・・・・・・それはそれとして、そろそろギリシャの債務から、カリフォルニアの水不足にも注目してほしい。欧州の政治でギリシャは重要。でもギリシャ経済は25兆円。一方このままでは、農業などの経済活動に深刻な影響が予想されるカリフォルニア経済は250兆円・・。
そんななか米国の保守を代表する女傑の一人、カーリー・フィオリーナは(HPの元CEO)、80年代、リベラルが自然を守る、魚を守る・・などの抗議運動で、ダム建設などをことごとく阻んできたことが、今の水不足に繋がっているとしている。
(彼女はジェブに不都合があった場合、ヒラリーとの女性の頂上決戦では有力。或いはジェブの副大統領候補としても・・)
(彼女はジェブに不都合があった場合、ヒラリーとの女性の頂上決戦では有力。或いはジェブの副大統領候補としても・・)
http://www.washingtonpost.com/blogs/fact-checker/wp/2015/04/21/carly-fiorinas-claim-that-californias-drought-is-a-man-made-disaster/?wpisrc=nl_headlines&wpmm=1
原発が自然を破壊を起こすのは福島で確認済み。そんなことは当時でも想像できたはずだが、答えが一つではない論争を決めるが政治。その政治を動かすのがビジネス。つまり金。個人的にそこに異を唱えるつもりはない。
ただ市場を見る立場として、覇権国家アメリカの保守とリベラルの意見の違いが、グリッドロックを呼び、それが結果的に世界の株式を押し上げてきたこは見逃せない。
FEDはQEは止めた。でもまだハト派ががんばって保守派が要求する利上げを阻止してる。囲むのは、FEDがやったならということで、欧州や日本の中央銀行が追随した事実。これが今の市場の答えだ。
でも気がつけば世界の景色は変わった。下げるための政策金利がまだある中国と、基軸通貨国家、単一支配国家なのに、下げる金利がないアメリカ。ならもし今世界の株式市場が暴落した場合、市場はアメリカより中国当局に期待するしかないではないか。
30年前、ブラックマンデイ後の株式市場を救ったのは日本だった。(というより、ノムラだった)
でもそれで有頂天になったと思う。(その時代を知っている立場として)当事の日本は、アメリカがその後グローバルスタンダードを押し付けてくることに無防備だった。
日本の経過を見た中国。中国は完全なアメリカ型には乗らず、都合よく利用すればよい。矛盾は強引に蓋をする。民主主義国家だと難しいが、中国なら可能だ。
中間層が減ったアメリカと清濁を併せ呑みながら進む中国。どちらが有利か、ここでは情緒的な感覚を抜きの先見性を訴えた。欧州はバランスを取り始めたと思う(勿論中国にコミットしたわけではない)。
そんな中、再び米国の共和党と接近した感の安倍ジャパン。ならその共和党に今度こそ裏切られないようにしてもらいたい。戦前は人種問題でクーリッジに裏切られ、戦後は対中でニクソンに裏切られた。
そんな中、再び米国の共和党と接近した感の安倍ジャパン。ならその共和党に今度こそ裏切られないようにしてもらいたい。戦前は人種問題でクーリッジに裏切られ、戦後は対中でニクソンに裏切られた。
いずれにしても、単一覇権国家のアメリカで保守(タカ派)とリベラル(ハト派)の争いに決着が着かず、現状が続けば中国が優位になると思う。
理由は前述の通り、アメリカには下がる金利がない。これは冷戦後、アメリカが自ら敷いたグローバルスタンダードではジレンマ。
レーガン後の平和、アメリカの単独支配では、中央銀行のマネタリスト達が、実質と名目の金利差、成長力、インフレなどで金利を調整してきた。
しかしリーマン後、先進国はどこも金利が無くなってしまった。でもそのグローバルスタンダードでは、消費力のある国が政治でもレバレッジを持つ。
米国の保守派は、経済おけるブーム&バーストは、その後に悲惨な戦争などを起こしたとしても、新しい理論や技術革新をもたらし、それがアメリカの覇権確立の原動力になったと考える。
もしアメリカが覇権を維持したいなら、どこかで中国をディレイル(脱線)させる必要がある。でもどうやって?。アメリカが圧倒的に優位な部分は軍事力。
オバマ本人や大陸欧州は、最早アメリカの単一覇権維持に実質的なメリットを感じていない。でも米国の保守派はそんな事態は許さない。なら中国とアメリカ、本当はどちらが戦争を必要としているか。中国脅威論の裏も面白い。
保守が勝てば、死ぬべき人は死に、人口や秩序は保たれるかもしれない。逆に優しいリベラルが勝てば、彼らが恐れる環境悪化の原因となるガスは増えるのではないか。
どっちもどっちとして、消費型現代人が金利政策のグリッドロックを楽しむのもいいが、環境政策ではグリッドを止め、実際の行動しないと地球が怒リ出す予感・・
理由は前述の通り、アメリカには下がる金利がない。これは冷戦後、アメリカが自ら敷いたグローバルスタンダードではジレンマ。
レーガン後の平和、アメリカの単独支配では、中央銀行のマネタリスト達が、実質と名目の金利差、成長力、インフレなどで金利を調整してきた。
しかしリーマン後、先進国はどこも金利が無くなってしまった。でもそのグローバルスタンダードでは、消費力のある国が政治でもレバレッジを持つ。
米国の保守派は、経済おけるブーム&バーストは、その後に悲惨な戦争などを起こしたとしても、新しい理論や技術革新をもたらし、それがアメリカの覇権確立の原動力になったと考える。
オバマ本人や大陸欧州は、最早アメリカの単一覇権維持に実質的なメリットを感じていない。でも米国の保守派はそんな事態は許さない。なら中国とアメリカ、本当はどちらが戦争を必要としているか。中国脅威論の裏も面白い。
保守が勝てば、死ぬべき人は死に、人口や秩序は保たれるかもしれない。逆に優しいリベラルが勝てば、彼らが恐れる環境悪化の原因となるガスは増えるのではないか。
どっちもどっちとして、消費型現代人が金利政策のグリッドロックを楽しむのもいいが、環境政策ではグリッドを止め、実際の行動しないと地球が怒リ出す予感・・