2014年9月14日日曜日

美しい人  (マネー原理プロ抜粋特別号) 

             
                サヘルローズさんのブログより 
           
          

単刀直入に、この人は美しいと思う。

きっと、そういうヒストリーがあるのだろう。
       
そう思っていたら、今日のTVジャパンで彼女が出ていた。

NHKの2020年の東京オリンピックでの「おもてなし」の特集だった。

2020年はまだ遠い。リスク管理の観点では、それまでに何が起こるか判らない。

だが、日本社会が,多様化へ準備するのは意味がある。(まずTOKYOは)

そのための議論を今から始めるのは、五輪の成功に関係なく決して早すぎない。


たまたま生まれた年に、前の東京オリンピックは行われた。

この時は、敗戦からまず経済で立ち直り、一流国家を目指す日本の姿があった。


ずっと昔から、日本人しか住んでいない日本社会はガラパゴス。

だから、出来ることと出来ないことがある。

この時は、戦後20年で、日本人だからできた集大成だった。

なら次のオリンピックは、本当に、一流国家になるための試金石か。

ガラパゴスだが、人々は平和を愛し、独自の文化を大切にする。

そういう国が、海外の人を感動させれば、それは国を守る一つの武器となる。

ガラパゴスがそのよい面を残しながら進化するチャレンジ。

その日本に、こんな美しい人がいるのは、心強い・・



以下は12日のマネー原理プロから抜粋

< なぜイランは悪者なのか >


米国の朝、整理するのは欧州市場の中身。欧州が、全部上がる 全部下がるでない場合、
英国、ドイツ、南欧でどこがその日の市場をリードしているかが重要。今は、ドイツがリードしている場合はロシア・ウクライナ。南欧がリードしている場合はQEの構造。

このルールからすると、今日は、ハトのECBから、可能性としてのタカのFEDへ準備相場は概ね一段落。なにやら多少ウクライナの影響がある様子。ただスペインが下がると、新たにリスクプレミアムは上がる・・

入札後の米国債は、サポートが若干割れているが、10年は、このあたりから2.8%手前までは、
中長期的には買いのチャンスと考える・・
10yr yields meanwhile continue higher, along with Europ ylds, & 10-yr Treasury ylds look to be challenging key levels
ところで、オバマのスピーチを概ね共和党は歓迎し、民主党は複雑な思いでいる。それぞれ軍需産業やイスラエルとの関係もあるが、どうせなら、ISISを空爆しながらドサクサにまぎれてアサドも潰してしまえという過激な意見も。

オバマ政権はシリアへの空爆だけでは効果ないことはわかっている。その場合は、サウジとヨルダン、トルコなどに多国籍軍の編成を促すはずだ。

でも、そうまでしてシリアの後ろ盾のイランが憎い理由はなにか。この点で、一般の日本人が信奉する米国の正義は、全く整合性がない。

そもそも戦前から戦後にかけて、イランはBPが独占していた市場。しかしサウジのようなアラブ人ではないペルシャ人は、戦後一躍早く民主主義を導入、選挙で大統領を選んだ。(1950年代)

ところが、選ばれた大統領がBPから独占権をイラン国民に戻すことを宣言すると、MI6とCIAはこの大統領を追い出しパーレビを据えた。パーレビは米国からの武器で国民弾圧、イランの富は、主にパーレビと英米の利益になった。

この状態がイラン革命で終わる。米国大使館を押さえられたカーター政権は苦境に落ちる。一般的には、このあたりのドラマは、様々な実話ドラマを通して日本人も知るところ。

しかし、米国の正義の横暴の本番はこの後。まずカーター政権は人質の苦境を脱するため、資産凍結や貿易の禁止など、いろいろやった。

ところが、カーター再選を阻みたい共和党レーガン陣営は、この段階で水面下でイランに接触。
もしレーガンが勝った場合、米国のイランへの規制を緩めるかわりに、人質解放は選挙が終わるまで待つ密約をとりつける。オイルショック後の経済の困窮に加え、人質事件のダメージもあり、カーターは再選に失敗した。

そしてレーガンは国民から絶大な人気を得た一方、約束どおり、イランへの規制を緩和、禁止されていた武器輸出でイラン・コントラ事件を起こす。その前にはイスラエル救済のため、フセインにはイランを攻撃する様にそそのかした。イランイラク戦争をやらせながら、共和党は実に都合よく、フセインとイランをつかった・・。

そしてブッシュ政権のころになると、イスラムの中東は表面的にはアメリカに同調し、イスラエルを攻撃しないとしたサウジなどのスンニ王族国家と、米国に組しない強権的指導者の国に分かれていた。

イラク・フセイン シリア・アサド(父)イラン・ホメイニ・・・パパブッシュと共和党は、フセインを排除したあと、イランとシリアは米国の敵であると宣言して湾岸戦争に入った

ここで重要なのは、米国にとって真の敵はいつも国内にいるという大原則。レーガンがイラン大使館人質事件でとった裏工作は、真の敵が民主党だったということ。この仕組みを抑えないと、米国の国際情勢のインタレストは見えてこない・・


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