2007年6月26日火曜日

始点か終点か。バーナンケの真価

ブラックストーンの上場は、一昨年のGOOGLEの上場をはるかに凌ぐ注目度で皆が見守った。年初、GSのアナリストが、「米国は最早ヘッジファンド国家になった」との表現を用いたのが、米国がこれから「ヘッジファンド国家」として驀進するのであれば、このブラックストーンの上場は終点ではなく始点。いずれにしても今日の雰囲気は、個人的経験では80年代のNTT上場時の様なエネルギーを米国の関係者の熱気からは感じる。

このエネルギーがプラスになるのかマイナスになるのか。答えはまだ解らない。ただ共和党政権の時間切れも見据え、ここでは終点の危険性を絶えず意識してきたが、始点になる可能性が無くなったわけではない。今は流動性を背景に膨張した第三の世界、「クレジット」が初めての揺さぶりを経験している。実はこの案件に対する国家としてハンドリングが、ここが終点なるか、或いは新時代の始点なのかの分かれ目ではないか。

もし新時代にしたいなら、「フェアリー」バリューを維持する事である。この場合フェアリーは「FAIR」ではない。「FAIRY VALUE」と書く。この場合の「FFAIRY」は、日本書紀や古事記に書かれている神話や寓話、或いは「迷信」の意味。つまりそこではFAIR VALUEではなく、桃源郷としてのFAIRY VALUEが重要という皮肉である。ただそれは本来その価値を精査すべき格付け機関も参加者全体が与している仮想の世界だ。ならばそんな紳士協定の第三世界がいつまでも続くだろうか。

ベアスターンのヘッジファンド失敗を切欠に焙りだされたこの世界では、この先バーナンケの真価が問われる

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