなく

ば潰す。日本の技術力は、アメリカの認可なしに世界で使わせない暗黙の縛り・・

アベノミクスの次の課題は、日本経済のフリーダムかもしれない・・

         

2014年9月17日水曜日

 素晴らしい(過ぎる)黒田節 


黒田さんは、「消費税を10%まで上げれば、老後が安心になり、国民は消費を増やす」と言ったらしい。

これを聞くと、日本は性善説の魂で、アメリカの制度を導入し、国家コンセプトは北欧を目指すといっているに等しい。

もし達成できれば、日本だけの偉業となろう。可能性は否定しない。一方で、すべてが中途半端に終わると悲惨な結果になりそう。その可能性も否定できない。

安倍政権は流れに任せるだけでなく、期待される具体的な効果と覚悟を、熱く国民に訴えるべきでは・・

2014年9月14日日曜日

美しい人  (マネー原理プロ抜粋特別号) 

             
                サヘルローズさんのブログより 
           
          

単刀直入に、この人は美しいと思う。

きっと、そういうヒストリーがあるのだろう。
       
そう思っていたら、今日のTVジャパンで彼女が出ていた。

NHKの2020年の東京オリンピックでの「おもてなし」の特集だった。

2020年はまだ遠い。リスク管理の観点では、それまでに何が起こるか判らない。

だが、日本社会が,多様化へ準備するのは意味がある。(まずTOKYOは)

そのための議論を今から始めるのは、五輪の成功に関係なく決して早すぎない。


たまたま生まれた年に、前の東京オリンピックは行われた。

この時は、敗戦からまず経済で立ち直り、一流国家を目指す日本の姿があった。


ずっと昔から、日本人しか住んでいない日本社会はガラパゴス。

だから、出来ることと出来ないことがある。

この時は、戦後20年で、日本人だからできた集大成だった。

なら次のオリンピックは、本当に、一流国家になるための試金石か。

ガラパゴスだが、人々は平和を愛し、独自の文化を大切にする。

そういう国が、海外の人を感動させれば、それは国を守る一つの武器となる。

ガラパゴスがそのよい面を残しながら進化するチャレンジ。

その日本に、こんな美しい人がいるのは、心強い・・



以下は12日のマネー原理プロから抜粋

< なぜイランは悪者なのか >


米国の朝、整理するのは欧州市場の中身。欧州が、全部上がる 全部下がるでない場合、
英国、ドイツ、南欧でどこがその日の市場をリードしているかが重要。今は、ドイツがリードしている場合はロシア・ウクライナ。南欧がリードしている場合はQEの構造。

このルールからすると、今日は、ハトのECBから、可能性としてのタカのFEDへ準備相場は概ね一段落。なにやら多少ウクライナの影響がある様子。ただスペインが下がると、新たにリスクプレミアムは上がる・・

入札後の米国債は、サポートが若干割れているが、10年は、このあたりから2.8%手前までは、
中長期的には買いのチャンスと考える・・
10yr yields meanwhile continue higher, along with Europ ylds, & 10-yr Treasury ylds look to be challenging key levels
ところで、オバマのスピーチを概ね共和党は歓迎し、民主党は複雑な思いでいる。それぞれ軍需産業やイスラエルとの関係もあるが、どうせなら、ISISを空爆しながらドサクサにまぎれてアサドも潰してしまえという過激な意見も。

オバマ政権はシリアへの空爆だけでは効果ないことはわかっている。その場合は、サウジとヨルダン、トルコなどに多国籍軍の編成を促すはずだ。

でも、そうまでしてシリアの後ろ盾のイランが憎い理由はなにか。この点で、一般の日本人が信奉する米国の正義は、全く整合性がない。

そもそも戦前から戦後にかけて、イランはBPが独占していた市場。しかしサウジのようなアラブ人ではないペルシャ人は、戦後一躍早く民主主義を導入、選挙で大統領を選んだ。(1950年代)

ところが、選ばれた大統領がBPから独占権をイラン国民に戻すことを宣言すると、MI6とCIAはこの大統領を追い出しパーレビを据えた。パーレビは米国からの武器で国民弾圧、イランの富は、主にパーレビと英米の利益になった。

