2014年10月7日火曜日

 私戦予備および陰謀の疑いは・・集団的自衛権行使? 訂正

訂正

このブログを書いた後、米国はシカゴからシリアへ渡航しようとした若者を逮捕。罪状としては、米国に敵対するテロ集団に、協力または物資を提供しようとした罪。日本はISISと戦争中とは認識していないので以下のブログは変更なし 

<本文>

ついに日本でもISISへ参加しようとする若者が出てしまったようだ。ここでずっとテーマにしているように、今の世の中なら、時間の問題だったのだろう。ただ「私戦予備および陰謀の疑い」などという刑法があったとは知らなかった。

以前フランスの傭兵になった日本人のドキュメンタリーを観た。日本に飽きた若者が、危険なところに行って死ぬのは彼らの勝手だ。個人的には、今の段階ではフランスの傭兵になった若者と、今回の若者がどう違うのかわからない。

日本は国家としてISISを認めていない立場と認識している。その一方で憲法上は、外国での紛争にコミットしているわけでではないと考えている。

だとしたら、今の段階でこの若者がISISと結託して国内でテロを企んでいるなら逮捕。或いはかつての日本赤軍のように、他国で大量殺戮テロを企んでいても逮捕が妥当。しかし、さもなくば、段階があるべきだと思う。

まずISISに行ったら再入国を禁止にする警告。運よく生き残っても、日本に入国したら逮捕等。それを思想の段階で、それも海外での戦闘に参加するかどうかのレベルで国内で逮捕するのは、とても民主主義とはいえない。

500人以上の若者をISISに送り出したイギリスは、若者を駆り立てるロンドン在住のイスラム思想家を拘束してはいない。(今日のNC9)

そもそもここではISISの存在や、その残虐行為をいち早く紹介した。個人的にはとっくに怒りを通り越している。しかしその背景もろくに勉強せず、米国のやることを盲目的に追随、ないしは鵜呑みしているようなレベルにも呆れている。

(注、米国が本日逮捕者を出したので連携している可能性。それ自体は日米安全保障条約の範疇。だがISISに正式に宣戦布告をしていない日本政府は、集団的自衛権の行使として説明責任があるのでは)

そしてもしその延長で「私戦予備および陰謀の疑い」が恣意的に乱用されるなら、不安だ。
今回のケースはソレに近い印象。この事件に対し、普通の日本人はどう考えているのだろう。

日本は自分たちは平和を愛するピース国家といいながら、アメリカの横暴には間接的に加担してきた。これは賢くも卑怯でもある。

加担するなら堂々と加担するべきであり、加担しないなら、アメリカにきちんと意見するのが独立国家の最低ライン。日本の民主主義が、米国べったりで、臆病な、事なかれ主義の、村八分のルールかどうかが試されていると思う


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