2011年10月5日水曜日

懐かしいナイキのCM 真マネー原理プロから

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今から11年前、20世紀から21世紀に時代が変わる時、ほんの数カ月の間だけ流れたナイキのコマーシャルがある。同時期、スポーツチャンネルのESPNは、その道のプロのスポーツ記者を対象に、「20世紀のトップアスリート50」の調査を行った。そこではマイケルジョーダンがベーブルースやモハメッドアリを押さえて1位に輝いていた・・。

そのナイキのCMは、新しい時代の幕開けと共に、新時代のヒーローがユニフォームを着て花道を歩きながらゆっくりと去っていくマイケルジョーダンを見送るという演出だった。ヤンキースのジーターが最初に見送る役。途中は覚えていないがナイキが最後にジョーダンを見送る役に抜擢したのがタイガーウッズだった。

そのタイガーが、昨日発表されたトップ50ゴルファーから終に外れた。そもそもタイガーがトップ50ゴルファーに入ってきたのは1996年。それ以来タイガーはゴルフを超えてマイケルジョーダンに代わりこの国でスポーツの頂点にたった。現象としてはジョーダンを超えたと感じた時があったが、それに伴ってタイガーの収入はこの国の株式指標と同じカーブを描いた・・。

さて、それでも自然の摂理として新旧交代は当然。だがそれを受け入れられないのが他ならぬ現代社会だ。当然だろう。人はどんどん長生きになっている。ならばこの矛盾をほどくために変わるべき社会の仕組みの方だ。だが、それはそれぞれの既得権益者が許さない。矛盾がほどけないまま、時代は調整を始めてしまった。これが今の本質ではないか。

しかし自然の摂理は必ず輪廻を起こす。そしてソレが歴史として引き継がれる。上がれば下がり、上がり過ぎたモノは下がり過ぎる事でやっと元に戻る。相場と同じ。個人的には摂理の力は一旦世界をレーガン前に戻すように働いているとずっと感じている。この国の住宅しかり。なぜならレーガン以降の変化があまりも急激過ぎた・・。

問題はこの間のコア層の変化だ。極め付きは言うまでもなく米国のベービーブーマー。彼らは彼らの両親が今の自分と同じ年齢だったころ持っていた矜持と価値感を失っている、その代表が貯金。買った資産が上がる事に慣れてしまった彼らは貯金が極端に少ないのだ・・。

そしてそこが日本の団塊の世代と決定的に違うところ。こちらで不景気は2四半期連続して成長がマイナスになることをいうが、摂理からすれば小さな呼吸のリズムでしかないこの程度の収縮活動さえ怖がっている・・。

はっきり言って、こうなると資本主義では救いようがない。FEDが何をしてもそれはレンブラントの死体の解剖写真の電気ショックの話。まあそれに一喜一憂するゲームが生業の金融は仕方ないとして、普通の人には、仮に時代が94年の前に戻っても自分は死なないイメージを今から準備する事を勧めたい。

つまりは来年あたりにダウ3000になっても驚かない準備。これは悲観の話ではない。なぜなら、次の新しい時代は、そこを生き残った人が創るからだ・・。





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