2014年12月5日金曜日

理想の国(地図からは真っ白なグリーンランド?)

     腐敗マップ 言論が自由でも、マニュピュレートを見抜けないなら意味はないが


TPPに関し、オバマは民主党左派を切捨て、来年早々、共和党議会と組むと表明。何度も言うが、これでTPPは決まり。もし日本がゴネれば、共和党議会から、日米安全保障条約の破棄の脅しがくるはず。アメリカは政権に関係なく、ビジネスが政治を牛耳っている。

そんななか、CNBCは安倍自民党は楽勝・・と報道した。ネタ元は読売・日経などにあった300議席だろう。まあドラギより、安倍さんの方が強敵は少ない・・。(面子を潰された黒田さんが、へそを曲げていないだろうか)

読売や日経の戦略は、典型的な共和党の選挙戦略と同じか。ここでは実態はどうでもよく、まずは投票に行くかどうか迷っている層に、投票にいっても意味がないと思わせる。結果的に保守が圧勝する。中間選挙で見たばかりの光景・・。

そんなことをせずとも、野党に実力がないのは、日本に二大政党制はいらないというシグナルだと思う。仮にそこそこの野党がまとまっても、共産党が核にならないなら、自民党とあまりかわらない。

そういえば、本当にソクラテスが言ったのか、あるいはプラトンが自分の意見を書いたのか判らないが、二人の賢者は、理想の国家体制を以下の順番にしている。

①すばらしい君主による君主政治
②優秀な少数による寡頭政治
③優秀ではない民衆による民主政治
④悪者による独裁政治

先進国としては他に類を見ない①の可能性がある日本で、わざわざ③に行く必要はない。③はアメリカのようなバラバラの人種や価値観が集まった国がしかたなく取る手段のベスト。(チャーチルによれば・・)だから、民衆をマニピュレートする演技や報道が発展した。

ただここまで情報が氾濫しても、今もマニュピュレートが簡単なことに正直驚いている。そして、今日のWSJの一面は、マーケットに関係ない黒人差別事件。彼らの怒りの根本は格差だが、問題を人種問題にしている間は、1%のブルジョアが独裁する民主主義は変化なし・・。

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