この状態がイラン革命で終わる。米国大使館を押さえられたカーター政権は苦境に落ちる。一般的には、このあたりのドラマは、様々な実話ドラマを通して日本人も知るところ。

しかし、米国の正義の横暴の本番はこの後。まずカーター政権は人質の苦境を脱するため、資産凍結や貿易の禁止など、いろいろやった。

ところが、カーター再選を阻みたい共和党レーガン陣営は、この段階で水面下でイランに接触。
もしレーガンが勝った場合、米国のイランへの規制を緩めるかわりに、人質解放は選挙が終わるまで待つ密約をとりつける。オイルショック後の経済の困窮に加え、人質事件のダメージもあり、カーターは再選に失敗した。

そしてレーガンは国民から絶大な人気を得た一方、約束どおり、イランへの規制を緩和、禁止されていた武器輸出でイラン・コントラ事件を起こす。その前にはイスラエル救済のため、フセインにはイランを攻撃する様にそそのかした。イランイラク戦争をやらせながら、共和党は実に都合よく、フセインとイランをつかった・・。

そしてブッシュ政権のころになると、イスラムの中東は表面的にはアメリカに同調し、イスラエルを攻撃しないとしたサウジなどのスンニ王族国家と、米国に組しない強権的指導者の国に分かれていた。

イラク・フセイン シリア・アサド(父)イラン・ホメイニ・・・パパブッシュと共和党は、フセインを排除したあと、イランとシリアは米国の敵であると宣言して湾岸戦争に入った

ここで重要なのは、米国にとって真の敵はいつも国内にいるという大原則。レーガンがイラン大使館人質事件でとった裏工作は、真の敵が民主党だったということ。この仕組みを抑えないと、米国の国際情勢のインタレストは見えてこない・・


2014年9月13日土曜日

FOMCの参加者に聞かせたい発言・・



「(将来)上げることのリスクは、いろんなことで乗り越えることは可能だが、上げなかったことのリスクは、これはかなり難しいものがある・・」


                      消費税に対する谷垣自民党幹事長の発言

 



2014年9月12日金曜日

ビフォー&アフター


          
                   ビフォー
          
          

                   アフター




 


「 2001年9月11日の前より、今この地区には2倍の人口がいる・・」

「 レジリアンス・・・これがアメリカの強さである・・ 」 



               NY元市長 ジュリアーニ


 ジュリアーニのコメントはアメリカ的でカッコいい。

 だが、人間が努力しても、ビフォーより、アフターが美しくならないことがある。

 福島が元の姿に戻ったとき、日本の力は、アメリカの魅力を超える・・

2014年9月11日木曜日

9・11特別号、マネー原理プロ抜粋  重大なオバマの決断

                                     


過去、多国籍で湾岸戦争へ入ったパパブッシュ。セルビアを空爆したクリントン。不倫弾劾裁判での弁明のクリントン。9・11直後にメッセージを出したブッシュ。2003年にイラク戦争を宣言したブッシュを観てきたが、昨日のオバマのスピーチは、そのどれよりも重苦しく、アメリカの戦後の基本戦略が変わるかもしれない重大なメッセージだった。

わずか1年半前、間接的にアサド政権を攻撃したアメリカ。元々リベラルのオバマは戦争が嫌いだ。ただ国内の反イラン・親イスラエル派を抑えられず、とりあえずポーズはした。だが、直接空爆はせず、結果、共和党と民主党の両方から弱腰とたたかれた。

それから1年、攻撃する相手で全く逆のことをしなければならない事態。これだけでも前代未聞だが、ISIS撲滅宣言は、サウジの反発を覚悟しなければならない。

そもそもサウジは初代アジス・サウードがオイルを介してルーズベルトと結び、原理主義回帰を主張した三代目ファイサルがオイルショックを起こした。米国はキッシンジャーが飛んでオイルダラーの関係を築き、ファイサルが暗殺された後はずっと親米・近イスラエルとなった。(CIA説)

この表面的なサウジの親米・近イスラエルがこの30年の中東の基本として、アラブ春以降の激震に加え、シェール開発は、対抗策としてのサウジの中国等へのシフトという,近未来のオイルダラー終焉を含んでいた。

そして、ISISの掲げるワッバーフの原理主義は元々サウジの国是。テロ支援と親米の二枚舌だったサウジは、アメリカがISISに宣戦布告をした以上、親米を続ければ、自分たちがISISのターゲットになりかねない。矛先を宿敵ヨルダン等へ向けることが出来ても、ヨルダンが不安定になれば、今度はイスラエルはどうでるか。

結局、戦後から70年、平和主義が、ブーマー ジェネレーションx ミレニアルと移る過程で、先進国のリベラル化は、ワールドオーダーの多元化を促進し、ワールドオーダーの多元化は、最終的にはノーオーダー状態になる可能性が判ったといこと。ちょうど先週キッシンジャーが最新の寄稿でこのリスクを触れたが、個人的には、これがすっと主張している4THターニングの始まりだと考える。

