2015年11月14日土曜日

日本は外国人観光客の安全確保を




             夫を支えるイギリスで生まれ育ったアサド夫人

アメリカ フランス ロシアのシリア空爆。みな表向きはISIS空爆を主張しながら、ロシアは反アサド勢力を空爆、アメリカはその反アサド勢力を応援、自分自身は中途半端だった。ならフランスは誰を空爆していたのか。少し前、ここではその情報がないとした。

もしかしたら、フランスだけ?本当にISISを空爆していたかもしれない。ただアメリカの後退、中国の台頭という歴史的変革期(今の4THターニング)をフランスがチャンスだと考えていたのは明らか。だから独自にロシアとの関係を探り、経済では中国をアメリカにぶつけ、ウクライナ問題ではロシア制裁の軽減を訴えていた。(ギリシャなどの欧州問題では、ドイツを矢面に立たせる・・)

フランスでの相次ぐテロはその代償?。少しまえ、イスラエル国防相が、「神殿の丘」を完全奪回すると漏らし、(丘にイスラエルの旗を立てる)ネタニヤフでさえたしなめたいうリポートがあった。(丘の管理はイスラムとユダヤ・キリスト社会の最後?の平和的バランス)

今回の事件ではレベルの高いVOXでさえ、ISISの犯行声明にいつもと違う違和感を示唆しているが、自分の頭の中では、ロシア飛行機墜落後、ドーピング、一転したFEDの利上げへのフリップ、そして先日紹介したビデオなど、すべてのツジツマが合ってきた。

http://www.vox.com/2015/11/14/9734794/isis-claim-paris-statement

そして早々に ローマ法王が第三次世界大戦などと発言し、イギリスがフランスを助けて戦争宣言。まるで十字軍の世紀に逆戻りしたような状況。

そんななか、見えない大きな力は、いろんな手段で先にロシアがシリアに入るのを邪魔し、ここで英仏が動けば、早晩、米国のコミットも本格的にならざるをえない状況が整ったと思う。

ではオバマ政権はどこまで自分でやるか。イランとどうしてもやりたいなら次の政権で、、、というとケリー長官の努力は時間切れの様相。

いずれにしても、フセイン・カダフィーと同じ運命になりたくなければ、アサドは早くロシアへ亡命したほうがいい。(個人的にアサド夫人のファンなので)

前述の様に、このいくさ、影で暗躍している勢力の中に、イスラエルのタカ派勢力があると個人的には考えるが(注、ユダヤ人ではない。くだらないユダヤ陰謀説は無用、ウクライナ以来、米国内のオバマ政権を支持する知的穏健派ユダヤ系と、ネタニヤフ的なタカ派イスラエル人脈の対立は顕著 )

めぐりめぐって、安倍ジャパンには、イラク戦争後と同じ追い風も考えられる。ただし債券をしこたま仕込んだ人たちは、2003年のバーショックを超えるショックに準備すべきだろう。もし金利が上がって株がビビッてしまうようでは、QE相場は、平和ボケ相場だったということ。

そして一番気になるのは、国内では十分警戒しているアメリカ人が、旅先の日本で狙われるリスク。

無事東京五輪が迎えられるかどうか。まだ磐石とはいえない・・


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