2008年2月8日金曜日

スーパーチューズデイ・・そのあと

民主党は州の勝者が代議員を総取りをしない。従ってこのまま最後まで戦いが続く様相。しかし本選を見据えた場合、本来保守系白人が主体の圧倒的RED STATE(共和党の地盤)でオバマが幅広い層から得票し圧勝している。共和党にとってはNYやCAなどどうでもよく、(そこは勝てない)本選における決戦の場のオハイオをに向けてこの結果はやはり共和党にはオバマは恐ろしいと映るだろう。

しかし共和党に比べ、民主党の弱点は政党間の戦いとしての視点に客観性がない事。特にヒラリーの支持者層はBREAD&BUTTERと言われる話(生活に直結の話)で頭がいっぱいだ。そこでヒラリーはスーパーチューズデイ目前になりFORE CLOSURE(住宅ローン破綻)の危機にさられた層には5年間の金利凍結という市場原理を全く無視した話をついに持ち出した。CAの結果をみる限りこのメッセージは効果があった模様だが、市場原理からしてこんな無節操なアピールが続くと金融株は大変だ。

いずれにしても伝統的に共和党は民主党より早く候補者が決まり、敗者は直ちに勝者のサポートに回る。一方民主党は予備選はドラマとして盛り上がっているもののデッドヒートを続けた揚句にヒラリーが制すると、オバマを支えた若者や無党派は相当落胆する。そして彼らは本戦に興味を失うだろう。それがどちらに味方するかは説明するまでもない・・。

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