2012年8月2日木曜日

メダルと国力

この話は前回北京の時にしたが、ゴールドマンサックスが認めるように、メダル獲得数が国力を現すなら、それは金メダルの数か、それともメダル総数なのか。実は北京から米国はメダル総数を基準に報道を始めた。

日本を含め、世界が金メダルの数を基準にするIOC方式を採用しているのに、米国はメダル総数を基準にするようになったことは違和感だった。そして今回米国は、独占放映するNBC筆頭に、3大ネットワークのABC・CBS。 更にWポスト NYタイムス WSジャーナルの3大紙、そしてFOXチャンネルとスポーツ専門チャンネルのESPNのすべてでメダル総数方式である。この米国でここまでメデイアの足並みにがそろうことはめったにない。(実はここが最大のニュース)

そしてこの報道をずっと見ていると不思議な気分になる、なぜなら女子柔道でも絶対的金メダル候補がバタバタ負けた日本が二日目から ずっと3位にいる。今日も日本の3位は磐石である。


ある意味さすが米国である。北京の前から米国では金メダルで中国に負ける予想が出ていた。事実そうなった。しかしメダル総数ではかろうじて中国を上回った。しかし今回はこのままではメダル総数でも中国に負ける可能性が高い。恐らく世界が直面しているのは、世界の構造が変る数百年周期の狭間。

だが米国に戦争で負け、その米国にチョコレートをもらってしまった人々がまだ健在で、そして米国がバブルに向かうレーガン後に米国に留学した人々が舵取りをしている今の日本は米国を盲信している。ならば日本はこのオリンピックからは世界基準の金メダル基準法式をやめ、米国方式を採用した方がよい。


そして世界3位のスポーツ大国=国力3位の大国として自分を鼓舞し、軍事も含め、世界の中でその役割を果たせばよい。そうすれば自然にデフレは終わる。まあソレをしないのが日本だ。それもよし、だがもしかしたら日本はこの米国の悪あがきにも気づいていないのかもしれない・・。
<米国方式>

Olympics Medal Count

CountryGoldSilverBronzeTotal
People's Republic of China179430
United States of America118928
Japan241117
Germany38213
South Korea62412
France53412
Russian Federation24511
Italy3429
Great Britain
< IOC標準 >

Medal count

RankCountry GoldSilverBronze Total
1 179430
2 128929
3 62412
4 53513
5 4015
6 38213
7 3429
8 3003
9 241117
10

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