ワールドオーダーの多元化は、中国やプーチンは虎視眈々とそのチャンスを狙うところ。米国の保守派はそうなることを恐れ、オバマも、そのリスクから(ワールドオーダーの混沌)、長年の米国の矛盾に自分で手を突っ込むことになった。

面白かったのは、スピーチ後、オバマの弱腰を攻撃してきた共和党保守のマケインやギングリッチの顔が曇っていたことだ。今回オバマは終わりを示唆していない。ISISの完全撲滅は大仕事、当然彼だけで終わらない。次の政権、その次の政権に、オバマは重大な責任を残した。これは、こういう状況にアメリカと自分を追い込んだこれまでのアメリカの矛盾に対する彼自身の怒りを感じた。ギングリッチとマケインはその意図を感じているようだった。 (マネー原理プロから)

いずれにしても、このオバマを日本が対岸の対岸の火事だと思っていると、その日本人の思惑とは逆に不幸な歴史はまたやってくるだろう。ノーベル平和賞を貰ったオバマは、ブッシュのイラク戦争には反対し、イラクとアフガンから撤退した。だが彼は大統領になる前から戦争自体は否定していない。

日本はこのアメリカと、軍事経済同盟を結んでいる重さを今一度考えるべき。日本の外では、戦争を否定しながら平和を主張することは「迷夢の酔者」。戦争はやらないにこしたことはないが、相手がいる以上、理想では安全は確保されない。

恵まれた日本の戦後世代は、自分の時代がどうだったかに関係なく、現実的なグローバル真理を次の世代に伝える責任がある。まさに自分はその恵まれた世代。時代の既得権益者で終わることは、最も非平和的で、無責任な行為だと考えている・・。


1.3m Chinese tourists visited Japan in July--a monthly record 
But 53% of Chinese expect their country to go to war with Japan (FT)      (イアン ブレマー)

英語力と交渉力 

Japan 40th out of 48 in average TOEIC scores


http://ajw.asahi.com/article/behind_news/social_affairs/AJ201409100042


英語は出来た方が良いに決まっている。

確かに英語の授業は改善の余地アリ。

でも、英語が出来る・できないより、

世界史の重要性を教えないほうが、

もっと深刻な問題・・。







民主党のグレイソンさえ反対。

「 貿易は、10年かけた貿易交渉より、半年の為替相場の方が重要・・  ボルカー 」

2014年9月10日水曜日

大成功の終わり

         




1ドル200円へ~


タイムフレームを聞かれたガンロックは、

最初は遠慮気味に10年以内と言い。

その後、半分の価値喪失は、3~5年で起こるだろうといい直した。


アベノミクス1.0のルール、「円安は株高」の雲行きが怪しい中、

彼の影響力からすれば、明日にも円安は株安(もしかしたら円債も)

が始まっても驚かない。日本株ロングの米国人を不安にするほど、

彼の予想は当たる・・。


いずれにしても、恐らくこれでアベノミクスは終わった。

ただアベノミクスは失敗ではなかった。大成功だった。

ガンロックの警告を無視するのではなく、そう考えることが重要。

アップルのようにアベノミクスの新バージョンを出せるかどうかで、

今後の安倍政権の真価が問われる・・

2014年9月9日火曜日

マネー原理プロから抜粋 スコットランドとバブルの関係 





            スコットランドの自慢のオーツクッキー    
         


英国王室ではケイト夫人がまたご懐妊。
どうやら日本の皇室より、後継者の心配はいらない様子。

そもそもアジア人が、イングランドとスコットランドの違いを感じるのは難しい。常識的には、五賢帝の一人、ハドリアヌスの城壁のせいで、ローマが去った後にもケルト文化が残った北部と(スコットランド)、アングロサクソンが進入した南部(イングランド)程度の認識。

英国は、隆盛の基盤となったチューダーからスチュアート王朝にかけて、直系の世継ぎがいない状態になった(エリザベスとアン)。その際血縁スコットランド王がイングランド王を兼務する状態を受け入れた。

ならばスコットランドには日韓併合的なアイルランドのようなイメージはない。ただしスコットランドがより貧しかったのは確かだろう。だから有能なスコットランド人はロンドンに出たはず。

その一人が「バンクオブイングランド」や、「南海会社」のビジネスモデルをイングランドに提案したウイリアムパターソン。

国債を原資にバンクノートを発行するアイデア。(バンクオブイングランド)
国家の権威で国王が国策会社にビジネスの独占権を与え、儲かること前提に株式を発行。民間を資本市場に参加させる仕組みを考えた。

