2014年12月12日金曜日

アメリカオイル物語、大富豪と発明の関係

バンダービルド 

ロックフェラー

カーネギー

JPモルガン

フォード



人間が始めてオイルを使ったのは紀元前のバビロニアという説。武器に使ったようだ。

紀元後、バクーやペルシャなど、中東でその記録が散見されるがどれも断片的。

アメリカでは、ヨーロッパ人が入植するまえ、インデイアンが薬として使った記録がある。

19世紀に採掘がオハイオで始まったが、その頃のエネルギーの主役は石炭。

オイルに需要が生まれるのは、19世紀中旬、ランプとして使われるようになってからだ


この頃、アメリカの産業はバンダービルドの時代。

海運で身を起こした彼は、南北戦争の需要で鉄道に進出した。

アメリカで初の大富豪となった彼は、オハイオで精製業を始めたロックフェラーを援助した。

しかしロックフェラーの勢いを警戒し、途中から輸送料を吊り上げた。

窮地に落ちたロックフェラー。

しかし、それならと、彼は、大消費地まで自分でパイプラインを敷いてしまった。

バンダービルドは墓穴を掘った。彼の鉄道は価値を失い、鉄道株は暴落した・・


ここからアメリカの大富豪の主役はロックフェラーへ。

そのロックフェラーを追って、カーネーギーが鉄鋼で勝負に出た。

カーネギーはバンダービルドの下で鉄道を学び、

バンダービルドを追い落としたロックフェラーを超える目標を立てた。

この目標の達成でカーネギーを援助したのはJPモルガン。

彼は、カーネギーのUSスチールを莫大な金額で買い取った。(今の40兆円規模)


そしてJPモルガンは次はエジソンを援助。オイルランプから電球の時代が始まった。

再び窮地落ちたロックフェラー。今度は主力をランプからガソリンに切り替えた。

この後、ヘンリーフォードが大衆車を開発。ガソリンの需要は爆発的に伸びた・・


それから100年、エジソンの白熱電球は、日本人が開発したLEDに主役を譲る。

我が家にも青色LEDの恩恵がある。今年は室内の冬トマトに挑戦だ。
         
           
青色LEDを使ったささやかな実験   
     (エアルーム(原種系)ブランデーワイン・甘いのを掛け合わせた桃太郎・初めての赤丸) 

その青色LEDを開発した日本人3人のノーベル賞受賞式のニュースで、

米軍戦艦の主力砲が、コストが一発数千万円のミサイルから、

1発100円未満のレーザー砲に代るニュースをやっていた・・


数千万円から100円へ・・衝撃だ。

このレーザービームの基礎理論はアインシュタインが考えたものだという。

アインシュタインは、自分の正しさを立証するためにもノーベル賞が欲しかった。

ノーベル賞をとるために不仲だった妻と判れた。

自分の効率を考え、離婚を申し出る一方、ノーベル賞の賞金は妻に渡す約束をした。

彼らしい覚悟・・。


ノーベルは、人を殺す商品を売って財を築いた。

彼はその贖罪でノーベル賞を始めたが、その爆薬や砲弾の時代は、

1921年に念願のノーベル賞を受賞したアインシュタインから生まれたレーザーに

とって代わられる時代がすぐそこまで来ている・・

















0 件のコメント: