2011年10月10日月曜日

コミュニケーション能力 真マネー原理プロから

 小沢の4億円など、もともと大した話ではない。だが米国でも、更にそれ以下のレベルの「盗聴」でニクソンはやめざるを得なかった。結果、プロが観れば、米国の大統領の中でもベストファイブに入る彼は、一般のアメリカ人の評価はワーストファイブ。

 この裏にはコミュケーション能力がある。その象徴がレーガン。イランコントラという悪事の中枢のいたレーガン。古い話になってしまったが、元々米国は共産党政権を打倒するため中米の反政府ゲリラを支援していた。だがゲリラが住民を虐殺していると判ると、米国議会は政府援助を公式に停止した。
 
 ところが、レーガン政権はこの決定に従わなかった。そしてゲリラの援助の裏金の捻出に、国民には黙って仇敵イランに武器を売るという、カーター時代にイランに苦しめられた米国からすれば想像を絶するスキームを断行した。そしてそれが偶然ばれてしまうと、オリバーノースと言軍曹個人に責任を押し付けて終わりにしたのである。

 レーガンは国民に嘘をついたと認めたが、ソレを認めるスピーチで「事実は前回の私のコメントとは違う事が判った。だが私の心は嘘はついていない・・」甘くと語りかけてのがれてしまった・・。

 そして今、レーガンオブセションの共和党は、レーガノミックスの効果を謳って減税を譲らない。チェイニーは「レーガンは財政赤字は怖くない事を証明した」などと言ったが、2004年に同じ事をやったブッシュは、一時的に株のインデックスを上げただけで国家財政は更におかしくなった。
 
 そこにリーマンショック。結局オバマもブッシュで潤った金持ちを救うための政策を出しただけ。これでは若者は怒る。政治も滞る。そういえば、今の共和党は、レーガンは大減税の後で修正的部分増税もした事をあまり強調しない。その際レーガンはTaxという言葉を使わなかった。レーガンは代わりに「 Revenue Enhancment (増収)」を使った。

 言い換えればこれがコミニュケーション能力。まあステイーブジョブズが時代を変える前の牧歌的な話とはいえ、結局小沢もニクソン同様に、コミュケーション能力がなければ悪役からはぬけだせない事例となる予感・・。



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