2012年8月17日金曜日

THE DREAM ACT 夢という計算 



昨日米国在住の日本人向けに特集が放送された。戦時中コロラド州
知事として日系アメリカ人の苦境を救ったラルフカー氏の話だ。


米国全体が日系人を迫害する中、彼は憲法で保障された人権を守るという信念で、ルーズベルトの大統領令に逆らい、州知事として日系人を保護した。(他州からの受け入れ)結果、州民の反感を呼び、彼は政治生命を失った。


そのごしばらくして彼は亡くなったが、最後まで信念を貫いた彼は、今は最も偉大なコロラド州民として評価されているという。


一方添付の写真は週末シカゴのグランドパークに集まったヒスパニック系の若者たち。彼らは全員アメリカ人ではない。ステータスは不法移民。


彼らは6月にオバマが発表した大統領令「THE DREAM ACT」で一時的に身分が合法化される見込みのある若者たち180万人の一部だ。


「THE DREAM ACT」はヒスパニック票を狙ったオバマの選挙対策である。だから有効期限を区切っている。


メキシコからは毎日バラバラ死体のニュース。その数は異常。米国は麻薬王グズマンを仕留めるため、ビンラデインを仕留めたSEALSを準備したという情報もある。


現在メキシコから米国を目指す不法移民は減っている。だがこの国をを知った若者がメキシコに戻ることはないだろう。


ただ「希望」だったオバマをして「計算」ばかりが目立つ今のアメリカ。ラルフカー氏のような古きよきアメリカの正義は遠い過去になった・・。

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