これらのアイデアは、パターソンがスコットランドで失敗したダリアン計画が原型とされる・・。

スコットランドではできないことがロンドンならできる・・なんとなく現代にも通じるロンドンの魅力。(イングランドというよりロンドンの魅力)

結果、南海会社は国債を国家から引き受ける際のファイナンシャルエンジニアリングで、有利に株を発行し、ペーパー上の利益を出した。東インド会社が貿易である程度まともに稼いだのに対し、南海会社は殆ど実貿易をせず、金融会社としてポンジー業務に励んだ。

一方国家としても、国債が捌けるのでハッピーだった。(無から有を生み、アセットが上昇してソレが更に続く感覚は今と同じ)

しかし、一部の議員がバンクオブイングランドが南海会社に侵食されていることに危機を感じ、
さらに、この仕組みが一般化し、ロンドンではデタラメなIPOが隆盛となった。そこで、会社設立が限定される法案が制定された。これがバブルという表現の起源となった「バブル法」・・

その後、バンクオブイングランドからカウンタービットで窮地立たされた南海会社は自滅。我に返った参加者は投売りに転じ、株は一ヶ月で900から100まで下落した。イングランドとスコットランドが正式に一つの国家になったのはこの頃だ。

(パターソンのダリアン計画の失敗の影響もあるとされる)

南海泡沫事件では、国王をはじめ、政治家や民間人の全員が酷い目にあった、だが失敗から学んだ英国はその後覇権を握る。ただし、立ち直ったエリートと庶民の格差はさらに開いていった。それから世の中は300年が経ち、ふとみると、中央銀行と国家のポンジーが隆盛になっている。

2000年頃の実体経済はグローバルGDPでみると60兆ドル前後。それから14年。中国が台頭しても、グローバルGDPは80兆ドル弱だ。一方この間主要中央銀行のバランスシートは3倍、格差は開いた。

何度言うが、資本主義では格差は当然。英国の発展期から米国のギルト時代にも格差はとんでもなく開いた。ただこのころは民主主義が浸透し、全員に一票が与えられていたわけではない。

戦争が終わり、全員に一票が与えられたころからは、米国や英国では労働者へ軸が動き、株価は上がらなかったが中間層が増えた。個人的には、だから民主主義と資本主義は同時にワークしたと考えるが、その構図は危うい。

今は全員に一票があり、そして世の中の仕組みがインターネットで丸見え状態。ならば戦争でもない限りマルクスが勝つ。これはリーマンショック前からここで言っている警告。さもなくば、若者はISISに入るかもしれない・・ 

そういえばバフェットは、GDPに対する時価総額の割合を言わなくなった。
数字は創れる。だが本当に経済が成長し、ソレにふさわしく金融資産の価格があるのかどうか。
18日の選挙では、バブルの仕組みを英国に提案したスコットランド人のパターソンを思い出そう。


2014年9月7日日曜日

ミレニアルズの時代


         



テニスの試合を全部見たのはいつ以来だろう。

最後の記憶は、激闘の末アガシがサンプラスに勝った姿。すでに10数年前。


テニスの技術はわからない。だが錦織をみながら、希望が沸いてきた。

彼のようなミレニアルが100人出れば、真の意味で、日本の戦後は終わるかも。


「 もう勝てない人はいないと思うので・・」

いろんな分野で、こういう人が、次の日本 を引っ張ればいい。

そうすれば、安倍さんも、黒田さんも、お役ごめん。

世界を知った上で、こんな発言でができるのは、ベービーブーマーや

ジェネレーションXにはほとんどいない(世界を知らないで言う人はいるだろう)。


アメリカも、錦織を応援している。

  http://www.nytimes.com/2014/09/07/sports/tennis/kei-nishikori-reaches-us-open-final-beating-novak-djokovic.html?ref=todayspaper&_r=0  

殻を破って世の中に出る人を、米国は見守る度量がある。

でもこの国は本質は以下。いよいよシーズンがはじまる。

このスポーツを知らずしてアメリカを語っても、多分的外れ・・・




2014年9月6日土曜日

上を向いて歩こう




2014年9月4日木曜日

バブル記念日の教材









約300年前の9月3日は、英国のバブル崩壊が決定的になった日。

南海バブルと、実体経済に関係なく、QEで株価が上がる仕組みの本質は同じ。

本番はもう少し先だと思うが、記念日なので触れておこう。