2014年12月31日水曜日

年末雑感 信実と真実


                                                  



毎年紅白歌合戦のリストからは世相がうかがえる。今年はMayJがいた。

なぜか彼女は批判されているようだが、デイズニーから認められたのは実力。

NHKも人気優先はいいが、本物の歌手と口パクの対決は別けた方がいい。

一方で、この年末年始は時代劇が殆どない。これも今の世相か。

アメリカではケーブルまで入れると、TV局はざっと500チャンネルぐらいはある。

この休みは、話題のマルコポーロを観るつもりだ。

コロンブスは、マルコポーロの東方見聞録に感化されインドを目指した。

スペインが彼を援助したのは、究極的にはビサンチン崩壊の影響が大きいという。

東西物流の交差点だったコンスタンチノプルがイスラムの手に落ち、

スペインは海上ルートを確保する必要に迫られたのだ。

それが、アメリカの始まりになった。


そういえば、日本史教育が、暗記から脈略重視に変わるという。

いいことだが、日本史が世界史の一部だということを教えなければ意味を感じない。

そのベースがないと、自分で世界を考えることはできず、永遠にアメリカを頼るしかない。

ただそのアメリカの政策はアメリカのため。絶対に日本のためではない。

安倍さんに期待するのは、その中で日本を負けないように導いてほしいということ


来年もいろいろあるだろうが、イベントではイランの核開発期限が重要だろう。

ここでアメリカ 欧州 ロシア 中国 そしてイスラエルはどう動くのか。

いざとなったら、メディアは政治いうことを聞くだけ、頼りにならない。

そんななか、最後のワールドマーケッツの出演で、来年へのメッセージを聞かれた。

思い浮かんだのはバートランドラッセル。


「 大切なのは、何を信じるかではなく、何が真実かである・・。 」


ただ相場では、何が真実かは関係ない。

重要なのは、周りや参加者が何を信じているかという信実

信実と真実。周期的な相場の終わりでは、信実が崩れ、真実が見えてくる。

レーガン後の消費中心経済では、困ったら、中央銀行が株を買い支えるのは、

正しいと信じられるようになった。なら人間社会において、

この信実が永続的な真実になるかどうか。最後は世界史との兼ね合い、

そして宇宙との兼ね合いだろう。(マザーネイチャー)

来年には、結果が見えてくると思う。

皆さん良いお年を・・






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