2015年11月17日火曜日

Night will fall

失った人命をコストと考えれば、ここからフランスは強い。逆にどんどん追い込まれそうなのは、難民で苦境に立つメルケルとドイツだろう。

人命をコストと考えるかどうかは、時代のサイクルの可能性がある。失われたモノは戻らない。ならコストをどう未来につなげるか。いつまでも感傷に浸る国と、冷徹に合理的に国益につなげる国の違いは、次の50年後にも、また大差となっているだろう・・

Night will fall (HBOドキュメンタリ映画ーから)

イギリスはこの映像を昨年まで公開しなかった。連合国の勝利が既に確定していた1945年6月、若い兵士にカメラを持たせ、ナチスのユダヤ人収容キャンプ場の開放をドキュメンタリーとして準備、監修にはあのヒッチコックを起用した鳴り物入りだったにもかかわらず・・
出演者のコメントからは、想像を絶する残酷 非人道的な映像に流石の米英も扱いに困った様子が想像される。ただし、米英がこの映像で「次」を考えていたことも事実。映像の最後、技術力では英米を上回る実力のあるドイツを(復興後)次の敵のソ連に対して有効に使う目的が示唆されている・・



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